晩秋の毘沙門谷から静寂のダイラへ
岐阜県
滋賀県
onetotani
体力度について
- GPS
- 07:33
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 807m
- 下り
- 809m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 7:32
| 天候 | 快晴 【気温】 阿蘇橋：4℃ 阿蘇谷左岸の尾根に合流：5℃ 瓢箪池：10℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
→養老CC方面へ右折→県道139を牧田川に沿って西進→時山養魚場入口 「清内橋」の一つ先「阿蘇（あんぞ）橋」近くの路肩に駐車。 （5台程のスペース） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【毘沙門谷】 �―亶腓�ら阿蘇谷の左岸尾根まで約4km続く長い谷ですが、 源流部にまで窯跡が点在し、炭焼き生活の名残が色濃く残る谷です。 ��500m辺りで大岩を過ぎると岩が集まる急な登りが現れますが ここが唯一の場所で、全体的には緩やかな谷で登路としては 魅力的です。源流部で紛らわしい二股が度々現れますが、 いづれも右股は県境稜線へ、左股で阿蘇谷の左岸尾根へと向かいます。 【ダイラ】 �．瀬ぅ蕕瞭�から三国岳へ向け、灌木に捕まるように急降下して 鞍部に出ると、尾根下を戻るように薄い道が分かれます。 ダイラへの分岐です。 意外に踏まれた道は尾根下からやがて右折し、ごく浅い谷地形の ような斜面を下るように変わります。 崩れかけた窯跡を回り込むようにして谷に向かう急な下りに さしかかり、振り返るダイラの頭方面の山腹には美しい雑木の森が 広がります。 �∋拊�（阿蘇谷右股）の谷芯に沿ってしばらく下り、右岸に現れた 岩壁を過ぎると広がった谷の左岸奥に窯跡が見られます。 ダイラの入口に到着です。 �４砲笋�に広がった雜木の森は自由に歩ける場所ですが、 目印になるような特殊な地形の変化も有りません。 阿蘇谷左岸尾根の等高線空白地帯に沿う様に辿ります。 入口の窯跡から概ね北へ進むと、やがてダイラを象徴するような 平坦地が広がってきます。（北に向かい浅い谷に出会ったら沿う様に 僅かに左（西）へ進むのがオーソドックスルートかな。） �べ韻譴燭茲Δ平爾っ�に突き当たるとこれがワサビ谷でしょうか？ 谷がやや浅くなった辺りで横切り、左岸尾根のカーブに合わせて 東へ向かうと僅かに凹んだ浅い谷地形？の先に植林帯が現れ、 そのまま突っ切るとダイラを囲む小尾根に出合います。 阿蘇谷の左岸尾根から派生する急な小尾根で北へ向いますが、 梢越に尾根のラインが認められる辺りできつい登りから逃げるように 尾根下をトラバースして、ダイラ越えと言われる鞍部に向かいますが、 今回は尾根下を追い過ぎて直接P597の窪地、瓢箪池に乗り上げました。 |
写真
拍手
感想
onetotani
錦繡のタイミングは逃してしまったが、落葉した晩秋のダイラも
悪くないだろう。北鈴鹿の奥座敷：ダイラをゆっくりと歩いてこよう。
今回も毘沙門谷からスタートだ。となれば足元は長靴が一番。
12月になると閉鎖される林道・時山多賀線の眺めもすっかり晩秋の
気配だ。ゆったりと広がる牧田川の河原を過ぎると、まもなくして
旧道入口の分岐に出るが、茂った草に分岐が隠され思わず見逃す
ところだった。
旧道に入っても以前より草が優勢で、歩く人が減り年々荒れていく
運命を寂しく思いながら毘沙門谷の出合まで足を進める。
すっかり落葉して谷間に見られる色は僅かに残る黄色のみだ。
冷え込みも厳しく、陽射しの乏しい谷でも一時間ほど辿ると
着込んだジャケットが邪魔になって来た。
二基の窯跡が隣り合う場所で、体温調整を兼ねた小休止をとり
行動食で小腹をなだめて腰を上げる。
靴底のグリップは劣るが、徒渉を気にする必要が無い長靴は、
靴下やソールの調整でフィットさせれば、登りも下りも問題なし。
今回のようなコースではオールマイティだ。
あちこちに残る窯跡や、足元に築かれた石積などに山仕事への関わりを
感じながら阿蘇谷左岸の尾根に乗り上げると、うっすらと斜面が
白くなっていた。これならばと期待しながら尾根を上がると
ダイラの頭直下の展望地から御嶽、乗鞍岳をはじめソノドの奥に覗く
伊吹山も白く輝き、山頂を下った県境稜線からも霧氷の鈴北岳が
眺められた。早くも雪のシーズンへのバトンタッチか？。
スッカスカになった明るい雑木の急斜面を下り、阿蘇谷の右股を
流れに沿ってダイラの入口に到着すると、こちらもスッカスカになった
雑木の森から光が射し込み明るい雰囲気に溢れていた。
時計を見るとまもなく12時だ。昼食を済ませてから静寂に包まれた
癒しの台地を巡る事にしよう。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
ダイラの頭の最新記録
昨年に引き続き、今年も毘沙門谷からダイラを歩かれたんですね。紅葉の最盛期は過ぎましたが、落葉を踏み締めて歩くダイラも趣があって素敵ですね。
毘沙門谷は緩やかで広々とした谷で、私も雰囲気が好きです。長靴でルートを気にせず自由気ままに歩けるのがまた良いですね。
言われるように冬支度が進んだ谷や台地は、木漏れ日が創り出す明るい雰囲気に
趣が感じられますね。
見上げる青空と静寂に包まれた凛とした空気。そんなダイラの森を彷徨うのも
素敵な時間でした。
平坦な台地に広がる静かな森は、きっと一年を通じて魅力的な場所でしょうね、
ヒルの季節は近づけませんが・・・。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する