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Yamareco

記録ID: 3721478
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ハイキング
日光・那須・筑波

荒海山

2021年11月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:37
距離
10.9km
登り
1,191m
下り
1,187m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:26
休憩
1:11
合計
7:37
6:56
186
10:02
10:33
11
10:44
10:59
26
11:25
11:50
163
行きの沢沿いの道でGPSが一部不正確な軌跡を描いています。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
会津高原尾瀬口駅の少し先から林道に入り、広い空き地のある八総鉱山跡まで車で入りました。部分的に砂利道ですが、道路状態は良好で走りやすかったです。
コース状況/
危険箇所等
台風の甚大な被害で数年間登山不可だった山ですが、序盤の沢沿いの道にその爪痕が色濃く残っており、登山道修復に尽力していただいた地元の方には感謝するばかりです。
沢沿いの道は何度か徒渉しますが、水量は問題がなく、多数ある案内標識やテープを目印に進めば大丈夫です。
沢を離れた途端にロープ付きの急登が待っており、尾根に乗った後はしばらく巻き気味の樹林帯アップダウンが続いて、帰りもなかなかしんどい区間です。
最後はロープを頼って登り下りする本格的な急傾斜の岩場が控えていて、うち一箇所は下りの足の置き場に難儀する状況でした。それを登り切ると、胸がすく大展望が一挙に広がり、この爽快感はまことに劇的でした。
標高差の割にはなかなかハードな行程で、足場が滑りやすいと危険度が増すので、十分な準備をした上でアタックすべき山だと思います。
携帯電話(au)は、沢沿いの道では不通ですが、尾根に乗ると通信可能です。
鉱山跡に車を停めてスタートします。
2021年11月07日 06:56撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 6:56
鉱山跡に車を停めてスタートします。
林道を少し進むと登山口の標識と登山届ボックスがありました。
2021年11月07日 07:01撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 7:01
林道を少し進むと登山口の標識と登山届ボックスがありました。
沢沿いの道の後半では、台風の影響と思われる崩壊状況が散見され、被害の甚大さがうかがわれます。
2021年11月07日 07:20撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 7:20
沢沿いの道の後半では、台風の影響と思われる崩壊状況が散見され、被害の甚大さがうかがわれます。
濡れて大変滑りやすいコンクリートの上をロープを手繰って慎重に進みます。行きよりも下り傾斜の帰りの方が要注意です。
2021年11月07日 07:21撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 7:21
濡れて大変滑りやすいコンクリートの上をロープを手繰って慎重に進みます。行きよりも下り傾斜の帰りの方が要注意です。
沢を離れると陽が射してきて、終盤を迎えた紅葉の輝きが時折楽しめます。
2021年11月07日 07:47撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 7:47
沢を離れると陽が射してきて、終盤を迎えた紅葉の輝きが時折楽しめます。
急登の途中から目指す荒海山が正面に見えました。まだだいぶ遠いです。
2021年11月07日 08:03撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 8:03
急登の途中から目指す荒海山が正面に見えました。まだだいぶ遠いです。
登山口から1時間余りで尾根に乗りました。ここで初めて樹枝越しに西側の景色が見えます。
2021年11月07日 08:10撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 8:10
登山口から1時間余りで尾根に乗りました。ここで初めて樹枝越しに西側の景色が見えます。
尾根沿いのアップダウンの途中に東の展望地があり、この日初めての広大な景色に出合えました。左に七ヶ岳の一部も見えます。
2021年11月07日 08:33撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 8:33
尾根沿いのアップダウンの途中に東の展望地があり、この日初めての広大な景色に出合えました。左に七ヶ岳の一部も見えます。
右に昨日芝草山から望んだ男鹿山地もくっきり望めます。
2021年11月07日 08:36撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 8:36
右に昨日芝草山から望んだ男鹿山地もくっきり望めます。
荒海山を正面に捉えるスポットです。最後の急登はきつそうです。
2021年11月07日 08:49撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 8:49
荒海山を正面に捉えるスポットです。最後の急登はきつそうです。
最後の想像以上の急登の連続をこなすと、その先で一気にものすごい大展望が広がりました。七ヶ岳の全景が一望できます。
2021年11月07日 09:46撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 9:46
最後の想像以上の急登の連続をこなすと、その先で一気にものすごい大展望が広がりました。七ヶ岳の全景が一望できます。
山頂まであと一登りです。
