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Yamareco

記録ID: 373864
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

榊山 - ってどこ?あるじゃない、長沢背稜長沢山の北にポツンと。(昭文社地図)

2013年11月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:01
距離
15.0km
登り
1,728m
下り
1,705m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:16
休憩
0:43
合計
9:59
6:28
222
スタート地点
10:10
10:10
42
10:52
10:57
10
11:07
11:08
30
11:39
11:41
70
13:17
13:30
68
14:38
14:59
90
16:30
ゴール地点
06:28 駐車場所
07:26 大黒尾根取り付き
07:46 P912
10:00 稜線(登山道)合流
10:55 タワ尾根の頭(滝谷ノ峰)
11:23 P1708
11:41 水松山
11:44 (ランチ) 12:44
13:17 長沢山(桶木ノ頭)
13:34 長沢山北東尾根分岐(下降開始)
13:46 P1590
14:10 P1358
14:26 P1223
14:40 榊山
16:16 尾根末端
16:30 駐車場所
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大血川渓流観光釣場の駐車場の更に上100mほどの林道駐車スペース。(3台)
先週は、大血川渓流観光釣場の駐車場に置かせてもらえましたが、今日は断られました。なんで?
コース状況/
危険箇所等
※ 長沢背稜以外の登り下りで利用した尾根は、登山道ではありません。安易に侵入してはいけません。

<大黒尾根への取り付き>
東谷林道を登っていくと工事現場で通行止めとなっており、迂回路(ケンカ平歩道)の案内がありそちらを進みました。先週通った時には通行止めには気づかず、工事現場の脇を通ったので、工事状況によって変わるのかもしれません。ケンカ平歩道はその後、林道に復帰するので、どちらを進んでも大黒尾根への取り付きに影響はありません。
ケンカ平歩道の方が歩いていて気持ちは良いと思いますが落石注意です。タマタマ私は、斜面の上を歩いていた鹿の親子連れに石(約10Cm)を落とされました。(>_<)
林道を進み、少し開けた左手に屋根だけの作業小屋がある手前から東沢に降り(写真参照)、鉄パイプで組まれた道沿いに進み堰堤から対岸へ渡りますが、1mほどを飛び越える必要がありました。
その後は道沿いに進み、現れた吊橋を渡った先が大黒尾根です。渡った先には右の沢(東沢本流?)沿いに踏み跡があったのでそれを辿りましたが、結局道は途切れてズルズルの急斜面を登る羽目になったので、吊橋を渡ったらすぐに尾根に取り付いた方が良いと思います。

<大黒尾根>
あいにく特筆すべきことはありません。ほとんど歩かれない尾根であるという基準に照らせば、問題なく歩けます。(^^;)尾根筋なので道迷いの心配もないでしょう。
コンスタントに登るというよりも、急斜面と暖斜面が交互に現れる印象でした。
稜線に乗った後、左(酉谷山)ではなく、右(タワ尾根の頭)に行くのであれば、稜線に乗る手前の1600m付近から南に進路を変えた方が登り過ぎてガッカリしなくて済みます。

