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記録ID: 381710
全員に公開
雪山ハイキング
塩見・赤石・聖

12月の聖岳。雪の3000m峰、シリーズ第4弾はあえなく敗退。

2013年12月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
37:15
距離
38.4km
登り
3,391m
下り
3,395m

コースタイム

【計画】12月21日 沼平ゲート5:30-茶臼岳登山口6:10-ウソッコ沢小屋8:00-11:30茶臼小屋(昼食)12:00-15:30聖平小屋(泊)
12月22日 聖平小屋6:00-9:00聖岳9:15-10:45聖平小屋11:00-12:15岩頭滝見台(昼食)12:45-16:00聖沢登山口16:10-東俣林道-19:15沼平ゲート
【現実】12月21日沼平ゲート6:50-茶臼岳登山口7:25-8:00ヤレヤレ峠8:15-9:30ウソッコ沢小屋(朝食他)10:50-11:55ヤレヤレ峠12:05-茶臼岳登山口12:40-13:20沼平ゲート
上記地図は、計画時のものです。あしからず。
天候 12月21日 小雪のち晴れ 沼平ゲート6時30分 1℃
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
[往路]自宅2:10-東名川崎IC2:45-東名高速、新東名高速-新静岡IC4:15-県道27号189号60号-6:15畑薙第一ダム沼平ゲート 241km 4時間
新静岡ICからは74km2時間、内約60kmが林道走行。富士見峠経由の方が、口坂本温泉経由よりは道幅広い。路面凍結、数ヵ所あり。沼平ゲート手前に約20台駐車可能。先客1台のみ。
[復路]沼平ゲート13:35-13:45白樺荘(昼食)14:30-新静岡IC16:20-東名川崎IC18:15-19:15自宅
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは沼平ゲート前の南アルプス登山指導センターと茶臼岳登山口の畑薙大吊橋にあり。下山後の温泉、飲食店は、ゲートから車で10分にある静岡市南アルプス赤石温泉「白樺荘」がお薦めです。日帰り入浴料500円、食堂(40席)、無料休憩室、売店あり。9月三連休の混雑が嘘のような貸切状態でした。
[道の状況]ゲートから凍結した林道を約40分で茶臼岳登山口に着く。約182mの畑薙大吊橋を渡り、急な尾根を鉄塔まで15分登り、トラバース気味に20分でヤレヤレ峠に到着。落ち葉と雪のミックス。峠から広葉樹林の斜面を下り上河内沢の右岸に出るとすぐ吊り橋。沢に沿って歩くが、積雪で道はわからず。さらに吊り橋を2回渡り、滑りやすい鉄の階段を上がって行くとウソッコ沢小屋に着く。ここから茶臼小屋までは急坂の連続が4時間続く。
6時15分、南アルプス登山指導センター(沼平ゲート)に到着。1台しか駐車してません。小雪が降ってます。
2013年12月21日 06:18撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 6:18
6時15分、南アルプス登山指導センター(沼平ゲート)に到着。1台しか駐車してません。小雪が降ってます。
6時50分、明るくなったので出発するが、降雪でテンション上がらず。
2013年12月21日 06:45撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 6:45
6時50分、明るくなったので出発するが、降雪でテンション上がらず。
すっごい朝焼け。モルゲンロート、アルペングリューゲンどっち?
2013年12月21日 06:50撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 6:50
すっごい朝焼け。モルゲンロート、アルペングリューゲンどっち?
茶臼岳登山口まで約40分、凍結した林道を歩きます。晴れてきましたが、足首に違和感が。
2013年12月21日 07:09撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 7:09
茶臼岳登山口まで約40分、凍結した林道を歩きます。晴れてきましたが、足首に違和感が。
畑薙大吊橋が見えて来ました。
2013年12月21日 07:17撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 7:17
畑薙大吊橋が見えて来ました。
7時25分、茶臼岳登山口に着く。橋長181.7m、高さ30mの畑薙大吊橋を渡ります。
2013年12月21日 07:25撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 7:25
7時25分、茶臼岳登山口に着く。橋長181.7m、高さ30mの畑薙大吊橋を渡ります。
畑薙大吊橋渡りきって、記念撮影。けっこう揺れました。定員の15人が歩いたらどうなることやら。
2013年12月21日 07:31撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 7:31
畑薙大吊橋渡りきって、記念撮影。けっこう揺れました。定員の15人が歩いたらどうなることやら。
8時、ヤレヤレ峠に着く。テン泊用荷物は17kg、ちょと重い。ここで会った下山者に積雪状況等を聞く。横窪峠より上は新雪で腰までのラッセルとのこと。
2013年12月21日 08:11撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 8:11
8時、ヤレヤレ峠に着く。テン泊用荷物は17kg、ちょと重い。ここで会った下山者に積雪状況等を聞く。横窪峠より上は新雪で腰までのラッセルとのこと。
峠から沢まで下り、最初の吊橋。
2013年12月21日 08:30撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 8:30
峠から沢まで下り、最初の吊橋。
2番目の吊橋は、滝壺の上を渡ります。
2013年12月21日 08:39撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 8:39
2番目の吊橋は、滝壺の上を渡ります。
3番目の吊橋も、トランポリンの上を歩いているよう。
2013年12月21日 08:50撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 8:50
3番目の吊橋も、トランポリンの上を歩いているよう。
沢に沿って、いくつかの桟道を歩きます。雪が凍り滑る。