2021年11月07日 09:53撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 9:53
山頂まであと一登りです。
山頂直下の質素な避難小屋です。
2021年11月07日 10:01撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:01
山頂直下の質素な避難小屋です。
念願の山頂に到着しました。
2021年11月07日 10:03撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:03
念願の山頂に到着しました。
まずは七ヶ岳を始めとする山々が目に飛び込んできます。
2021年11月07日 10:03撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:03
まずは七ヶ岳を始めとする山々が目に飛び込んできます。
三角点のある東峰の奥に男鹿山地などの絶景が広がります。
2021年11月07日 10:03撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:03
三角点のある東峰の奥に男鹿山地などの絶景が広がります。
右に見えるピークが昨日登った芝草山でしょうか。
2021年11月07日 10:03撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:03
右に見えるピークが昨日登った芝草山でしょうか。
正面に高原山が一際存在感を放ちます。
2021年11月07日 10:03撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:03
正面に高原山が一際存在感を放ちます。
日光連山も大変クリアに望めます。
2021年11月07日 10:03撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:03
日光連山も大変クリアに望めます。
西方の眺望は山頂から少し下った地点からがベストで、雪を抱いた燧ヶ岳や会津駒ヶ岳が樹枝に邪魔されずにすっきり望めます。
2021年11月07日 10:25撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:25
西方の眺望は山頂から少し下った地点からがベストで、雪を抱いた燧ヶ岳や会津駒ヶ岳が樹枝に邪魔されずにすっきり望めます。
南会津の山々の素晴らしい展望です。
2021年11月07日 10:31撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:31
南会津の山々の素晴らしい展望です。
七ヶ岳の山麓の集落やスキー場もはっきり確認できます。
2021年11月07日 10:31撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:31
七ヶ岳の山麓の集落やスキー場もはっきり確認できます。
軽いヤブ漕ぎを経て東峰に至ると、ちゃんと山頂標識がありました。西側の展望はこちらの方が上ですが、全体的な眺めの良さは西峰の方が優ります。
2021年11月07日 10:44撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:44
軽いヤブ漕ぎを経て東峰に至ると、ちゃんと山頂標識がありました。西側の展望はこちらの方が上ですが、全体的な眺めの良さは西峰の方が優ります。
西峰と次郎岳を振り返ります。
2021年11月07日 10:51撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 10:51
西峰と次郎岳を振り返ります。
このロープが2本ある岩場の下りが最大の難所でした。登る時から途中一箇所だけ適当な足場が見当たらず、ロープ頼みの力技で登ったので、下りはちょっと嫌だなと思っていましたが、やはり下りは苦労しました。岩が滑りやすくなっているので、万全を期して脇のヤブ伝いに下りて、何とか無事クリアしました。
2021年11月07日 12:16撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 12:16
このロープが2本ある岩場の下りが最大の難所でした。登る時から途中一箇所だけ適当な足場が見当たらず、ロープ頼みの力技で登ったので、下りはちょっと嫌だなと思っていましたが、やはり下りは苦労しました。岩が滑りやすくなっているので、万全を期して脇のヤブ伝いに下りて、何とか無事クリアしました。
紅葉はピークを過ぎていましたが、時折光線の加減で鮮やかな色づきが楽しめました。
2021年11月07日 13:40撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 13:40
紅葉はピークを過ぎていましたが、時折光線の加減で鮮やかな色づきが楽しめました。
例の大変滑りやすいコンクリートは、背中を向けてロープを手繰りつつ下りました。
2021年11月07日 14:09撮影 by  KYV35, KYOCERA
11/7 14:09
例の大変滑りやすいコンクリートは、背中を向けてロープを手繰りつつ下りました。
撮影機器:

感想

栃木県の三百名山の中で唯一登り残していたのが荒海山で、前からずっとチャレンジしたいと思い続けていた山ですが、台風の被害を受けて長期間登山禁止が続き、ずっと解禁の日を待ちわびていました。
数年間の登山禁止期間を経て解禁となった後も、なかなか遠征決行の踏ん切りがつかず、今年はもうチャンスがないかなと半ば諦めていましたが、11月にしては望外の温暖な鉄板快晴に恵まれて、ようやく念願の山頂を踏むことが叶いました。
想像以上にタフなルートで、まさに全身を使って登り下りするワイルドな山でしたが、山頂からの全方位の秋色の絶景は素晴らしいの一言で、栃木県の三百名山コンプリートの感激もひとしおでした。

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