蕨山〜有間山から鳥首峠〜浦山
- GPS
- 06:18
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,337m
- 下り
- 1,179m
コースタイム
天候 | 晴れ、今週も行い良し! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:秩父市営バス浦山大日堂バス停乗車〜西武秩父駅前下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蕨山山頂分岐に通じる尾根は岩稜帯の急登です。地図にもあるとおり、落石滑落等に注意。 蕨山から橋小屋ノ頭までは気持ちの良い稜線歩き。 北に進路をとり、急坂の連続。 伐採地の東稜線を歩きますが、高度感あり。 景色を楽しむことに集中しましょう。 鳥首峠までは最も急な坂を転がるように。 鳥首峠〜冠岩まで、特に本文にも書きましたが道迷いに注意。 林道中間点、落石がどうも頻繁に発生しているようです。 十分注意。 |
写真
感想
今週もよく働きました、って自分で言うのも変だけど(笑)
よって時間なく、山メシはパンと相成りました。
今回は、蕨山から有間山山域〜鳥首峠を経由して浦山大日堂に出るルートをチョイス。
今回の山行課題は時間。
歩くことに専念し、どれだけの時間でゴールにたどり着けるかを目的に掲げスタート。
目標は地図掲載の標準時間です。
蕨山、5年前に登って以来。
その当時とあまり変化はありませんでしたが、伐採の倒木放置が目立ちました。
尾根から山頂までは、おなじみのやせ尾根急登の連続。
山頂分岐直下の急登にて落石に遭遇、これは人為的な物でした、てか、前を行くハイカーが落とした落石。
幸いにも直撃は免れましたが、その後が問題。
結構な大きさの、拳X2くらいの石というか岩。
明らかに「落とした」ことを認識しているにもかかわらず、なにもアクションなし。
よってマナーの欠如。
山では温厚にならなきゃ、と言い聞かせ、「危ないッスよ〜〜」と声をかけたけど、向こうは話に夢中で耳に入ってなかったみたいです。
こりゃあ先に行かないと再度落とされると思い、ギアを入れ替えて必死で追い越しました。
「お先に!」と声をかけても何もなし。
チラっとみたら中年のご夫婦で、奥さんの方がしきりにご主人に話しかけているんだけど、我関せずといった模様で。
いろんな人がいます。
もちろん山にもいろんな人が来ます。
その中のお一人として認識することにします。
が、
これは反省するんだけど、マナー悪し!と言うことは言うべきだったかなと、後で思いました。
石を落とすのは未熟だからしょうがない。
でもその後の対処は明らかにマナーが欠如しています。
で、その後はきれいさっぱり忘れました(笑)
だって引きずったら楽しくないもん。
蕨山到着。
山頂は以前と比較して眺望が狭まっていました。
周りの木々が成長して、眺望を妨げているようで。
浅間山がぼんやりと見えましたが、今回は雪を被っていなかった。
先週は真っ白だったのに。
南に転じると棒ノ嶺、その左肩にうっすらと丹沢。
棒ノ嶺の西には大岳山が特徴的な山頂を見せてくれました。
ソースコロッケパンを30秒で平らげ、次の目標へ。
橋小屋ノ頭、有間山山域までとりあえず歩きます。
蕨山最高点をさりげなく通り過ぎ、道幅が広くて気持ちの良い尾根道を15分。
ここで、バラモ尾根から来たというハイカーとすれ違いました。
中々おもしろい尾根でした、と額に玉の汗を浮かべ、楽しそうに話してくれました。
そうだよな、こう言うのも山の楽しみの一つなんだよな。。と感慨深くなりながらも先を急ぐ。
逆川乗腰に到着。
あずまやあり。
休憩の2文字が頭をかすめるが、今日のテーマを思い出し、何気にスルー。
待っていたのはほぼ一直線の急登です。
呼吸を整えながら登る。
息が上がるのを覚えると整える。
これを繰り返しながら、数秒の、一瞬の立ち休みを繰り返す。
先を見ない。
数歩先を見る。
すると目の前に「有間山」の標識が飛び込んできました。
有間山 というピークは無いそうです。
このあたり、橋小屋ノ頭〜有間峠〜仁田山にかけての山域を「有間山」と言うそうです。
