陽だまりの中、樹氷輝やく釈迦ヶ岳（大峰）。

2013年12月08日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.2km
• 登り: 592m
• 下り: 577m

コースタイム

9:13峠の登山口―9:56不動木屋登山口からの道と合流―10:36古田の森―11:27大峰奥駆道―11:36釈迦ヶ岳12:11―12:54古田の森―14:02峠の登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　十津川温泉から国道168号線を北上し、谷瀬の吊り橋を左に見て、宇宮原で左折。旭橋を渡って旭に向かいます。奥吉野発電所まではガードレールがありますが、その先はガードレールの無い細い林道となります。雪が少し残った場所もありますのでゆっくり走ります。峠の登山道には広い駐車場があります。トイレがありますが、今は冬季閉鎖中です。

コース状況／危険箇所等

　危険個所は全くありません。全体的になだらかで、広い笹原の中の一本道です。峠の登山口では冷たい風が強く吹いていましたが、登るにつれ風も弱まり、頂上では小春日和のポカポカした陽気でした。

　途中汗を流した立ち寄り湯の「きすみ館」、いい湯でしたが、ビールはノンアルコールしかありませんでした。

写真

12/9 11:18

十津川温泉の民宿「やまと」です。

12/9 11:19

峠の登山口です。

12/9 11:20

風も弱まり暖かくなってきました。

12/9 11:20

広い笹原の中を進みます。

12/9 11:21

不動木屋登山口からの道と合流します。

12/9 11:23

氷の小粒が落ちてきます。はて何か？と見上げると、樹氷が出始めて来ました。

12/9 11:24

行く手の山はほんのり白く、樹氷が期待できます。

12/9 11:26

思わず立ち止まります。

12/9 11:28

笹原の一本道にも雪が現れ始めます。

12/9 11:29

樹氷が溶けないうちに頂上へ行きましょう。

12/9 11:30

雲ひとつない青空の下、樹氷の林です。

12/9 11:31

千丈平です。

12/9 11:34

樹氷の森の中、好きな場所を選んで進みます。

12/9 11:35

写真を撮るのに夢中で足が止まります。

12/9 11:36

首がだるくなります。

12/9 11:37

小春日和の下、樹氷が持ちこたえています。

12/9 11:37

他のパーティーも立ち止まって見上げています。

12/9 11:38

惜しみなく陽が降り注ぎます。

12/9 11:39

頂上が近くなってきました。

12/9 11:41

ここを登れば釈迦ヶ岳頂上です。

12/9 11:41

お釈迦様の頭にはエビのしっぽが着いています。

12/9 11:42

大峰奥駆の稜線、うっすら白く染まっています。

12/9 11:43

もう春の芽吹きも見られます。

12/9 11:44

見ずらいですが、奥に熊野灘が広がっています。

12/9 11:45

ぽかぽか陽気に、今にも溶け落ちそうです。

12/9 11:46

下山時、振り返ると釈迦ヶ岳の白さは半減しています。

12/9 11:48

登る際には樹氷も見られましたが、今は全くありません。

12/9 11:48

登山口に帰りつきました。

撮影機器：

α NEX-3N SONY

感想

onisan

　峠の登山口は冷たい風が吹いていて、ここでこんなに寒ければ頂上はさぞかし寒かろうと思いながら登山口に入ります。じきに風は弱まり、身体も暖かくなってきます。釈迦ヶ岳の登山道は全体的に緩やかで歩きやすい道です。広い笹原の中の一本道は開放的で気持ち良く歩くことが出来ます。西高東低の冬型が今日まで持ちこたえていますので、雲ひとつない青空が広がっています。大日岳のとんがりが目につきます。槍ヶ岳よりもっととんがっています。その左手に目指す釈迦ヶ岳、頂上部分は白く染まり、樹氷群が期待されます。

　上から氷の粒が落ちてきて、樹氷が出来ているのに気付きます。登るにつれ、樹氷は豊かになり、空の青さと樹氷の白さが清冽な色合いを奏でます。北から続く大峰奥駆の稜線も、うっすら白く染まっています。頂上のお釈迦様、きびしい季節が到来し、エビのしっぽをなびかせても、柔和な笑顔を浮かべています。小春日和の中で豊かな樹氷を楽しむことが出来、なんと幸運。登山口ではあんなに寒かったのに、ここはポカポカ陽気。お弁当を広げゆっくりします。

　下山時振り返って見ると、樹氷が溶け落ちたのでしょう、頂上の白さは半減。登って来る時には樹氷がついていた林も、今は只の枯れ木の林。でも広々とした笹原の快適な下り、なんとも気持の良い釈迦ヶ岳でありました。