<稜線合流 〜 長沢山>
稜線上を歩きました。危険な場所はありません。
タワ尾根の頭から先は初めて歩きましたが、意外に踏み跡が薄いと思いました。

<長沢山北東尾根 〜 尾根末端(ケンカ平歩道)>
下りで利用するのは、非常に危険です。地図読みや十分な経験はもちろん、下降器などの装備があった方が良いでしょう。登りでもかなりハードです。
長沢山付近からは多くの尾根が延びています。特に下り始めは尾根らしくないので、下るべき尾根をしっかり見極める必要があります。乗ってからも多くの支尾根があるので、こまめな進路確認をすべきです。
急斜面が多いですが、榊山を過ぎ尾根末端に近づくと、立ち止まっていることさえ困難なほどの傾斜になります。掴まる木も少ないので、私はロープを出し安全に配慮しました。
東谷林道は工事中です。下山地点を確認する目的もあり、今日は迂回路に進みます。
2013年11月23日 06:38撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
11/23 6:38
東谷林道は工事中です。下山地点を確認する目的もあり、今日は迂回路に進みます。
丸太2本に板を敷いてあるこの橋は、折れそうで怖かった。
2013年11月23日 06:40撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 6:40
丸太2本に板を敷いてあるこの橋は、折れそうで怖かった。
周回最後に降りて来る尾根末端です。最も降りやすそうな場所を確認し、GPSにウェイポイントとして登録しました。
2013年11月23日 06:43撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 6:43
周回最後に降りて来る尾根末端です。最も降りやすそうな場所を確認し、GPSにウェイポイントとして登録しました。
いい雰囲気。
2013年11月23日 06:48撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 6:48
いい雰囲気。
林道復帰後、この場所から東沢に降りて行きます。
2013年11月23日 07:07撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 7:07
林道復帰後、この場所から東沢に降りて行きます。
堰堤の中央の水を流しているところはジャンプ。
2013年11月23日 07:09撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 7:09
堰堤の中央の水を流しているところはジャンプ。
踏み跡を辿って行く。
2013年11月23日 07:13撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 7:13
踏み跡を辿って行く。
黒ドッケ沢から落ちる滝。落差は数m?
2013年11月23日 07:16撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
11/23 7:16
黒ドッケ沢から落ちる滝。落差は数m?
立派な吊橋があります。
2013年11月23日 07:19撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 7:19
立派な吊橋があります。
吊橋を渡った場所から対岸の様子。
2013年11月23日 07:20撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 7:20
吊橋を渡った場所から対岸の様子。
沢沿いの踏み跡を辿っていくと、大昔の橋の残骸が。
2013年11月23日 07:22撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 7:22
沢沿いの踏み跡を辿っていくと、大昔の橋の残骸が。
踏み跡は次第に消えていったので、止む無く尾根に向かって直登。
2013年11月23日 07:28撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 7:28
踏み跡は次第に消えていったので、止む無く尾根に向かって直登。
尾根を順調に登っていくと、1000mを越えた辺りにワイヤーが放置されていました。
2013年11月23日 07:59撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 7:59
尾根を順調に登っていくと、1000mを越えた辺りにワイヤーが放置されていました。
ずっと急登かと思いきや、
2013年11月23日 08:39撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 8:39
ずっと急登かと思いきや、
緩む場所もありました。
2013年11月23日 08:54撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 8:54
緩む場所もありました。
ストックが落ちてました。なんで???思わず谷側に何かを探しました。
2013年11月23日 09:41撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 9:41
ストックが落ちてました。なんで???思わず谷側に何かを探しました。
空が近い。もうすぐ稜線だ。
2013年11月23日 09:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 9:50
空が近い。もうすぐ稜線だ。
登山道に出ました。後ろの酉谷山には行きません。
2013年11月23日 10:01撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
7
11/23 10:01
登山道に出ました。後ろの酉谷山には行きません。
両神山と右には浅間山か。
2013年11月23日 10:20撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
7
11/23 10:20
両神山と右には浅間山か。
東京側の斜面の様子。どこでも歩けそうだ。
2013年11月23日 10:27撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 10:27
東京側の斜面の様子。どこでも歩けそうだ。
タワ尾根の頭への尾根筋。
2013年11月23日 10:42撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
11/23 10:42
タワ尾根の頭への尾根筋。
タワ尾根の頭。どうせ山名表示板は無いだろうと、右に巻き気味に登る。
2013年11月23日 10:52撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 10:52
タワ尾根の頭。どうせ山名表示板は無いだろうと、右に巻き気味に登る。
長沢山を目指し下る。
2013年11月23日 11:02撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 11:02
長沢山を目指し下る。
富士山アップ。手前の山は、どこだろう?
2013年11月23日 11:02撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
13
11/23 11:02
富士山アップ。手前の山は、どこだろう?
これがレコでよく見るヘリポートですね。決してお世話にならないようにします。
2013年11月23日 11:07撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
11/23 11:07
これがレコでよく見るヘリポートですね。決してお世話にならないようにします。
ヘリポートを迂回して尾根筋に復帰して振り向くと、酉谷山が見えました。
2013年11月23日 11:09撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
11/23 11:09
ヘリポートを迂回して尾根筋に復帰して振り向くと、酉谷山が見えました。
P1708付近。
2013年11月23日 11:18撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 11:18
P1708付近。
水松(あららぎ)山の巻き道。もちろんここも尾根筋を進みます。
2013年11月23日 11:29撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
11/23 11:29
水松(あららぎ)山の巻き道。もちろんここも尾根筋を進みます。
一旦は水松山だと思った小ピーク。
2013年11月23日 11:32撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 11:32
一旦は水松山だと思った小ピーク。
水松山。すぐ南にも、同じくらいのピークがあります。
2013年11月23日 11:42撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
11/23 11:42
水松山。すぐ南にも、同じくらいのピークがあります。