2013年12月21日 08:58撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
12/21 8:58
沢に沿って、いくつかの桟道を歩きます。雪が凍り滑る。


鉄製の階段。積雪は10cm程度。
2013年12月21日 09:08撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
12/21 9:08
鉄製の階段。積雪は10cm程度。
4番目の吊橋の先にも鉄製の階段が。
2013年12月21日 09:19撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
12/21 9:19
4番目の吊橋の先にも鉄製の階段が。
9時30分、ウソッコ沢小屋に到着。足首の痛みが増す。
2013年12月21日 09:32撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 9:32
9時30分、ウソッコ沢小屋に到着。足首の痛みが増す。
横窪沢小屋まで1.1km150分の標識。この先、積雪の急坂の連続となります。茶臼小屋までは5時間かかりそう。
2013年12月21日 09:35撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 9:35
横窪沢小屋まで1.1km150分の標識。この先、積雪の急坂の連続となります。茶臼小屋までは5時間かかりそう。
通年無人の小屋内部、綺麗です。靴をぬぐと、左足内側のくるぶしが腫れ上がってます。食事後、治療したりと1時間以上まったりと過ごす。
2013年12月21日 10:14撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 10:14
通年無人の小屋内部、綺麗です。靴をぬぐと、左足内側のくるぶしが腫れ上がってます。食事後、治療したりと1時間以上まったりと過ごす。
つららが育ってます。上河内岳を目指すワカン装備の4人組を見送ります。休んだところで痛みは引くわけもなく、10時50分下山することに。
2013年12月21日 10:27撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 10:27
つららが育ってます。上河内岳を目指すワカン装備の4人組を見送ります。休んだところで痛みは引くわけもなく、10時50分下山することに。
12時30分、一歩毎の激痛に耐え、大吊橋まで戻って来ました。
2013年12月21日 12:35撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 12:35
12時30分、一歩毎の激痛に耐え、大吊橋まで戻って来ました。
登れなかった雪を被った上河内岳が、左奥遥か遠くに見えます。13時20分、沼平ゲートに不本意ながら無事に戻って来ました。
2013年12月21日 12:51撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 12:51
登れなかった雪を被った上河内岳が、左奥遥か遠くに見えます。13時20分、沼平ゲートに不本意ながら無事に戻って来ました。
静岡市営南アルプス赤石温泉「白樺荘」。宿泊4000円、日帰り入浴料500円。無料休憩室、売店あり。県警山岳遭難救助隊の方と会話をする。
2013年12月21日 14:26撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 14:26
静岡市営南アルプス赤石温泉「白樺荘」。宿泊4000円、日帰り入浴料500円。無料休憩室、売店あり。県警山岳遭難救助隊の方と会話をする。
白樺荘の食堂で、カツ丼セット(ソバ付)1100円を注文する。客は、私だけ。
2013年12月21日 14:00撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 14:00
白樺荘の食堂で、カツ丼セット(ソバ付)1100円を注文する。客は、私だけ。
新静岡ICへの林道途中、富士見峠展望台からは南アルプス南部の山々が見渡せます。左から、大無間山、小無間山、手前に卯山、奥に上河内岳、聖岳、赤石岳、悪沢岳。小無間の山容が気になります。
2013年12月21日 15:26撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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12/21 15:26
新静岡ICへの林道途中、富士見峠展望台からは南アルプス南部の山々が見渡せます。左から、大無間山、小無間山、手前に卯山、奥に上河内岳、聖岳、赤石岳、悪沢岳。小無間の山容が気になります。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
予備電池
1
1/25,000地形図
1
ガイド地図
1
コンパス
1
1
筆記具
1
ライター
1
ナイフ
1
保険証
1
飲料
2
ティッシュ
2
バンドエイド
1
タオル
2
携帯電話
1
計画書
1
雨具
1
防寒着
1
スパッツ
1
手袋
2
ストック
1
ビニール袋
3
替え衣類
2
ザックカバー
1
水筒
1
時計(PROTREK)
1
非常食
2
ピッケル
1
アイゼン12本爪
1
寝袋
1
エマージェンシーシート
2
靴下
2
ヒップソリ
1
共同装備
コンロ
1
ファーストエイドキット
1
医薬品
1
ラジオ
1
カメラ
1
ポリタンク
1
1
ランタン
1

