天狗岳(黒百合ヒュッテ)
- GPS
- 22:30
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 829m
- 下り
- 817m
コースタイム
12/23 5:30黒百合ヒュッテ-7:00東天狗岳-8:30黒百合ヒュッテ-10:00渋の湯
天候 | 12/22 曇り 12/23 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗岳への登りはトレースがあるときには問題ないですが、トレースがないとルートに迷いそうです。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
今年最後の山登りは、雪の八ヶ岳にしようと思っていました。
今までは南八つしかいったことがなかったのですが、ゆったりとした北八つの雪景色が見たくて、無雪期に行ったことがないのに行ってしまいました。
あずさに乗ると、たまたま隣の座席に座っていた年配の方から山に関することを色々伺いました。昔の登山ブームのときの列車の混雑のこと、電化される前の中央線は、小淵沢に向かう旧坂をそのまま上がれないのでスイッチバックを繰り返して登っていたこと。山の景色を見せるために、ビューポイントでは速度を緩めて景色の説明をしてくれるような車掌さんがいたことなど。登山に関わる歴史を色々と直接経験している方から聞くことができて、貴重な時間を過ごさせていただきました。
茅野から渋の湯まではバスで1時間ほどかけて行きますが、高度が上がるに従って雪の量も増え、傾斜もきつくなり、途中でバスにチェーンを巻いていました。道の途中には、スリップして蛇行したタイヤの跡がはっきりと残っていて、車で来るのはちょっと怖いなと思いました。スリップ注意の標識そのままのタイヤの跡でびっくり。
山道はしっかりトレースが残っていたので特に困ることはなかったです。樹林帯はリボンを巻いてくれていることもあり、万が一とレースが消えても何とかなると思われますが、標高高くなって森林限界超えたあたりでトレースが消えてしまっていたらと考えるとちょっと怖くなりました。
今回天狗岳を目指すのは、黒百合ヒュッテに泊まってみたかったというのも大きな理由です。メディア等でもよく見かけて、なんとも雰囲気のある小屋だなと思っていましたが、実際に行ってみて、思っていた通りのよい雰囲気の山小屋でした。
小屋番さんは若い人ばかりでしたが、応対も丁寧だし、感じのいい方々でした。今回はクリスマスが近いということで、手作りのケーキを宿泊者全員に振舞ってくれました。素泊まりの私たちにも用意してくれて感激です。
寝場所は16:30に説明を受けるので、それまでは1階の居間のスペースでみんなくつろぐことになります。そんなくつろぐ時間も小屋の雰囲気をよくするのに一躍買っているのかもしれません。
翌日は朝から天気もよく、朝の光に照らされる山々を見ようと暗いうちから小屋を発ちましたが、ゆっくり出発する方々が多いようで、先を誰かが行った様子がありませんでした。なんとなく不安な気持ちもあり、そんな中でぼんやりと見え始めた天狗岳が大きく目の前に立ちはだかって、なんとも不気味に見えました。
何とか日の出前に東天狗の山頂に到着して、しばらく景色を堪能した後は来た道を黒百合ヒュッテまで戻ります。名残惜しいですが、黒百合ヒュッテにも別れを告げて渋の湯まで雪に囲まれた森の道を堪能しながら下山しました。
今年の山登りもこれで締めくくることができました。来年は山登りは少し押さえ気味になりそうかな。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する