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記録ID: 376341
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積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

御嶽山。雪の3000m峰は、寒かった。シリーズ第3弾。

2013年11月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:20
距離
7.1km
登り
870m
下り
874m

コースタイム

三笠の森駅9:05-田の原登山口9:15-10:10金剛童子10:25-11:10九合目石室避難小屋11:20-12:30大滝口頂上12:40-13:15[剣ヶ峰]14:00-田の原登山口15:15-15:25三笠の森駅
「登り」標高差887m 距離3476m 4時間10分 休憩50分含む
「下り」1時間25分 休憩15分含む ゴンドラリフト16時で終了。
天候 11月30日 無風快晴 田の原 9時2℃ 八丁ダルミは強風
御嶽山剣ヶ峰13時30分ー3℃
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
[往路]自宅4:20-国立府中IC4:30-中央高速(188km)-伊那IC6:20-R361(権兵衛峠道路)、R19(中山道)、県道256-8:20おんたけ2240駐車場、カラマツ駅8:40-ゴンドラリフト-8:50三笠の森駅  走行距離257km、4時間  
 伊那ICから、おんたけ2240まで67km。コンビニは伊那ICを下り2kmの間に4軒あり。木曽福島からおんたけ2240までの1時間には1軒もなし。御岳湖を過ぎ、駐車場手前10kmから路面に積雪。ノーマルタイヤでは無理、3km手前でチェーン装着。無料駐車場2000台、約50台が駐車、登山者は4〜5台のみ。
[復路]三笠の森駅15:30−15:40カラマツ駅、おんたけ2240駐車場16:00-伊那IC17:40-国立府中IC19:30-19:40自宅 走行時間3時間40分
コース状況/
危険箇所等
 登山口から積雪30センチ以上あるが、迷うような所なし。登山ポストは、ゴンドラリフト三笠の森駅にあり。温泉は、ゴンドラリフトカラマツ駅の目の前に「展望温泉ざぶん」入浴料800円。
[三笠の森駅〜田の原登山口]標高差60m 下り5分 登り10分
 ゴンドラリフトスカイラブ(片道1200円、往復2000円)で標高560mを10分で上がる。三笠の森駅からゲレンデを30m下り、左の林道を下ると5分で田の原登山口に。
[田の原登山口〜金剛童子]標高差295m距離1616m登り1時間 下り30分
 大江大権現まではゆるい登り坂、その先登りややきつくなり500段を越える階段だが、登山口から30センチ以上の積雪で段差なし。金剛童子でアイゼンを装着する。
[金剛童子〜九合目避難小屋]標高差225m距離975m 登り45分下り20分
 石段と岩の急登に積雪1m前後あり、踏み抜くと腿まで。
[九合目避難小屋〜大滝頂上]標高差236m距離270m登り50分下り15分
 斜度45度以上の急登。ストックをピッケルに持ち替える。アイスバーンの上に新雪がのっていて12本爪のアイゼンでないと滑り落ちる。頂上直下は、氷の斜面となっておりピッケルは必携。頂上山荘、大滝口頂上奥社周辺はスケートリンク並みに凍結している。
[大滝頂上〜剣ヶ峰]標高差131m距離615m 登り35分 下り15分
 岩原の広い道だが、八丁ダルミの強風で積雪はほとんど無く凍結路。御嶽神社頂上奥社本宮へ上る階段82段は、氷と雪で段差は無く半端なく滑るので注意。
 
