赤岳鉱泉 アイスキャンディー合宿

2021年12月19日(日) 〜 2021年12月20日(月)

• GPS: 15:28
• 距離: 15.4km
• 登り: 770m
• 下り: 763m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:18
• 休憩: 0:18
• 合計: 2:36

7:17 美濃戸口
7:28 7:28 河原奥の氷柱
8:01 8:01 やまのこ村
8:07 8:13 美濃戸
8:17 8:20 美濃戸山荘
8:56 9:05 堰堤広場
9:53 赤岳鉱泉

2日目

• 山行: 1:39
• 休憩: 0:11
• 合計: 1:50

14:22 赤岳鉱泉
14:55 14:55 堰堤広場
15:20 15:21 美濃戸山荘
15:25 15:30 やまのこ村
15:55 15:55 河原奥の氷柱
16:06 16:11 美濃戸口
16:11 16:11 yatsugatake J&N
16:12 ゴール地点

天候

19日→風雪強し
20日→晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

八ヶ岳山荘（美濃戸口）に駐車。

コース状況／危険箇所等

12/20時点でアイスキャンディは8ルート登攀可能でした。

写真

12/19 7:11

Day1
h）明るくなるまで待機して開始です。

12/19 7:19

y) 降りてきたら寄ろうといつも思うけど、遊び過ぎ時間切れでなかなか寄れないJ＆N。

12/19 9:02

h）先週よりも楽に登れてます。重荷に慣れたのと、より雪がついて歩きやすくなったのと、ダブルストック使ったからかな？

12/19 9:56

h）赤岳鉱泉着。天候悪いし、明日も天候回復してもラッセル必至だね、ということでアイスキャンディ2daysにしようか、となりました。
y) 天気悪いと登るモチ低下、さらに思ったよりも成長していて楽しそうなキャンディの誘惑には勝てませんでした。

12/19 9:58

y) 事前情報では1面4本のTRが遊べるとの事でしたが、なんと3面8本まで遊べるとの事。コレは登るしかない！このビッグウェーブに！

12/19 10:07

h）アイスキャンディ当日券1000円、シーズン券3000円。我々はシーズン券一択！今年から規約説明は動画視聴になったとのことで、凄くわかりやすかったです。
y) もちシーズン券よ！ってか説明動画オモシロくて一見の価値ありです。

12/19 10:40

h）yさんトップロープ設置中

h）いきなりバーチカルを「はい登って！」と云われてやってみるも撃沈。写真見たら分かりました。そりゃパンプしますね、全然立ててないわぁ…

12/19 12:04

h）何パーティかいらしてました。ロープをシェアしたり、登りを見学させてもらったり。
y) 某有名アイス教室の生徒が登っていたのでじっくりムーブを勉強させて頂きました。こういうのはキャンディならではですね。

h）半分バーチカル壁。ここも立ってくるとダメでした。この日はね！

12/19 14:14

h）yさん氷柱に挑戦中

h）私もやってみるもやはり撃沈。ちなみに写真はケツと手足で保持する新たなムーヴ、「ケツジャム」爆誕の瞬間です。
y) 定石にとらわれない柔軟な発想（笑）

h）でもyさんのアドバイスをもらいつつ反復してると少しずつ立てるようになってきました。

12/19 15:38

h）16時でアイスキャンディ利用時間終了、11時くらいからほほ通しで5hくらいやってました。

12/19 17:05

h）ステーキだぁぁぁぁ！いゃっほぉぉぉぉう！
…そういえば夕食のポトフ→豚汁、朝食のたまご→納豆だったような気がしますが…んなこたぁ瑣末な問題ですね。
y) ステーキが当たったのが嬉しくて、全然気づかなかった。

12/19 17:04

h）夕食前から始めました（笑）私はラムを、yさんはバーボンを持参しましたー。ラムは砂糖を加えてお湯割り。寒いときのお気に入りです。
y) アル中至福の時間。登って呑んで喰ってアイス話とバカ話。もう下界には戻れない戻りたくない（笑）

