打見山(深雪雪中行軍)
- GPS
- 07:01
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,018m
- 下り
- 1,003m
コースタイム
天候 | 晴れ・午後ちょっと曇り 車載の気温計で 0℃。寒波、大雪の翌日の晴れの放射冷却のせい? 気温は低いけれども、キタダカ道はそよ風で汗ばみました。 山頂付近はまずまずの強風。気温不明。手がかじかんで直らなかったので、ー5℃くらい?寒かったー。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【キタダカ道往復】 登り始めたところからすでに積雪でした。だんだん歩きにくくなってきたので上の砂防ダムを少し過ぎたところでアイゼンを装着しました。 天狗杉までは木の上の雪が溶けて雫が落ちてきたり、時には雪の塊が落ちてきたり、傘をさして歩きました。傘が無いとびしょびしょだったかもです。 天狗杉から上は雪も深く、先行者の足跡はスノーシューのかたの物のみで、跡をたどってもズボズボと足がめり込んで、かなり体力消耗しました。(帰ってきてから夜、太ももの筋肉がつる現象が多発。)上の急な斜面の所はさらに歩きにくく、登りづらかった。吹き溜まりの所でまたまで両足がすっぽり雪にはまり込んだときは往生しました。 展望所にもなっている上の小さな鳥居の祠の所から先、先行者のかたの足跡もなくなり、しばらくラッセルしましたが、夏道がわからなくなり、滑落の可能性もあったので頂上を目前に断念して返ってきました。 |
写真
装備
備考 | 反省点:厚手のソックスを履いて行けばよかった。いつもの雪山は、雪や氷の”上”を歩いていたので特に感じなかったのですが、この日は終始雪の”中”を歩いていたので、思った以上に登山靴の中が冷えて普通のソックスだけでは指先が痛くなってしまいました。 それから、絶対に転ばないと思っていたのに、上の方の深雪に足を取られて何度か転ぶ羽目になってしまいました。最初からゴアテックスのレインウェアのズボンをはいていたほうが良かったと思います。 転ぶことを前提に、スキー用の手袋をはいていいたほうがよかったです。 二本杖はどちらかというとスキー用のストックのほうが良かったです。 傘をさして正解でした。木の上に積もった雪がとけて水滴が多量に落ちてきたり雪の塊がおちてきたり、傘が無いとかなり濡れたはずです。 【雪目対策】 デジカメのモニター画面を見て気が付いたのですが、雪の上を歩いているときに日が差してくると瞳孔が最小になっているようでかなり暗く感じます。それでも雪面はまぶしい、ということは、瞳孔が調節できる最小の大きさになっても光がどんどん入ってきているということで、危険なのは紫外線が大量に入ってきているということです。あまり長時間そのような状態が続くと一時的に目が見えなくなる可能性もあります。ゲレンデスキーの時は快晴でもそういったことが起きないのはひとえにゴーグルのおかげだと思います。お天気のいい日に雪山の稜線歩きをするときはスキー用のゴーグルがあった方が良いですね。 というか、深い雪の中を登るときは、完全にスキーの格好で、スキーもかついで、登山靴とスノーシューで登るのもいいのではないかと思ったりしました。実現するために必要なものはスノーシューのみ。しかしこの打見山でスキーで降りている人やスキーの跡は見たことないなあ。やっぱり危ないのかも。山スキーに向いている山があるんでしょうね。 |
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感想
金曜の夜から土曜の朝にかけてずいぶんと積雪があったけれども、湖東のほうは、特に湖東の南の方はもうほとんど雪も無く、対向車の屋根の雪を見て、だいぶ積もってたところもあったのね、という感じでした。蓬莱山を湖東から眺めると、もうスキーもできるんではないのというくらい真っ白になっていて、大雪の後すぐって歩けるのかな、と思いながらも、湖東の雪も少ないので試しに登ってみることにしました。じっさい山道に入ると予想外に雪が多く、上の方のちょっと斜面が急なところは積雪も多く、かなり難儀しました。ズボズボと足が雪に埋まって、かなり体力を使いました。やっぱりスノーシューってすごいなと思い知らされた一日でした。
登り始めてすぐにスノーシューをはいた方とすれ違いました。上の方の情報をいただきました。どうもありがとうございました。
そのかたは時間の都合で途中で引き返したとのことでしたが、この日の予定の関係でクロトノハゲでひきかえしたとのことでした。クロトノハゲに到着するとその先もスノーシューの足跡があり、あとでわかったのですがクロトノハゲから上は別のかたのスノーシューの跡でした。踏み跡が無くなっているところ、展望がきく小さな鳥居の所からすこしだけラッセルしたのですが、夏道がどこかわからなくなったので危険を感じ引き返しました。下山開始してすぐのところですれ違ったテン泊装備の若者グループのみなさんは無事に登頂できたのでしょうか。
久しぶりの深雪雪中行軍&久しぶりのアイゼン歩行も無事終了。スノーシューもほしいけれど、今年はどちらかというと早くスキーに行きたいですね。
次は久しぶりに京都一周トレイルに行ってみようかな。でも来週もまた寒波が来そうな予報です。
【追記】
登り始めてすぐにお会いしたスノーシューのかたは、時間の関係でクロトノハゲで引き返してきた、とおっしゃっていたのですが、実際登ってみるとその上の寺屋敷の上の展望のほこらのところまで足跡があり、おかしいなと思っていました。その後。ksmithさんのレコを読ませていただき、謎が解けました。クロトノハゲから上の足跡はksmithさんのものでした。ラッセルありがとうございました。
展望の小さなとりいのすぐ上で足跡がなくなっていて、その後少し進んだだけで諦めて帰ってきたのですが、レコによるとksmithさんはいわゆる琵琶湖テラスのほうへ回られて頂上へ行かれたようです。そこを私はトレースしきれませんでした。見つけていたら後を追えたのですが。残念。
それにしてもそのあとksmithさんは、稜線をずっと歩かれて最後は和邇駅まで歩かれています。あの深い雪の中を、すごいなあ。
【追記2】2021.12.28
今年は大雪でどこへも行けないなあ、と、つらつらとみなさんの山レポを拝見していたら、私の「足冷たかった」感想など消し飛んでしまうレコ発見。Kumainkobeさんというかたが、素足にわらじ?で短パンのいでたちで六甲山を登っておられました。夏場にそのような素足トライをされていたのは存じていたのですが、まさか雪の六甲山もとは。心頭滅却すれば火もまた涼し、とは聞いたことがありますが、鍛えればそのようなことが可能になるのですね。わたしなら一瞬で凍傷になりそうです。すごいの一言です。
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