図体の大きい御嶽山が見えてきました。おんたけ2240駐車場の手前10kmから路面に積雪が。ノーマルタイヤではこれ以上は無理。チェーンを装着する。
2013年11月30日 08:17撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 8:17
図体の大きい御嶽山が見えてきました。おんたけ2240駐車場の手前10kmから路面に積雪が。ノーマルタイヤではこれ以上は無理。チェーンを装着する。
8時20分、おんたけ2240スキー場駐車場に到着。標高1680m。私の他は全車スタッドレス。
2013年11月30日 08:31撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 8:31
8時20分、おんたけ2240スキー場駐車場に到着。標高1680m。私の他は全車スタッドレス。
ゴンドラリフトスカイラブで標高560mを10分で上がる。まだゲレンデには、誰もいない。
2013年11月30日 08:49撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 8:49
ゴンドラリフトスカイラブで標高560mを10分で上がる。まだゲレンデには、誰もいない。
ゴンドラの後方には、木曽駒ヶ岳をはじめ中央アルプス、南アルプスの山々。
2013年11月30日 08:49撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 8:49
ゴンドラの後方には、木曽駒ヶ岳をはじめ中央アルプス、南アルプスの山々。
9時5分、三笠の森駅から大滝登山口への林道を下る。指さす先に、御嶽山の全容が。快晴、無風。
2013年11月30日 09:06撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 9:06
9時5分、三笠の森駅から大滝登山口への林道を下る。指さす先に、御嶽山の全容が。快晴、無風。
田の原登山口、2180m。既に積雪30センチ以上。
2013年11月30日 09:09撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 9:09
田の原登山口、2180m。既に積雪30センチ以上。
9時35分、大江大権現。ここまでは、ゆるい登り。
2013年11月30日 09:33撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 9:33
9時35分、大江大権現。ここまでは、ゆるい登り。
大江大権現からあかっぱげまで階段515段とのことですが、50㎝以上の雪で段差無し。踏み抜きに注意。
2013年11月30日 09:52撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 9:52
大江大権現からあかっぱげまで階段515段とのことですが、50㎝以上の雪で段差無し。踏み抜きに注意。
10時10分、2475m金剛童子。ここで、アイゼン装着。12本爪を車に忘れてきたことに気付く。ザックの底から6本を取り出す。
2013年11月30日 10:11撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 10:11
10時10分、2475m金剛童子。ここで、アイゼン装着。12本爪を車に忘れてきたことに気付く。ザックの底から6本を取り出す。
森林限界の上、風が吹き始める。
2013年11月30日 10:13撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 10:13
森林限界の上、風が吹き始める。
八合目避難小屋。
2013年11月30日 10:38撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 10:38
八合目避難小屋。
11時、富士見石。積雪は1m前後。
2013年11月30日 11:01撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 11:01
11時、富士見石。積雪は1m前後。
アイスバーンの急登が始まる。
2013年11月30日 11:16撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 11:16
アイスバーンの急登が始まる。
12本爪の登山者にどんどん離されていく。
2013年11月30日 11:46撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 11:46
12本爪の登山者にどんどん離されていく。
田の原がだいぶ下方に遠ざかる。甲斐駒ヶ岳の右に、富士山の頭が見えてます。
2013年11月30日 11:51撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 11:51
田の原がだいぶ下方に遠ざかる。甲斐駒ヶ岳の右に、富士山の頭が見えてます。
九合目避難小屋。岩に巨大な海老の尻尾。
2013年11月30日 12:00撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 12:00
九合目避難小屋。岩に巨大な海老の尻尾。
雪が張り付いた、武尊大神。頂上までアイスバーンの急登が続く。ずり落ちること、3回。
2013年11月30日 12:07撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 12:07
雪が張り付いた、武尊大神。頂上までアイスバーンの急登が続く。ずり落ちること、3回。
大滝頂上から、登ってきた田の原方向を見る。
2013年11月30日 12:08撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 12:08
大滝頂上から、登ってきた田の原方向を見る。
12時30分、大滝口頂上奥社2936m。地面は、10センチ以上の氷、まるでスケートリンク。
2013年11月30日 12:33撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 12:33
12時30分、大滝口頂上奥社2936m。地面は、10センチ以上の氷、まるでスケートリンク。
雪まつりの氷像の様な神社で自撮り。バックに剣ヶ峰。
2013年11月30日 12:37撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 12:37
雪まつりの氷像の様な神社で自撮り。バックに剣ヶ峰。
まごころの塔付近は、強風です。左に噴煙、硫黄の臭いがする。スケートリンクの上を歩いて行く感じ。
2013年11月30日 12:44撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 12:44
まごころの塔付近は、強風です。左に噴煙、硫黄の臭いがする。スケートリンクの上を歩いて行く感じ。
剣ヶ峰への登りは、踏み跡も無く、各自が自己責任のルートで登っている様です。トラロープにも岩にも雪が凍り付いてます。
2013年11月30日 12:49撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 12:49
剣ヶ峰への登りは、踏み跡も無く、各自が自己責任のルートで登っている様です。トラロープにも岩にも雪が凍り付いてます。
御嶽神社頂上奥社本宮への階段82段は、雪が凍結しスキーのジャンプ台のようで滑ること。ピッケルを使いよじ登る。
2013年11月30日 13:10撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 13:10
御嶽神社頂上奥社本宮への階段82段は、雪が凍結しスキーのジャンプ台のようで滑ること。ピッケルを使いよじ登る。
13時15分、剣ヶ峰3067mにやっと到着。けっこう寒い。
2013年11月30日 13:17撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 13:17
13時15分、剣ヶ峰3067mにやっと到着。けっこう寒い。
北には、真っ白な乗鞍岳、穂高の山々が。
2013年11月30日 13:18撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 13:18
北には、真っ白な乗鞍岳、穂高の山々が。
東南には、中央アルプス木曽駒ヶ岳、南アルプス甲斐駒ヶ岳、北岳等、遠く富士山も見える。
2013年11月30日 13:19撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 13:19
東南には、中央アルプス木曽駒ヶ岳、南アルプス甲斐駒ヶ岳、北岳等、遠く富士山も見える。
大滝頂上の先には、恵那山。
2013年11月30日 13:19撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 13:19
大滝頂上の先には、恵那山。
14時、昼食後、名残惜しいが下山開始。
2013年11月30日 13:19撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 13:19
14時、昼食後、名残惜しいが下山開始。
15時15分、登りの3倍の速さで田の原に戻って来ました。本日、大活躍したピッケルのカジタックス君とそうでもなっかたヒップソリさん。
2013年11月30日 15:15撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 15:15
15時15分、登りの3倍の速さで田の原に戻って来ました。本日、大活躍したピッケルのカジタックス君とそうでもなっかたヒップソリさん。
15時25分、三笠の森駅。ゴンドラは16時でおしまい。16時、おんたけ2240を自宅に向け出発。
2013年11月30日 15:22撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11/30 15:22
15時25分、三笠の森駅。ゴンドラは16時でおしまい。16時、おんたけ2240を自宅に向け出発。
19時35分、3時間30分のドライブで帰宅する。スキー場の土産物店に山バッジはありませんでした。百名山、百高山バッジのコレクションは増えませんでした。残念。
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19時35分、3時間30分のドライブで帰宅する。スキー場の土産物店に山バッジはありませんでした。百名山、百高山バッジのコレクションは増えませんでした。残念。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
予備電池
1
1/25,000地形図
1
ガイド地図
1
コンパス
1
1
筆記具
1
ライター
1
ナイフ
1
保険証
1
飲料
1
ティッシュ
1
バンドエイド
1
タオル
2
携帯電話
1
計画書
1
雨具
1
防寒着
1
スパッツ
1
手袋
1
ストック
1
ビニール袋
3
替え衣類
2
ザックカバー
1
食器
1
水筒
1
時計(プロトレック)
1
非常食
2
アイゼン
1
モバイルバッテリー
1
ピッケル
1
共同装備
コンロ
1
ファーストエイドキット
1
医薬品
1
ラジオ
1
スマホ
カメラ
1
スマホ
ポリタンク
1
1