この辺は、窪みを挟んで尾根が二重になっている。風が弱そうな場所でランチにしました。
2013年11月23日 11:43撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 11:43
この辺は、窪みを挟んで尾根が二重になっている。風が弱そうな場所でランチにしました。
ここも登山道はピークを巻くみたいですね。登ります。
2013年11月23日 12:47撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 12:47
ここも登山道はピークを巻くみたいですね。登ります。
ここを登り切った場所から、南に延びる尾根を下れば天祖山ですね。
2013年11月23日 12:53撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
11/23 12:53
ここを登り切った場所から、南に延びる尾根を下れば天祖山ですね。
ピークを越え、広い尾根筋を長沢山に向かう。
2013年11月23日 12:53撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 12:53
ピークを越え、広い尾根筋を長沢山に向かう。
長沢山に到着。近いからと寄ってみましたが、だいぶ朽木が目立ちます。
2013年11月23日 13:17撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
11/23 13:17
長沢山に到着。近いからと寄ってみましたが、だいぶ朽木が目立ちます。
下山目標の16時まであと2時間半。気と靴紐をきつく締め直して下山地点に向かう。
2013年11月23日 13:22撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 13:22
下山目標の16時まであと2時間半。気と靴紐をきつく締め直して下山地点に向かう。
長沢山から200mほど戻った、登山道が右(水松山方面)に大きくカーブする地点が、下る尾根への取り付きです。
2013年11月23日 13:34撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 13:34
長沢山から200mほど戻った、登山道が右(水松山方面)に大きくカーブする地点が、下る尾根への取り付きです。
下り始めは尾根らしくないので、慎重に方向を確認。
2013年11月23日 13:37撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 13:37
下り始めは尾根らしくないので、慎重に方向を確認。
降りてきた斜面を振り返って。
2013年11月23日 13:43撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 13:43
降りてきた斜面を振り返って。
時々は、登りもあります。
2013年11月23日 14:00撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 14:00
時々は、登りもあります。
ハッキリした踏み跡は、人間のモノではないようです。
2013年11月23日 14:04撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 14:04
ハッキリした踏み跡は、人間のモノではないようです。
P1358への登り。
2013年11月23日 14:11撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 14:11
P1358への登り。
P1223付近に、作業道らしき道が分岐していました。(写真右から降りてきました。)
2013年11月23日 14:26撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 14:26
P1223付近に、作業道らしき道が分岐していました。(写真右から降りてきました。)
小ピーク。この辺りは地形が複雑です。進むべき尾根を頻繁に確認しました。
2013年11月23日 14:31撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 14:31
小ピーク。この辺りは地形が複雑です。進むべき尾根を頻繁に確認しました。
いよいよ榊山。
2013年11月23日 14:37撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 14:37
いよいよ榊山。
が、大いに期待外れ(笑)。どうということもないピークでした。
2013年11月23日 14:42撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 14:42
が、大いに期待外れ(笑)。どうということもないピークでした。
ある人のブログによれば、木の表皮に直接「榊山」と書いてあったらしい(2006年)のですが、見つかりませんでした。
2013年11月23日 14:45撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
11/23 14:45
ある人のブログによれば、木の表皮に直接「榊山」と書いてあったらしい(2006年)のですが、見つかりませんでした。
北の尾根を下ります。
2013年11月23日 15:00撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
11/23 15:00
北の尾根を下ります。
植林地帯に出て視界が開けました。
2013年11月23日 15:03撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
11/23 15:03
植林地帯に出て視界が開けました。
酉谷山と小黒。先週登った小黒に向かう尾根と、右の今日登った大黒尾根が一望だ。
2013年11月23日 15:04撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 15:04
酉谷山と小黒。先週登った小黒に向かう尾根と、右の今日登った大黒尾根が一望だ。
いよいよ傾斜が厳しくなってきた。
2013年11月23日 15:15撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 15:15
いよいよ傾斜が厳しくなってきた。
尾根筋の方が傾斜は緩いが、捉まる木が少ない。
2013年11月23日 15:22撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 15:22
尾根筋の方が傾斜は緩いが、捉まる木が少ない。
足元もザレていて滑りやすい。
2013年11月23日 15:28撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
11/23 15:28
足元もザレていて滑りやすい。
念のためロープ(10m)を使い、数mずつ下りました。
2013年11月23日 15:42撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 15:42
念のためロープ(10m)を使い、数mずつ下りました。
降りてきた斜面。
2013年11月23日 15:47撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 15:47
降りてきた斜面。
最後まで急斜面です。尾根が広くなってからは、朝登録したウェイポイントに向かって慎重に下りました。
2013年11月23日 16:11撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/23 16:11
最後まで急斜面です。尾根が広くなってからは、朝登録したウェイポイントに向かって慎重に下りました。
林道の工事現場が見えます。
2013年11月23日 16:16撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/23 16:16
林道の工事現場が見えます。
無事、ケンカ平歩道の予定の地点に降りることができました。
2013年11月23日 16:17撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
11/23 16:17
無事、ケンカ平歩道の予定の地点に降りることができました。
予定の16時は過ぎてしまいましたが、明るいうちで良かった。長沢山は寄るべきではありませんでした。
2013年11月23日 16:19撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
11/23 16:19
予定の16時は過ぎてしまいましたが、明るいうちで良かった。長沢山は寄るべきではありませんでした。
車に戻ると、もうすぐ暗くなるというのに、まだ2台残っていた。大丈夫でしょうか。
2013年11月23日 16:30撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
11/23 16:30
車に戻ると、もうすぐ暗くなるというのに、まだ2台残っていた。大丈夫でしょうか。
撮影機器:

