雪山初心者が行く 快晴の木曽駒ケ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 531m
- 下り
- 534m
コースタイム
10:15 乗越浄土
10:45 中岳
11:15 木曽駒ケ岳山頂 11:25
11:40 頂上山荘付近 11:50 ※軽食タイム
11:58 中岳
12:20 乗越浄土
13:15 千畳敷駅
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
8:55 しらび平駅(ロープウェイ駅) が最速の模様 この日、70人ほど朝のバス待ちに並んでいましたので早め行動がよいかと 駐車場 500円 バスとロープウェイ往復 3800円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
乗越浄土より先は基本凍結。 12本爪アイゼン、ピッケル必須です。 登山ポストは千畳敷駅にあります。 トイレも同様です。 途中の小屋は冬季閉鎖中。 |
写真
感想
雪山の経験は片手で数えるほどしかないのですが、
木曽駒ケ岳に挑戦してきました。
木曽駒自体は昨年、夏山で経験済みです。
短時間のコースですし、多少甘く見ていたところもありました。
ただ、実際はそんなことはなく、
雪山の厳しさと素晴らしさを体験してきました。
初心者の方の参考になれば幸いです。
■千畳敷駅〜乗越浄土
駅に到着すると雲ひとつない快晴。
宝剣岳が真っ青な空に綺麗に映えています。
ここまでは誰でも来ることが出来ると思いますが、この時点で
素晴らしい景色です。
アイゼンを装着し、早速スタートです。
序盤はふかふかの雪をつぼ足気味に進みます。
既に先陣の方々が多数出発されており、トレースがばっちりあり、
道迷いはありません。
乗越浄土までの道のり半ばまでくると傾斜のきつい登坂になります。
夏道だとジグザグに高度を上げていく形なのですが、
段差が雪で埋もれており、ただの急坂と化しています。
上に上がるほど、雪質は凍り交じりになり、
ピッケルを刺しながら這い上がっていく形になります。
振り返るとなんという角度・・・。
ここは雪山に慣れていないのと高所恐怖症とでかなりの恐怖感を感じました。
ちょっとだけ引き返したい衝動に駆られつつも
一歩一歩慎重に歩みを進めます。
普段写真を撮りながら登るのですが、そんな余裕は全くない、、、
全体を通してもここが今回で一番の危険箇所かと思います。
■乗越浄土〜木曽駒ケ岳
なんとか乗越浄土に到着。
目の前には宝剣や中岳、前岳など絶景が広がります。
コースを知っているだけにここまで来ると一安心です。
風もあまりなくそれほど寒さも感じません。(といっても氷点下5度程度)
ここからは地面が基本氷に変わりますので
きちんとした装備が必須かと思います。
ザクザクという足音とともに宝剣山荘を通り過ぎ、中岳へ向かいます。
このあたりから心に余裕が出てきたのか写真を撮りまくるフェーズです。
先ほどに比べると何てことない坂を上ると中岳に到着です。
中岳に到着すると木曽駒ケ岳山頂が見えてきます。
奥には御嶽が綺麗に見えます。
ほぼ氷の坂を下り、頂上山荘前を通過し、坂を上ると山頂です。
傾斜もそれほどでもないので滑らない限りは危険な箇所はないかと思います。
山頂に到着すると御嶽方面からの冷たい風が全身に叩きつけられます。
皆、そそくさと降りてくるな、と思っていたらこういうことかと納得。
しかし山頂からの眺めは格別かと思います。
御嶽方面や、宝剣、その奥の南アルプス、そして富士山。
多少我慢してそれらを堪能し、山頂を後にします。
■帰路
帰路の最大の山場はやはり乗越浄土からの下りです。
下り序盤は急斜面かつ、ほとんど凍結していますし、踏み外したら
大変なことになるのは目に見えているのでほんとに神経を使いました。
ほかにも下に雪を落とさないようにとか。
さくさくと下られる方とのスキルの違いを感じましたね。
半ばを過ぎるとそういう意味では安全なゾーンなので
本当にほっとしました。
そして一気に空腹感がきて千畳敷のレストランで昼食し、
ロープウェイで下山。
■総括
11月からの登山はいつも快晴だったのですが、
この日も天候に恵まれ素晴らしいコンディションだったと思います。
景色も本当に抜群でした。
ただ、装備の扱いも実践という意味では万全ではなかったですし、
正直なところもう少し低山雪山で練習してから来るべきだったかな、
とも反省しています。
今回はいい意味で雪山に対する緊張感が生まれたように思いますし、
ちょっと練習してから高いところに挑戦したいと思います。
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