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Yamareco

記録ID: 378673
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

冬の早池峰山

2013年12月02日(月) 〜 2013年12月03日(火)
 - 拍手
GPS
29:02
距離
15.5km
登り
1,356m
下り
1,342m

コースタイム

<一日目>6:25通行止ゲート〜9:00河原の坊〜11:10頭埃離〜14:15早池峰山頂上(テント泊)
<二日目>7:30早池峰山〜9:50河原の坊〜11:45通行止ゲート
天候 12月2日:曇り時々雪 12月3日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
河原の坊へ行く国道25号線(紫波江繋線)は11月下旬から5月までの期間通行止めとなる為、花巻〜43号線〜25号線経由で笠詰キャンプ場手前の通行止ゲート付近に駐車
<岩手県道路情報URL>
http://www.douro.com/winter_kisei.php?change_view=2
コース状況/
危険箇所等
通行止ゲート付近から積雪があり、河原の坊で20〜30cm、河原の坊の登山コースで積雪40cm以上標高が上がる程、積雪も増えて、急斜面は中々進まないところもありました。
沢が途切れるところまでは、コース表示テープもあり、数日前に登ったと思われる踏み跡がうっすらと残っておりコースはわかりやすかった。頭埃離あたりからは登山コース用のロープが張ってあるが殆どが雪に埋もれ、天気も悪く視界もきかずで、ところどころ、うっすらと見えるロープを探し当てながら、コースを見きわめて頂上到着しました。頂上付近は雪の表面が堅くなっていてアイゼンで歩きやすくなるかと思っていたが、期待外れで、雪はさらさらで柔らかくて少し体力消耗しました。2日目は昨夜の雪でほんの少し、さらに積もっていました。天気は快晴で下りのコースも見通せ、尻セードもやりながら快適に下山。
鳴想の滝 2週間前程のヤマレコでこの付近で熊に遭遇とあったので鈴を盛んに鳴らしながら。
2013年12月02日 07:45撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/2 7:45
鳴想の滝 2週間前程のヤマレコでこの付近で熊に遭遇とあったので鈴を盛んに鳴らしながら。
うすゆき山荘。使えるかどうかはわからないストーブが完備されていて快適に過ごせそうです。
2013年12月02日 08:26撮影 by  DSC-WX30, SONY
1
12/2 8:26
うすゆき山荘。使えるかどうかはわからないストーブが完備されていて快適に過ごせそうです。
河原の坊で気合い入れ、いざ出発。
2013年12月02日 09:15撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/2 9:15
河原の坊で気合い入れ、いざ出発。
コメガモリ沢づたいの登山道。積雪30〜40cm。
2013年12月02日 10:20撮影 by  DSC-WX30, SONY
2
12/2 10:20
コメガモリ沢づたいの登山道。積雪30〜40cm。
頭垢離付近
2013年12月02日 11:51撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/2 11:51
頭垢離付近
同じく、頭垢離付近。この後、頂上までガスに覆われ、小雪もちらつき、風も出て、ルートを見失いそうになるほどの、悪天候の中、この後、頂上まで写真撮る余裕無し。14時頃頂上到着。頂上についたこともしばらくわからないくらい視界も全くきかない程の悪天候。
2013年12月02日 11:51撮影 by  DSC-WX30, SONY
2
12/2 11:51
同じく、頭垢離付近。この後、頂上までガスに覆われ、小雪もちらつき、風も出て、ルートを見失いそうになるほどの、悪天候の中、この後、頂上まで写真撮る余裕無し。14時頃頂上到着。頂上についたこともしばらくわからないくらい視界も全くきかない程の悪天候。
小屋は使えないようなので、小屋のそばにテントを張ったが、設営時に支柱が折れ、よれよれの張りのテントの中で一夜過ごす。
2013年12月03日 06:35撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/3 6:35
小屋は使えないようなので、小屋のそばにテントを張ったが、設営時に支柱が折れ、よれよれの張りのテントの中で一夜過ごす。
一夜明け、天気はガスで何も見えなかったが、少し、太陽が見えだし、天候回復か!?
2013年12月03日 06:50撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/3 6:50
一夜明け、天気はガスで何も見えなかったが、少し、太陽が見えだし、天候回復か!?
いやいや、まだまだ天気快復せず、神社が見えるくらい。
2013年12月03日 07:03撮影 by  DSC-WX30, SONY
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12/3 7:03
いやいや、まだまだ天気快復せず、神社が見えるくらい。
ところがところが、ガスが急に晴れだし、信じられないくらいの晴天に一変。オー神様、ありがとう!
2013年12月03日 07:19撮影 by  iPhone 5, Apple
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12/3 7:19
ところがところが、ガスが急に晴れだし、信じられないくらいの晴天に一変。オー神様、ありがとう!
嬉しくて嬉しくて、飛び跳ねながら、写真バチバチ。
2013年12月03日 07:19撮影 by  iPhone 5, Apple
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12/3 7:19
嬉しくて嬉しくて、飛び跳ねながら、写真バチバチ。
おおー、久しぶりに見るブロッケン現象も!!!
2013年12月03日 07:21撮影 by  DSC-WX30, SONY
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12/3 7:21
おおー、久しぶりに見るブロッケン現象も!!!
頂上避難小屋と神社。完璧な晴れ。昨日の悪天候の中、頑張って登ってきた甲斐あり。これが冬山の醍醐味だ!
2013年12月03日 07:25撮影 by  DSC-WX30, SONY
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12/3 7:25
頂上避難小屋と神社。完璧な晴れ。昨日の悪天候の中、頑張って登ってきた甲斐あり。これが冬山の醍醐味だ!
頂上の神社も真っ白の雪に覆われ、オレンジ色が鮮やか!
2013年12月03日 07:26撮影 by  DSC-WX30, SONY
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12/3 7:26
頂上の神社も真っ白の雪に覆われ、オレンジ色が鮮やか!
早池峰剣が峰方面の樹氷のアップ
2013年12月03日 07:29撮影 by  DSC-WX30, SONY
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12/3 7:29
早池峰剣が峰方面の樹氷のアップ
朝日と快晴の空と避難小屋
2013年12月03日 07:30撮影 by  DSC-WX30, SONY
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12/3 7:30
朝日と快晴の空と避難小屋
早池峰剣が峰方面の樹氷
2013年12月03日 07:31撮影 by  DSC-WX30, SONY
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12/3 7:31
早池峰剣が峰方面の樹氷
岩手山も富士山のような感じで、くっきりと!。
2013年12月03日 07:37撮影 by  DSC-WX30, SONY
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12/3 7:37
岩手山も富士山のような感じで、くっきりと!。
避難小屋はこんな感じでした。
2013年12月03日 07:39撮影 by  DSC-WX30, SONY
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12/3 7:39
避難小屋はこんな感じでした。
早池峰剣が峰方面の樹氷
2013年12月03日 07:40撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/3 7:40
早池峰剣が峰方面の樹氷
頂上の岩の冬の造形
2013年12月03日 07:41撮影 by  DSC-WX30, SONY
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12/3 7:41
頂上の岩の冬の造形
頂上にて、自然がつくったオブジェ達
2013年12月03日 07:41撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/3 7:41
頂上にて、自然がつくったオブジェ達
下山途中の斜面にて、記念写真
2013年12月03日 07:51撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/3 7:51
下山途中の斜面にて、記念写真
小田越方面の稜線
2013年12月03日 07:52撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/3 7:52
小田越方面の稜線
下山ルートにて。深夜の雪で昨日より少し積雪あり。尻セードしながら、晴天の中をヒャホーという感じで快適な下山。
2013年12月03日 07:55撮影 by  DSC-WX30, SONY
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12/3 7:55
下山ルートにて。深夜の雪で昨日より少し積雪あり。尻セードしながら、晴天の中をヒャホーという感じで快適な下山。
小田越方面の稜線
2013年12月03日 07:56撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/3 7:56
小田越方面の稜線
昨日の天気とは打って変わって、この晴天!
2013年12月03日 08:12撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/3 8:12
昨日の天気とは打って変わって、この晴天!
河原の坊方面を望む
2013年12月03日 08:45撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/3 8:45
河原の坊方面を望む
快晴の中の真っ白な雪の斜面と太陽をバックにかっこつけて写真を一枚。最高!!!
2013年12月03日 08:47撮影 by  DSC-WX30, SONY
12/3 8:47
快晴の中の真っ白な雪の斜面と太陽をバックにかっこつけて写真を一枚。最高!!!
下山後、天気は下り坂で雲も湧き出し、うすゆき山荘からの早池峰山(右側ピーク)
2013年12月03日 10:45撮影 by  DSC-WX30, SONY
3
12/3 10:45
下山後、天気は下り坂で雲も湧き出し、うすゆき山荘からの早池峰山(右側ピーク)