感想

 普通御嶽(おんたけ)は日本アルプスの中に入れられるが、この山は別格である。そういうカテゴリーからはみ出している。北だの、中央だの、南だのと、アルプスは混みあっているね、そんな仲間入りは御免だよ、といいたげに悠然と孤立している。 深田久弥著「日本百名山」より
 という訳で行ってきました、日本百名山No.60「御嶽山」(3067m)に。11月2日の北穂高岳、13日の仙丈ヶ岳に続き、雪山の3000m峰、3連登となりました。御嶽山は、登山口から積雪で、6合目より上は岩と氷のミックス、山頂付近はスケートリンク状態でした。12本爪アイゼンを忘れてしまい、なんと軽アイゼン6本爪で登頂するはめに。大滝頂上直下で3回滑り落ちました。今回の山行で8人の登山者に会いましたが、当然全員12本でした。今後登る方は、前爪のあるアイゼンをくれぐれも忘れずに。そんな訳で、山頂まで4時間もかかってしまいました。下山は、雪道を富士山の砂走の如く3倍速で1時間ちょっとでした。
 本日、天気は快晴。歩き始めは、汗ばむほど。森林限界より上の展望は素晴らしく、頂上では360度のぐるっとパノラマを堪能できました。北には乗鞍岳、今年登った槍ヶ岳、奥穂高岳、北穂高岳、東南には蓼科山、赤岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、富士山、悪沢岳、赤石岳等まるで履歴書の様です。
 ただ残念な事がひとつ。山小屋が閉鎖中で、スキー場の土産店では山バッジを売っておらず、山バッジのコレクションが増えなかった事。
 今年6月から始めた3000m峰21座制覇も残り5座(塩見、農鳥、乗鞍、立山、聖)となりました。年内にもう1座行きたいですが、無理せず来年の6月までに達成できればと思います。

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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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