千石岩(ソロでマルチピッチを試してみた)
滋賀県
pine
体力度について
- GPS
- 04:17
- 距離
- 1.8km
- 登り
- 60m
- 下り
- 66m
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| 天候 | 曇り時々小雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
ギアはこんな感じ。今日はソロでのマルチピッチを試してみます。
今日も誰もいない貸切状態なので時間を気にせずにやれました。
※ここに記載されている方法は、確立されたシステムでもなければ、安全なものでもありません。筆者の備忘録的なものなので十分に注意してください。登攀はあくまで自己責任でお願いします。
拍手今日はソロでのマルチピッチを試してみます。
今日も誰もいない貸切状態なので時間を気にせずにやれました。
※ここに記載されている方法は、確立されたシステムでもなければ、安全なものでもありません。筆者の備忘録的なものなので十分に注意してください。登攀はあくまで自己責任でお願いします。
まずロープの末端をデイパックに括り付けます。
カラビナでデイパックを吊して入れると効率的です。
マスターポイントにロープを固定します。今回支点はクワッドアンカーで作りました。これは、長いスリングが必要ですが、固定分散と流動分散の利点を合せ持った安全性の高い支点だと言われています。
今回支点はクワッドアンカーで作りました。これは、長いスリングが必要ですが、固定分散と流動分散の利点を合せ持った安全性の高い支点だと言われています。
中間支点のギアを回収しながら登ります。ギアの回収は降下時にするか、登り返し時にするか、考えどころですが、今回は登り返しながら回収しました。理由は、登り返しのときにA0が出来るからです。スピード重視の登り返しにはA0が効果的です(^^)
ギアの回収は降下時にするか、登り返し時にするか、考えどころですが、今回は登り返しながら回収しました。理由は、登り返しのときにA0が出来るからです。スピード重視の登り返しにはA0が効果的です(^^)
ゼロピンをとるのは諦めて、分散せずにビレイポイントを構築します。もっとよい方法を考える必要がありますね。バックアップも必要ですね。
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
グローブ
防寒着
雨具
靴
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
トポ
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ロープ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
チョーク
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
セルフビレイランヤード
キャメロット
ストッパー
カム
ナッツキー
アッセンダー
ディッセンダー
|
|---|
感想
前回、千石岩でグリグリと自作ショックアブゾーバーを利用したリードソロシステムを試して何とか使えそうなので、練習を兼ねてソロでのマルチピッチを試して見ました。
ルートの設定として一泊程度のビバークを含む登攀を想定しました。
作業は以下の一連の流れをルーチンワークとして繰り返す感じです。いわゆるZ法と言われているものです。
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1ピッチ目ビレイポイント構築→1ピッチ目登攀→マスターポイント構築→懸垂下降→1ピッチ目ビレイポイント解除→荷物ザックをロープに連結→TRで登り返し＆中間支点のギア回収→荷上げ用のレイジングシステム構築→荷物ザック引き上げ→2ピッチ目ビレイポイント構築→2ピッチ登攀
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やってみると色々な課題が見つかりました。以下主な課題です。
�〜澗療�に時間がかかりすぎる。
これはソロの宿命かも知れませんが、一人で全部やらなければならないのは当然として、登り返しとかが必要なことで相当時間を費やしてしまいます。対策として簡素化できる作業の見直しと、繰り返し練習してそれぞれの工程にかかる時間の短縮を図らなければならないと感じました。今のままでは数ピッチで日が暮れてしまいます(^^)
➁荷上げ時のレイジングは体力を消耗する。
今回1/3レイジングシステムで荷上げしたのですが、それでもかなりの体力を消耗するということが分かりました。
もっと体力を使わずに荷上げできる方法を考えてみたいと思います。たとえば荷上げ用としてツインかダブルの細いロープを最初から荷物ザックにつないでおいて、末端を持って登り、マスターポイントにマイクロトラクションを通して滑車にして、登り返しのための降下のときに自分の体重で荷物ザックを引き上げてしまうとか、簡単なルートの場合は自分で背負って登り返すとか・・・。今度試してみます。
��ゼロピンをどうするか。
2人のときは2ピッチ目の開始前に必ずゼロピンを取るようにしていますが、ソロの場合ビレイポイントに直接ロープを接続するので、あまり意味が無いように思いました。それより1ピン目を短い距離で設置するほうがよいような気がします。ゼロピンを取らなかった場合の墜落時の衝撃荷重など今度実際に擬似テストしてみようと思います。
�づ餌犹�の先端のギア回収をどうするか。
もし、どうしても登れなくなったとき、一旦降下して別ルートを検討しなければなりません。その場合の先端に設置したカムやクイックドローなどのギアを回収する方法を考えたいと思います。ソロでは重量を考慮して必要最小限のギアで登りたいため、ロープスリング1本でも無駄にしたくありません。特にカムを残置するのはよほどのことが無い限り避けたいですよね。コスト的なことから考えるとピトンが安上がりかもしれませんが、都合よくリスがあるとも限りません。幸運にも良さげなピナクルがあってロープスリングを捨て縄にできれば良いような気もします。理想は何も残置せずに撤退できることですが・・・。いろいろなパターンがありそうですのでもう少し勉強して考えたいと思います。
※ここに記録されている方法は、あくまでも試行錯誤の段階で、確立されたシステムでもなければ安全なものでもありません。筆者の備忘録的なものなので十分に注意して頂きたいと思います。登攀はあくまでも自己責任でお願いします。
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