二口沢本流 禿沢遡行 鍋越沢下降


- GPS
- 13:25
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 878m
- 下り
- 886m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
二口林道は冬期通行止め。11月いっぱいは白糸の滝ゲートまでは入れる模様。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
二口沢本流禿沢。水量平水。フェルト。2級。 ヌメリは特に気にならなかったが、落葉によるスリップには注意。 白糸の滝ゲートから翠雲荘まで二口林道を歩き、翠雲荘から入渓。 銚子滝前衛13mは右岸巻き。銚子滝40mは左岸巻き。 1030m付近左岸に幕営適地あり。 1040m二俣は右へ。左に行くと仙台神室方面のダンコ平に詰め上がる。 1080m二俣は右。 1110m付近に三叉があるが、これは右俣へ。そのまま沢型を追い、藪漕ぎゼロでP1272とP1239のコルへ出る。 鍋越沢下降 清水峠から東の藪へ入り、鍋越沢の源頭を目指す。薄い藪を10分も下れば沢型が現れる。 930m付近に3段50m程の滝があった。この滝は上段だけ15m程懸垂下降。あとは灌木ターザンで巻き下る。 この滝は本流にある銚子滝に似てる滝で、水線は細いが中々立派な滝である。下段はくの字、上段は逆くの字になっており、下からは滝の全貌はまったく見えない。 3段50mを下るとナメ滝が続き、そのまま二口沢本流にかかる7m滝となる。 出合い7m滝は左岸から懸垂で降りて、二口沢本流に合流。 翠雲荘で脱渓。 |
写真
感想
まず、二口沢本流の名称であるが、近年は「小松原沢」の名前での遡行記録がほとんどである。
色々諸説あるようだが、私は去年遡行した記録も今回の記録も、登山大系にならって「禿沢」とさせていただく。
二口沢本流の呼称で色々詳しく調べておられる方がいらっしゃるので、詳しくはそちらのブログ等をご覧いただきたい。
さて、季節は晩秋から初冬へと移り変わろうとしているが、中々沢から上がる事が出来ない。
今回も当初の予定では土曜日から入って沢泊をするつもりだったのだが、都合がつかず残念ながら晩秋の焚き火を楽しむ事は出来なかった。
今回は、前から考えていた二口沢本流の禿沢を遡行した後に、下降に鍋越沢を利用するルートである。
鍋越沢の遡下降の記録を探したが1件も見つけられなかった。
禿沢を遡行した後に効率よくスタート地点に戻るルートとして、今までは南沢下降、小松倉沢下降、二口林道の歩きがほとんどであるが、これは以前二口林道がオールシーズン通行止めの時に主に使われてたルートである。
現在はシーズン中は二口林道も開通しており、宮城山形間も通行出来るようになった。
なので、車を1台二口峠にデポれば、沢を下降して戻る必要もなく、今回私が歩いた右俣を詰めて登山道を二口峠へ1時間程歩けば完了してしまう。
車をデポれない場合や、沢を下降したいと考えている沢屋さんもいるかと思うので、新たな周回ルートとして選択肢が広がれば幸いである。
小松倉沢を下降した場合、二口沢本流に合流した後も、行きで遡行した本流をまたしばらく下降しなくてはならない。
南沢下降の場合は、仙台神室からの激藪漕ぎを経て南沢に合流するが、南沢自体はまったく見所のないただの下降用の沢である。二口沢本流に合流する場所が翠雲荘の真向かいなのでそこだけは便利ではあるが。
今回下降に利用した鍋越沢は、距離は短いが、登りに使っても十分遡行価値のある沢であった。
連瀑帯ありナメありで見所もあり、なおかつ懸垂下降も必要なので下降の練習などには良さそうである。
二口沢本流に合流してから翠雲荘までは20分程かと思う。
そして魅力なのが、登山道への詰め上がりの藪漕ぎがまったくないと言うこと。
清水峠から鍋越沢源頭までの藪も、南沢下降の藪漕ぎに比べれば屁みたいなモノである。
ただこのルートの場合は、仙台神室方面に詰め上げるのでなく、山形神室と清水峠の中間辺りに詰め上げるので、ピークハントも目的にする場合は当てはまらないかと思う。
この日は小春日和の中、あまり寒さも感じずに気持ちよく歩く事が出来た。
こんな天気の日がまたあればもう一回くらい入りたいところだが・・・
周りの仲間達はすでに冬山に向けて動き出している。
いつまでも季節に逆らってると痛い目を見そうである。
なので、これで沢納めで〜す。。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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鍋越沢、考えたことがない沢です。でももう南沢は降りたくないですね。確かにまた二口峠まで車が行けなくなった時、距離の長い二口林道を降りるより面白みがあるかもしれないですね!
鍋越沢、記録がないので外れ沢かと思いましたが、中々面白い沢でした。
下降に使えるのはもちろんですが、ここは遡行しても十分面白いと思いますね。
takajanさんも機会があれば来シーズンにでも是非歩いてみてください。
他にも本流の枝沢は何本かあるので、また気が向いたら歩いてみます😁
来年はもう少し沢へご一緒できたらと思います!
未練タラタラだけど笑
来シーズンはもっと一緒に沢行けるといいね!
その前に雪山もよろしくお願いしまーす✌
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