小休止し、おやつをパクつき、時間を確認し、身なりを整え(と言っても誰もいないのだが)、鳥首峠を目指します。
この間、数分という所でしょうか。
転がるような急坂。
ロープ場は2カ所のみ。
根っこを足がかりに、枝をわしづかみ、ここで石を落としたら午前中の繰り返しだぁ、と言い聞かせ、必死で下ります。
急に視界が開け、西面が伐採地になっている稜線に飛び出ました。
(たぶん)熊倉山から矢岳あたりの稜線、その奥は白岩山から雲取、和名倉山あたりがうっすらと確認できたという、雄大な奥秩父に通じる山々が一望できました。
絶景。
奥武蔵、奥秩父は、その名の通り奥が深いなぁ。。。。
北西にはおなじみの両神山。
とにかく西面は木々は何もなく稜線があらわになっており、谷に通じる山肌が荒涼としています。
鹿除けのフェンスがあるにもかかわらず、その高度感は相当なものでした。
ショウジクボの頭〜滝入ノ頭を通過。
鳥首峠への最終急降下です。
ここいら辺でハイカー二人とすれ違い。
名郷から鳥首峠を経て歩いてきたとのこと。
鳥首峠到着。
祠あり。
ここまでの無事を感謝、ここからの安全を祈願し手を合わせる。
目指すは、冠岩を経て浦山大日堂。
西に進路を取る。
踏み跡が薄い。。。。
これまでの経路とは何か違うのに違和感を覚えます。
この感じは後で的中することに。
足首あたりまで埋没するほど落ち葉が降り積もり、踏み跡がはっきりしません。
沢に出ました。
流れの方向に赤テープ有り。
信じて川下方向へ進むが、踏み跡が見つからない。
ここで分岐に戻ればヨカッタのだろうが、道迷いに。
数十分間大岩と格闘しながら沢を下ります。
「迷ったら上に行け」
よく言われる言葉ですが、ふと上を見ると、杉林の中に赤テープを見つけました。
それをたどり、ようやく本来のルートに戻りました。
ヤバい事にならずに済んだけど、タイムロス。
プラス、判断ミスの怖さを実感反省。
後に地図で確認したところ、川下方向ではなく沢を渡渉し杉林の中に入るルートでした。
冠岩集落に到着、お地蔵様に手を合わせます。
お地蔵様がいらっしゃる後ろが大きく開けており、その遙か上に冠岩がある模様ですが、確認できず。
冠岩集落を通過し、林道を目指します。
14時過ぎ、林道に出ました。
次のバスまで余裕だ!!ヨカッタ!!
林道を進む。
巨岩発見、二抱えほどもある巨岩が道の真ん中に転がっていました。
どうも落石危険地帯のようです。
周りを見回すと、同じようなサイズの岩岩がごろごろ。
上を見ると、いかにも脆そうな岩脈!!
急いで抜けないと!
と?
拳大の石が音もなく足下に落ちてきました。
こりゃあ危険だ。。
ほどなく落石地帯を抜け、林道の終点に。
地元の方に話しかけられました。
数日前、熊の目撃情報と鹿害の報告があり、ハンターが入ってるけど大事なかったかとのこと。
銃声も聞こえなかったし、鹿熊の気配も感じなかった旨報告すると、そりゃあヨカッタ!!と安心した様子。
鹿害、さらには猿害も今年は増加しているとか。
たどってきたルートは予想外にハイカーが多く、見かけなかったのはそのためかな?
浦山大日堂バス停に到着。
バス待ち1時間。
幾分かシャリバテ気味。
待合ベンチでお湯を沸かし、コーヒーを入れます。
残ったパンを味わいながら、今までの山行を思い返す。
時間的にはほぼ問題なし。
ルートファインディングに関してはまだまだ未熟だなぁ。。
などなど。
バス時間まで30分を切ったところで、ワゴン車が到着。
秩父市営バスでした。
運転手さんが車の中に入れてくれました。
色々楽しい、あるいは興味深いお話を伺いましたが、その内容は改めて日記に起こしますので、こうご期待!!
西武秩父駅まで約25分の道のり。
途中誰も乗ってこず、しかも料金が300円とリーズナブルで、得した気分を味わえました。
仲見世にて秩父味噌購入。
赤味噌と米麹味噌。
これを合わせると美味ですよ!!ただし赤味噌ちょいと多めに。
ホームに着いた時点で折良く急行が滑り込んできました。
安全に山行できた証のバナナカステラをほおばり、帰路につきました。
了
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