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
予備電池
1
1/25,000地形図
1
ガイド地図
コンパス
1
筆記具
ライター
1
ナイフ
1
保険証
1
飲料
1
ティッシュ
1
三角巾
バンドエイド
1
タオル
1
携帯電話
1
計画書
1
雨具
1
防寒着
1
スパッツ
1
手袋
1
ストック
1
ビニール袋
1
替え衣類
1
入浴道具
シュラフ
1
シュラフカバー
1
ザックカバー
1
クマよけ鈴
1
食器
1
水筒
時計
1
日焼け止め
非常食
1
アイゼン
1
軽アイゼン
ピッケル
1
バイル
ビーコン
スコップ
プローブ/ゾンデ棒
わかん
スノーシュー
冬季手袋
オーバー手袋
1
インナー手袋
1
防寒用帽子
1
目出し帽
テントシューズ
1
ゴーグル
1
サングラス
1
スノーソー
ハーネス
クライミングシューズ
環付きカラビナ
カラビナ
テープスリング
ロープスリング
確保器(ルベルソ等)
エイト環
クイックドロー/ヌンチャク
ハンマー
ハーケン
クライミンググローブ
ボルト
ジャンピングセット
ヘルメット
アブミ
フィフィ
カム
ナッツ
渓流シューズ
ウォータースパッツ
ウォーターソックス
ウォーターグローブ
下山用靴
ライフジャケット
ヤマビル忌避剤
タープ
新聞紙
遡行図
トポ(登攀図)
タイブロック
ショートバイル
スキー板/ボード
シール
シールワックス
滑降ワックス
スキーアイゼン
アイスバイル
アイススクリュー
携帯トイレ
共同装備
テント
1
テントマット
1
ツェルト
ランタン・マントル
コンロ
1
ガスカートリッジ
1
コンロ台
コッヘル(鍋)
1
ローソク
1
ファーストエイドキット
1
医薬品
ラジオ
1
トランシーバ(使用帯)
カメラ
1
ビデオカメラ
ポリタンク
1
天気図用紙
1
冬張り
1
針金
1
六角レンチ
赤布
竿
1
テープスリング
ロープスリング
環付きカラビナ
カラビナ
ユマール
タイブロック
プーリー
デッドマン
スノーバー
タープ