感想

 今年最後の山行は、3000m峰21座の残り5座(農鳥岳、塩見岳、乗鞍岳、立山、聖岳)から最南端の聖岳に決定。長野県側の登山口への林道は既に全て冬期通行止。静岡側も東海フォレストのバスは来春まで運休中。仕方なく、畑薙第一ダムからの長距離登山を選択する。聖岳のレコも10月を最後に全く無し、2〜3日前の降雪が少し不安でしたが、テン泊用荷物約17kgを担いで出発する。スタート直後から左のくるぶしに痛みを感じる。30回以上履いてる靴にもかかわらず靴ずれ程度に考えていましたが、2時間程歩いた頃には一歩毎に激痛を感じる。ウソッコ沢小屋で靴を脱いだらくるぶしが2倍に腫れてました。原因不明。また、ヤレヤレ峠で会った二日前に入山していた下山者の話では、横窪峠の上は新雪で腰までのラッセル、二日間一人も登山者に会わなかったとのこと。ということで、標高差2063mを220m登っただけで残念ですが下山することにしました。私の後から4人組が登って来たのでこの人達の後をついていけば楽出来るかなとの思いもよぎるが、今回は無理せず、来春に聖岳光岳を縦走しようと思います。
 帰りに寄った白樺荘は、9月三連休の混雑が嘘のように食堂もお風呂も貸切状態でした。ここで、若い警察官に声をかけられ一瞬ドキッとする。彼は、明日から雪山訓練で入山する山岳遭難救助隊員でした。茶臼岳、上河内岳周辺の状況を知りたかったそうです。南アルプスのいろいろな話を有難う御座いました。
 最後の山行が情けなく終了してしまいましたが、来年は今年よりも良いものにしたいと好日山荘の如く考えております。
 では、ヤマレコユーザーの皆様、良いお年を。来年もよろしくお願いします。

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コメント

素晴らしいご判断です。
shibataroさん、お疲れさまでした。

撤退は素晴らしい判断です。
冬季遭難したら、
ヘリも飛ぶことが難しくなりますね。

しっかりリカバリーして、
春を待ちましょう。

お大事に!
2013/12/23 18:45
撤退は、「永遠の0」のせい?
maatalcoutaさん、コメントありがとうございます。
足の故障が無くても、単独でラッセルするのは困難だったと思います。せめて茶臼小屋までは行きたかった。数年ぶりの敗退、残念でした。今まででしたら、無理してでも山頂を目指していたと思います。先週、試写会で見た永遠の0で、宮部久蔵の生還することにこだわるカッコよさの影響ですね。
2013/12/23 23:14
プロフィール画像
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