朝日連峰 西朝日岳〜袖朝日岳 日暮沢からシーズンイン
- GPS
- 13:02
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,921m
- 下り
- 1,874m
コースタイム
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:43
天候 | 2日共晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この時期に日暮沢まで車で入る時は天気予報要チェック。特に泊まりの時は細心の注意が必要。下手すると来年の5月下旬頃まで出せなくなります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪が繋がるのは1200m付近から。 今回の雪質だが、前日か早朝に雨が降ったようで、朝の冷え込みと相まってガッチリ締まっており非常に歩きやすかった。 トレースはなかったが、踏み抜きやラッセルもほとんどなく、アイゼンがサクサク決まって気持ちよかった。 主稜線に乗る手前で竜門小屋にトラバースしたが、積雪量はまだ十分ではなくブッシュが出ていた。本来ならこの積雪量では踏み抜き地獄になるのでトラバースはしないが、今回の雪質なら行けると判断してのトラバースである。締まった雪のおかげでスムーズにトラバース出来た。 主稜線では全行程アイゼン使用。雪は固く締まっておりクラストしてる箇所も多数あった。 三角点のある本当の西朝日岳山頂へは、かなりの斜度なのでアイゼンが絶対必要。特に今回はガリガリのクラストバーンでピッケルも欲しかった。滑落注意。 西朝日岳から袖朝日岳間は、夏道がない上にブッシュが目立つのでさすがに踏み抜きが増えたが、アイゼンとワカンのダブル使用で大分歩きやすくなった。 東側はスッパリ切れ落ちているので注意。 今回の雪質じゃなかったら踏み抜き地獄で袖朝日岳までは辿り着けなかっただろう。 |
その他周辺情報 | ゆったり館 300円 |
写真
感想
冬山シーズンインにすっかり定番化してきたこの時期の朝日連峰。
つい先週までどっぷり沢に浸かっていたので、頭も体も冬山モードにする為には朝日か飯豊に入って荒療治をする必要がある。
この時期の朝日連峰は、入山するのにも中々勇気がいるが、今年もまた絶好のタイミングで天気も味方してくれた。
週間天気を見ると今週辺りがギリギリのタイミングであったろう。
麓に雪が降れば根子集落から先は固く閉ざされてしまい、ここからはエキスパート中のエキスパートしか入山出来なくなる。
今回はソロでの入山だったが、毎回このギリギリのタイミングを狙って入山する岳人がいるので、小屋では誰かしら来るであろうと思っていたのだが、待てど暮らせど誰も来ない。
翌日も大朝日岳から周回してくる人がいるかな?と思って歩いていたが、人影は皆無であった。
こんな素晴らしい景色を独り占め出来るとは思ってなかった。
贅沢過ぎるわ・・・
思わず口からボソッと声が出てしまう。
去年は大朝日岳を周回したから、今年はどうしよう?と地図を眺めていたら、袖朝日岳に行けないか?と思い立った。
袖朝日岳は、3月か4月頃に針生平から登る計画は毎年してはいるのだが、中々実現出来ていない。
去年、本当の西朝日岳に登頂した時に眺めた袖朝日岳はそこまで遠くは感じなかった。
ただ、まだ十分な積雪量がないのでブッシュの踏み抜きだけが不安材料だった。
これが幸運にも今回は最高の雪質。固く締まっている。
これなら行けると袖朝日岳を目指したが、なんかやたら遠く感じる。西朝日岳から標高で約200m下げるだけだが、アップダウンがキツい。西朝日岳に戻る事を考えると、ここで引き返した方がいいのでは?
と何回も思った。
しかし何故か、もうちょい、もう少し、あそこのピークまで、と足が勝手に進み、気付けば袖朝日岳は目の前。
1人雄叫びを上げながら袖朝日岳登頂を果たした。
西朝日岳から袖朝日岳は地図で見ても大した距離じゃない。復路の登り返しやアップダウンはあるが、時間的にも休憩を入れて往復2時間半程である。
しかし私にはそれ以上に長くキツく感じた。
西朝日岳に戻った時、時間的にはこのまま大朝日岳を周回して、一回の山行で「4つの朝日」全てを踏破出来るんじゃないかとチラッと脳裏をかすめたが、そんな足は残っていない事は私が1番よく知っている。
案の定、朝日に来ると毎回だが、下山の残り1時間程は、泣きが入る程疲れ果てた。
なにはともあれ無事に袖朝日岳に登頂を果たし、最高の形でシーズンに突入出来た事は嬉しい限りである。
今シーズンはどんな雪山の旅が出来るであろう。今から楽しみである。
4つ目の朝日、無事に登頂しましたが、ここはやはり針生平から登ってナンボでしょうね😁
鶏氏が残雪期に歩いた記録は何回も見てますが、藪や視界不良の難敵が少しはイメージ湧きました。キツいだろうなぁ笑
今回はタイミング合わなかったけど、今シーズンも雪と酒にまみれましょうね🍺
一緒に過ごさせていただいた昨年今時期の朝日をしばしば思い出しておりました。所用で山休みしていたこの週末、羨ましい限りです。
雪山シーズン、どこかでお会いできる日を楽しみにしております(^^)
cheeさん達はいると思ったんだけどなぁ😆
去年のこの時期の朝日が楽しすぎたせいか、いつにも増して1人が寂しかったですよ笑
天気と時期のタイミングは最高でしたが、みんなとのタイミングは悪かったですね。
それでも久々に余韻がデカい山行で満足しています。
これからの雪山シーズン、私もcheeさん達にお会い出来るのを楽しみにしています!
自分も本当は朝日に行けば誰かいるかなと思ってたけど、行けませんでした。
袖朝日いいですね〜。自分も下から登れないか考えてたところです😁
シノンさんと初めてお会いしたのが1年前の大朝日岳でしたね。
って言うか、それから一回も会ってないじゃないですか〜😱
なのに何故か身近に感じるシノンさん笑
今シーズンこそ一緒に宴会出来るといいですね!
山には登らないで宴会だけでもいいですよ笑
針生平からの袖朝日は、自分的には3月下旬から4月上旬辺りがベストな気がします。タイミング合えばご一緒しましょう👍
散々悩んだ挙句、神室に行ってました。
きっとみんな朝日だろうなぁって思ってましたよ。
今年は山のローテーションが嚙み合わず残念な登山が多いですが年内で朝日行きたいですね〜
神室のレコ、拝見しましたよ😁
縦走お疲れ様でした!
せっかく冬装備で行ったのに、神室はまだ雪ありませんでしたね。それでもあの縦走路を歩けるのは幸せですよね。
今週はどこの山も降りそうなので一気に冬山になるかな?
いよいよシーズン到来ですな。またどこかでお会い出来る予感はしております👍
去年の本当の西朝日岳も印象的でしたが今回の袖朝日岳もさらに素晴らしいレコですね❗
袖朝日岳は東南斜面が障子ヶ岳に匹敵するほどのスラブが記憶にありました。朝日コンプリートおめでとうございます❗
私は技術も装備も足りないのでこれからの季節はリードオンリーになると思いますがmooreeさんのレコ楽しみにしております😄
袖朝日の東面は、荒川水系の難しい有名な沢が何本も入り組んでいて、どこも豪雪に削られた急峻な地形をしています。
いつか遡行したいと思ってますがいつになるやらって感じです😅
今回は天気と雪質にも恵まれてなんとか袖朝日岳に登頂出来ました。残雪期にも登頂出来ると思いますので、ao_hachiさんも是非チャレンジしてみて下さい!
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