12/19 17:09

y) 雰囲気の有る食堂の片隅で相棒と飲む酒、旨いに決まってます。
h）美味い酒でしたね〜。

12/19 18:03

h）で。夕食です。ステーキです。濃いめのソースがまた良いのです。
y) 塩気が堪らなく旨しです。

12/19 18:02

h）お肉には赤っすよね。マムートグラスが良いですね〜
y) ワインの赤に浮かび上がるマム像、カワイイ〜。

12/19 19:24

y) 大部屋ですが10人程度の広々利用でした。平日絡めると色々と最高です。
h）あったかい布団と程よい人工密度。快適でした〜

12/20 6:32

Day2
h）21時消灯から6時まで爆睡。山でこんなに寝たのは初めてです（笑）6:30赤岳鉱泉の朝ご飯。お米とお汁はお代わりしてモリモリ食います。
y) こんだけ食っても降りて計ったら体重減るのが冬山。

12/20 7:02

h）外に出てみました。鉱泉前の踏み跡もすっかり消えるほど降ったようです。
y) あー沢筋、雪崩れるかもね雪崩れるねこれは（ラッセルしたくないだけ）安全に配慮して今日もキャンディで！（ラッセルしなくてラッキー）

12/20 8:25

h）アイスキャンディのスタートは9時。赤岳鉱泉でコーヒーをいただきつつ、まったり待機。
y) こんなにゆっくりして、アイス登ってとか、既にクライマーとしてダメ人間過ぎます（笑）

12/20 8:26

h）外の雪景色を見ながらストーブ前コーヒー。

12/20 9:14

h）さぁアイスキャンディ2日目スタート。この日はほぼ貸切状態でした。
y) 平日絡みのアドバンテージを遺憾なく発揮です！

12/20 9:41

h）ロープ設置して暫く登ってると雲が晴れてきました。

12/20 10:05

h）絶景です！美しい…でも地吹雪が舞っているみたいで、風がヤバそうです。

12/20 10:29

h）昨日完登できなかった半分バーチカル壁。
まずは半分の傾斜の緩いパートで立ち込みの復習を繰り返しました。

12/20 10:48

h）yさんはリードのシークエンス確認をじっくりされてました。
y) こういう所でないと練習できないですからね〜。

12/20 10:54

h）シークエンス確認中のyさん。バーチカルのリードって大変そうだなぁ…
y) ヤバい時には素直にアックステンション入れますが、ノーテンでリード出来た時の嬉しさは格別です。

12/20 9:43

h）ふと視線を上げると美しい青と白。
y) 暫く見とれていました。

12/20 11:06

h）真近で見上げられるってのも贅沢ですねぇ

h）コッソリ立つ練習してるのを盗撮された模様
y) 貪欲な位の向上心、そりゃあ上達する訳ですわ。

12/20 11:41

h）課題を変えて。ここは角度変化する箇所を乗越す良い練習になりました。最後に軽い被りがあるのも私には良いポイント。

h）だいぶ登れるようになってきました。あと、半分バーチカル壁もテンション貰いながらも登り切れました！やった！
y) これだけ急激に上達した人は初めて見ました。アイスとの相性良いみたいです。

12/20 14:25

h）13時30分で終了。この日も9時の利用開始時間から5時間くらいやってました。何本登ったんだろ？
後片付けして下山します。

h）勇者は伝説の剣を引き抜いたようです。ちゃんと次の方のために戻しましたょ。
y) 王の誕生だ〜。

12/20 16:07

h）帰ってきました。
y) お疲れさまでした〜のコーヒータイムへ。

12/20 16:15

h）八ヶ岳山荘で駐車券提示で貰えるコーヒーと、購入した揚げパンをいただきます。
揚げパンは注文後に熱々のを作ってくれました。
脂質と糖質の織りなす魅惑のは〜もに〜…
びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃ゛ぃ゛

撮影機器：

COOLPIX W300 ニコン

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

yamamossan

ご縁が有ってhirosioさんと八ヶ岳アイス合宿へ。

前回同様に美濃戸口からアイス装備で重荷のアプローチは、慣れて来たのか思ったよりも辛くなく、割とすんなり赤岳鉱泉に到着しました。

この日の空は登山口から進むにつれて曇り模様で、鉱泉でも雪がちらつき横岳や大同心稜は雪雲に覆われ見えません。予定ではジョウゴ沢に入ろうかと思っていましたが、そんな天気なのでモチが上がりません。