感想

初めてのヤマレコ投稿です。
ゲート過ぎると道路に積雪あり、河原の坊に近づく程、積雪量は多くなり、河原の坊で20〜30cm程の積雪。うすゆき山荘は無人小屋で、ドアも解放されておりストーブも置いてあり避難小屋としても活用できるようだ。うすゆき山荘は早池峰山のいい展望が望める場所に建っているが、生憎、1日目は雲もわき出て、展望きかず。朝から小雪となり、明日の晴れ天気予報を信じて山行。ゲートから登山口である河原の坊まで約2時間半。2週間前、ヤマレコに鳴想の滝付近で熊に出会ったとあり、もう冬眠に入ったとは思うが、遭遇しないように鈴を響かせながらの歩き。
河原の坊からコメガモリ沢伝いのコースから登る。積雪はこの2週間でかなり降ったようで沢取り付き付近で40cm以上は積もっていた。数日前に登山した形跡があり、沢伝いは沢を渡る時に足下注意しながらも、トレースがあって、歩きやすかったので助かった。
高度が上がる程に急登部分は積雪も多くなり腰ほどまで埋まり中々進む事が出来ない場所も一部あったが何とか頭垢離(こうべごおり)というところまで4時間半。
コメガモリ沢伝いは頭垢離までピンクのリボンがあり、コースはわかりやすかったが、頭垢離からはロープが頂上まで張り巡らされており、殆どが雪に埋もれて解りにくく、ガス、小雪の中、見通し利かず、コースを見失いそうなになりながらもロープを探しながら迷わず正規のコース通りで登攀できた。雪に足を取られ、またこの頭垢離からは急登に成るため、滑落だけはしないように慎重に頭垢離から頂上まで3時間かけて登攀。雪は春山のようには固まっておらず雪足を取られる。
ガスっていて、どこが頂上かもわからず、ぼんやりと頂上避難小屋が見え、頂上に着いたとわかった状況。この日は早池峰神社もどこにあるか見えず明日に確認することにし、まずはテント張り。避難小屋は使えないとブログにあったので最初からテントで計画していたが、本当に小屋のドアはしっかりと閉めてあり利用できそうに無い。風を避けて小屋のそばにテントを張るが、支柱がポッキリと折れ今夜はテントに包まって寝ることになるかと焦ったが、何とか工夫し外張りも張り、テント状態には出来た。天気は冬型低気圧だったが今週は気温はそう低くなく、テントの中で0℃くらい。。天気予報は深夜から晴れになる予報だったが、朝方も相変わらずガス状態で天気回復は無いかと覚悟はしていたが6時頃から晴れ間も見えだし、7時頃には晴れとなり、昨日見えなかった神社はすぐ目の先にあることがわかり、一人苦笑い。冬の雪山の楽しみな絶景も楽しめ、ブロッケン現象も現れ、神様が運をくれた感じで超幸運。
下には樹氷も見え、頂上付近の奇っ怪な雪に覆われた自然が作るオブジェも素晴らしい。この絶景をゆっくりと楽しんでいたかったが午後から下り坂ということで、小田越しコースからの下山は止めて、登りと同じ河原の坊コースを下山。夜にある程度の雪も降ったようで、前日よりさらに10cmほと積もっていた。下山は雪が柔らかく慎重に尻セードもやりながらスイスイと降りる。途中、日帰り登山予定の二人のパーティに出会う。
今回、久しぶりに20kgの荷物を背負っての完全装備の本格的な手始めの冬山登山だったので体力、気力等、100%の自信は無かったが、やってみれば冬山登山の最高の感触、達成感を味わい最高だった。

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