感想

先週に引き続き、今日も大血川にやってきました。リベンジです。

どういうわけか、今日は大血川渓流観光釣場の駐車場は利用させてもらえなかったので、東沢林道ゲートを左に見やり数十m登ったスペースに止めました。話し方に問題でもあったかな?

酉谷山の南西約300m付近の稜線に登り詰める尾根は大黒尾根と呼ぶそうですが、先週、酉谷山で会った方から聞いていたので、スムーズに取り付くことができました。先週は思い込みから尾根を間違えてしまいましたが、大黒尾根末端より、だいぶ東沢の下流で東沢を渡る必要があったので、思い込みが無くても当初の予定の場所から取り付くことはできなかったでしょう。その方に感謝です。

大黒尾根は聞いていた通り至って歩きやすく、葉が落ちてしまったせいか明るい雰囲気で悪くないです。木々の間から見える回りの山並みを眺めながら歩を進めました。風は無かったと思うのですが、手と足が冷たく感じられました。厚手の手袋に替えたりもしましたが、それだとカメラとかの操作が不便なので、冬に向けて何とかしないと。

長沢背稜の稜線に乗ると、そこは酉谷山への登り坂の途中でした。私は、今日は酉谷山には登らないので、もっと南西の低い位置で稜線に乗れば良かった、登り過ぎたと少し損した気分になりました。

タワ尾根の頭までは、以前と同じように稜線上を歩きました。途中、ちょっとした岩稜帯もあり、登山道よりは楽しめます。タワ尾根の頭から先は初めてでしたが、やはり稜線上を歩きました。時々は登山道と合流しますが、思っていたより歩かれていない印象でした。

水松山(あららぎやま、って読めるか!)を過ぎ、水松山の巻き道が稜線を越える手前の広い場所でランチにしました。水松山付近で一人、ランチ中に二人を見かけました。今日は天気がいいので、登山道ではもっと多くの人に会うものと予想していたのに意外でした。

長沢山には寄ろうかどうか少し考えましたが、まだ13時だし30分くらい使っても大丈夫だろうと結局寄りましたが、後で考えると、13時って16時まで3時間しかないんですね。(当然です。)なんか午後1時って、まだ昼っていう夏の感覚のままだったことに、ハタと気付かされました。

さぁ、いよいよ下りの尾根に突入です。
下り始めは尾根らしくないので、慎重に方向を定め、尾根らしくなったところで再度確認OK。
時々、低木がうるさかったり、少し登りがあったり、尾根が広くなったり狭くなったり、支尾根が多かったり、気を緩めさせてもらえないルートです。そして、ついに目的の榊山へ登頂。

あれ?ここなの?

三角点はありますが、木に直接書かれているはずの山名が、無い。無い。いくら探してもありません。
残念ですが、無いモノは無い。仕方がないので切り株の上にカメラを置いて一枚撮りました。昭文社の地図に山名が載る条件って何なんだろう?

さて、とりあえず目的は果たしたし、後は下山するだけですが、激急斜面が待っていました。覚悟はしていましたが、足元も悪いし無理は禁物と判断し、久しぶりにシュリンゲを身体に巻き付け、カラビナと8環を装着しました。そしてロープを木に掛けようとしたところで唖然としました。

ロープ、短か!