ふと見れば先週よりも格段に成長したアイスキャンディ、しかも日曜なのに空いている。そんなキャンディを見ていると沢を詰める気持ちは萎えてしまい、思わず受付に駆け込んで「兄ちゃんキャンディ2人前！」となるのは無理もない感じです。

という事でこの日はキャンディを登りこみます。シーズン始まりのキャンディの氷結は、緩傾斜壁はしっかりしていましたが、バーチカルの有る壁は成長途中で、下部はクラゲとカリフラワー、上部はツララ集合というリードなら遠慮したい悪さ。

それ故に練習課題としては最適な難易度で、他のパーティとロープをシェアして色々なラインを時間いっぱいまで登れて良い経験になりました。

日曜にしては空いているし、夢中になって遊んで居ましたが、気付けばこの場所でも最後の方は吹雪いたりして気温も低かったので、キャンディで遊べて良かった。

キャンディ後は小屋に入り夕飯前からチビチビ飲んで、夕飯はステーキ。となれば開けるしかないゴーイチワイン。最高の組み合わせで大満足の夕飯でした。

部屋に戻ればクライミングの疲れも有って、バカ話しながらも寝落ちする具合で就寝。ぐっすり眠って朝になればあれだけ前夜呑んで食べたのにお腹が空いている。冬山ってお腹が減ります。

しっかりと朝食を摂りゆっくり準備します。昨日の降雪により沢ではラッセルとなる事が予想されたので、この日もキャンディにしました。受付開始時間まで時間が有るのでコーヒーを飲みながらまったり過ごします。

静かな食堂でストーブにあたりながらコーヒーなんて、冬山なのに凄い贅沢。山ヤとしてダメになって行くのを感じます。

そして平日のアイスキャンディは貸し切りで、思う存分登る事ができました。帰りの時間までガッツリ遊んで下山し、八ヶ岳山荘でコーヒーを頂き帰路につきます。

暮れ行く景色を眺めながらクライミングの余韻に浸る帰り道。今回も良い山でした。

アイスキャンディは自然の氷瀑に比べて安全に楽しめ、しかも本数も多く登れて、他のクライマーの動きも参考になるので、レベルアップにはとても有効だと思います。

何より登っていてキャンディ楽しいんで、今シーズンもう何度か行こうと思います。hさん今回もありがとうございました！またよろしくお願いします。


以下、再訪に備えた備忘録です。

●今回のスクリュー
BD赤1、黄5、青2、緑1、ペツル青2だったけど、キャンディだったので使わず残念。

●アックス
新しい方のノミックだったけど、キャンディだけだったら古い方のが良かったかも。

●服装
かなり気温が低下したので、使わないと思っていたナノパフベストまで着込む始末。
・下半身
パンツ、TNFグレータイツ、ストームゴージュアルパインパンツ、マルチトラウザース、エクスペディションウールソックス
・上半身
ファインのアミ、TNFロンT、半袖T、アルパインスタートフーディSとM、ドラウトポリゴン3アッセントジャケット、ナノパフベスト、アイスフォールジャケット、ビレイ時にはダウンセーターフーディ
・頭
バフとフリースキャップ、メット

hirosio

yamamossanと八ヶ岳アイス合宿へ行ってまいりました。
当初は1日目ジョウゴ沢、2日目アイスキャンディの後南沢を偵察しつつ下山の予定だったのですが、悪天候やら降雪ラッセル予測というのもあり2日間ともアイスキャンディで過ごしました。
2名PTで人も少ない中でしたので、ビレイして→すぐ交代で登り→ビレイして→すぐ登りのわんこそば状態。
アイス2回目・3回目の私にはこの約10時間にわたるわんこそばアイスは良いトレーニングになり、おかげでちょっと立てるようになりました。
yさんアドバイスもビレイもありがとうございました。シーズン券は3回通わないと元がとれませんので次もよろしくお願いします！