蓬莱山(平〜キタダカ道〜志賀駅)
- GPS
- 06:55
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 873m
- 下り
- 1,224m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
※3/16〜12/15の土休日及び8/14・15・16のみ運行 http://www.kyotobus.jp/route/timetable/kana19/demachiyanagiekimae.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは平バス停前にありました。 コース全般に整備されていて、特に危険箇所はなかったと思います。 びわ湖バレイは2013.11/25〜12/13の間、設備点検の為に全施設を完全休業中 ですが、通行には支障なくトイレの使用も出来ました。 |
写真
感想
めっきり寒くなってきた11月の最終日。
先週、坊村から登った武奈ヶ岳の山行が、この一週間ずっと、
頭に残っていました。たった1度歩いただけですが、すっかり
比良山のファンになってしまったみたいです。
まだまだ雪山の経験も、装備も、充分でない私たちには積雪の
ある比良山はリスクがあると思うんですが、先週に利用した、
京都バスの比良線が12月15日迄の運行なので、その期間中なら
比較的短いアプローチで登れる筈なので、今週もまた比良山に
行ってみることにしました。
幸い、当日のお天気は晴れ予報。夜中に積雪があったとしても
まだ根雪は付いてない筈なので、いざ決行です。
今日のコースは、先週の坊村よりも5つ手前の平バス停から、
権現山を経由して蓬莱山に登り、打見山から琵琶湖側のJR志
賀駅に下山する、コースタイムで約6時間の縦走コースです。
蓬莱山から打見山にかけての稜線は、びわ湖バレイになってい
て、冬場はスキー場、夏場は高原公園として人気の観光スポッ
トになっています。琵琶湖側からは、国内最速を誇るロープウ
ェイが打見山の山頂に通じていて、登山者もエスケープルート
として利用ができる為、安全性の高いコースだと思います。
但し、今日はそのびわ湖バレイが、夏から冬のシーズンの切替
りで12月13日まではスキー場の準備、設備点検の為、全施設を
完全休業中なのです。当然、ロープウェイも運休の筈で、人も
少なそうで不安でしたが、相方は「空いてていいんじゃない?」
とのこと。まあ確かに観光客で混んでいる中をリュックと登山
靴で歩くよりはいいかもなので、予定通りのコースで出発しま
した。
京阪出町柳駅を降りて、10系統の朽木学校行きのバスに7:45に
乗り込みます。先週同様にバスは登山者で溢れ、やはり臨時便
が増発されていました。通称「鯖街道」と呼ばれる国道367号
線を走ること約50分で平に着きました。先週はこのバス停で、
結構な人が降りた記憶があるのですが、降りたのは私たち2人
だけでした…
平バス停から国道を少し戻り、脇道から回り込んで、花折峠道
入口の標識のある旧道に入っていきます。舗装路を10分ほどで
登山口があったので、先週の御殿山コースの反省から、しっか
り準備運動をしてからスタートしました。
花折峠からの登山道は、始めは植林の樹林帯を歩きますが、御
殿山コースに較べると勾配は緩やかで、ふくらはぎの機嫌もい
いみたいです(笑)
登り出しから40分ほどで、少し広くなったアラキ峠に到着。小
休憩のあと再び権現山に向かいます。この辺りから勾配は段々
と急になりますが、一汗かいて足取りは順調でした。
更に自然林が増えた道を進むと、不意に前方の景色が一気に開
けて、目の前に琵琶湖の眺望が広がる権現山(996m)の頂上に着
きました。坊村から登った時は、武奈ヶ岳まで琵琶湖は見えな
かったので、このご褒美は嬉しかったです。
権現山からはお気に入りの稜線歩きが始まります。少しのアッ
プダウンはありますが、概ね歩きやすい尾根を歩くこと20分ほ
どで、これまた展望のいいホッケ山に到着します。権現山より
更に展望のいいホッケ山からは、琵琶湖はもちろん、比叡山や
愛宕山も良く見えました。更に目指す先の蓬莱山と、真っ直ぐ
に伸びる稜線も見えて、俄然やる気がみなぎります。
はやる気持ちで、ついつい早足になる私たちでしたが、ホッケ
山から少し下った先には細い尾根になって、琵琶湖側が大きく
切れ込んだ断崖を進む場所があって、一気に足が止まってしま
いました。落ちたら確実に命のない崖を慎重に歩いて、どうや
ら危険地帯を過ぎるとホッと一息。再び快適な尾根歩きの再開
です。
やがて道を大きく下り、鞍部になった場所が小女郎峠でした。
蓬莱山は直進ですが、折角なので左に折れて、小女郎ヶ池に寄
り道することにします。小女郎ヶ池は比良山系で、最も高地に
ある池ですが、その名には云われがあって、その昔、お考とい
う名の妻が美青年に化けた大蛇と毎夜逢瀬をして、夫に知られ
て池に身を投げたという伝説があり、お孝が入った池だから孝
女郎池、それがいつしか小女郎ヶ池になったそうです。
小女郎峠からほんの5分で着く小女郎ヶ池は、静かで落ち着い
た雰囲気の休憩にはとても良さそうな場所でした。透明感のあ
る水面に映る山がとても綺麗だなと思いました。
小女郎峠に戻ると、ここから蓬莱山への登りが始まります。最
初は緩い登りですが、次第に急坂になって、何度かもう山頂か
と思わせる偽ピークを過ぎると、やがて広々とした高原の蓬莱
山(1174m)に到着しました。
山頂には一等三角点と、彼岸の鐘のモニュメントがあり、展望
は最高!びわ湖バレイが休業中なので、人影は殆どなく、冬は
ゲレンデになる斜面を、ちょうどこの時間に雲一つなくなった
青空の中を下りて行きました。びわ湖バレイの中央部に下りて
くると、レストランなどのある鞍部に着きます。ここはトイレ
があり、施設休業でも使用できました。
ここから奥の打見山に向かって登って行くと、ロープウェイの
山頂駅になっていて、駅のチケット売り場の前に打見山(1103m)
の山頂標示板がありました。この付近にもトイレやベンチがあ
ったので、後は下山のみになった打見山で昼食にしました。
時間にも余裕があったので、1時間ほどゆっくり休憩してから
下山開始です。帰りは少し戻って階段を下りていきます。
ロープウェイの下を潜るように下りると、すぐにクロトノハゲ
の分岐になり、ここからキタダカ道で下山します。
整備された、とても歩きやすい道を1時間ほど下って林道に出る
と、やがてロープウェイ山麓駅との分岐をJR志賀駅に向かいま
す。湖西道路の高架を過ぎて、住宅街をクネクネと30分ほど歩い
て15時30分に志賀駅に着きました。
駅の前で駅舎の写真を撮ろうとしていたら、駅員さんが電車が来
るよと声をかけられたので、慌てて切符を買って電車に乗り込み
ました。そのせいで最後は走る電車の中から駅名を撮ったので、
ブレブレでした(笑)でも電車に乗り遅れるよりいいですね。
2回目の比良山は、最後までとても気持ちのいい山歩きになって
大満足でした。お天気次第だけど、また違う比良の山に登りたい
ので、コースを考えてみます。
今日も無事に帰れてありがとうございました。おつかれさま♪
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