最初は20mを買ったのですが、10mもの断崖を降りることなんてないだろうと、半分の10mにしていたのでした。ただ10mあっても、両端の結びや木の幹回りなどを差し引き、せいぜい降りられるのは4m程度。安全第一とは言え、懸垂に比べれば十分な斜度の斜面を手間暇かけて4mは余りに非効率。8環などはそのままで、直接手袋をした手でロープを持ち下降しました。
なんだかんだと、合計で10数回ロープに頼ったでしょうか。

ここで一つ注意点を。
この作業では、一旦降りた後、ロープを回収するために一方を離して巻き取るわけですが、その際ロープが掛けた木の幹に引っ掛かってしまい、強く引っ張ったら外れた反動でロープが自分めがけて飛んできたので、無意識にそれを避けようとしてバランスを崩し、危うく転落しそうになりました。巻き取られる側のロープの端の結びは、回収時は面倒ですが解いておいた方が良いです。何事も経験ですね。

最後は、朝ケンカ平歩道で確認しておいた場所に無事降りることができました。

車に戻ったのは16時半でしたが、そこにはまだ2台の車がありました。ハイカーでしょうか?着替えをして帰路に付く頃には、だいぶ暗くなっていたのに・・・大丈夫だったでしょうか。

今日も目一杯歩いたなぁ。ただ長沢山は余分だったかな。ちょっと反省。
でも明るいうちに降りられたし、リベンジ達成で、めでたしめでたし、と。

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コメント

はじめまして
kinoeさん、はじめまして。
いつも拍手をして頂きありがとうございます。

榊山、狙ってたんですよ。
自分は逆周りで、小黒からの下山を考えてました。
kinoeさんとは狙う山が近い感じですね
もっとも、今自分は里山モードなんで暫く被る事は無いと思いますが

>長沢山は余分だったかな
いやいや、あそこまで行って山頂を踏まないのは勿体無いですよ。
寄って正解だと思います。

では、次の山行を楽しみにしています。
2013/11/26 22:46
やはり 見られていたのですね・・・
kinoeさん こんばんは

あの視線は、長沢山からのものだったのですね
榊山はヤマレコ初登場ではないでしょうか?

榊山は今月の初めに取付きを確認してきました。長沢背稜にぬけるまで登りで4時間程かかりそうですね
このルートはスタート時間が遅い自分にとって、もう少し日が長くなるのを待ってから行こうと思ってます。

ルートの詳細ありがとうございました
2013/11/27 1:11
お疲れ様でした!
こんにちは

今回もkinoeワールドたっぷりの山行ですね、毎回毎回ネタを出してこれることに今回も驚きです

ワタクシは繁忙期の仕事のためしばらく休みなしで仕事・・・下界でおとなしくレコ見てる日々です

早く年末の休みにならないかなとそればかりを楽しみにしてます、すっかりなまっちゃってますよ
2013/11/27 12:14
re: はじめまして
yasuhiroさん、こんにちは。

榊山、お先に失礼しました。

昭文社の地図に載っていながらレコが無いので行ってみましたが、一歩を記したという意味はあっても、目指す山としては微妙ですね。(一応、ヤマレコに榊山を登録しましたので、登頂の際は写真をUpして頂ければと思います。)
ただし、尾根自体は間違いなく歩きごたえがありますよ。

まだ日増しに日が短くなっています。
お互い、時間も気にしながら、安全に楽しみましょうね。

コメントありがとうございました。
2013/11/27 21:07
re: やはり 見られていたのですね・・・
warutepoさん、こんにちは。

長沢背稜から熊倉山方面は、何度となく眺めました。

今回、大黒尾根とどの尾根を組み合わせて周回ルートにしようかと考えた時、なるべく歩いていないルートにしたい私には、榊山を通る尾根以外に思い付きませんでした。
ただ、どっちから登るかについては悩み、取り付きに不安があった大黒尾根を登ることにしたわけです。

榊山を通って長沢背稜に乗るのは、完全に体力勝負です。
休憩が多い私には、4時間では厳しいかもしれません。

来年になるでしょうか、レコ楽しみにしています。
2013/11/27 21:09
re: お疲れ様でした!
drunkyさん、こんにちは。

> 毎回毎回ネタを出してこれることに
あまりプレッシャーを掛けないでください。保険金の受取人が喜ぶじゃないですか!

真面目な話、予定10時間の山行は厳しい時期ですので、そろそろ数時間程度ののんびりモードに入ろうかと思案中です。

仕事、ご苦労様です。年内は難しいのでしょうか。
では、どっかでの初日の出レコを待つとしましょうか。
2013/11/27 21:11
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