伯耆大山（大ノ沢右岸稜〜頂上台地〜新ズリ・正面崩壊地A）
とる
nobomogu
体力度について
- GPS
- 09:21
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 910m
- 下り
- 901m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
06:46 横手道合流
06:56 大ノ沢取り付き
09:43 森林限界
10:37 ジャンダルム基部→右岸尾根へ
12:35 頂上台地
13:16 新ズリへ下降
14:48 横手道合流
15:08 スキー場最上部
15:28 桝水スキー場駐車場帰着
休憩適宜
合計時間： 9時間21分
合計距離： 5.58km
累積標高（上り）： 880m
累積標高（下り）： 874m
| 天候 | 桝水高原スキー場気温−1℃（電光掲示板） 晴れ時々ガス 標高1500mから上は快晴! |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
この時期早朝は路面凍結のおそれ 要スタッドレスorタイヤチェーンorどちらも |
| コース状況／ 危険箇所等 |
（tolchop) 桝水高原スキー場に登山ポストは無し。 今回は妻に提出、適宜連絡。 今回のルートは一般登山道ではありません。 所謂バリエーションルート。 要事前準備、装備適宜。 地図、コンパス必携、ルートファインディング必須。 積雪の状態、転滑落に要注意。 �｜鷦崗譟疎腑梁�取り付き 前回は環状道路のロックシェード横を登ったが、 今回はスキー場の向かって右側を横手道まで歩いた。 この時期、この時間、 スキー場関係者が整備を行っているので、 邪魔にならないよう注意。 ��大ノ沢取り付き〜森林限界〜ジャンダルム（前衛峰） 積雪がまだヤブを覆っておらず、 森林限界まではブッシュ帯のヤブコギを強いられる。 沢の本流を避け右岸稜〜ジャンダルムへの直登を選択したが、 何度も踏み抜く個所あり。 嵌り込みに注意。 また傾斜が強く転滑落に要注意。 ��ジャンダルム〜頂上台地 ここからピッケル、アイゼン装備。 ジャンダルム直登を避け、左側の傾斜の緩い個所から 尾根へアプローチ。 向かって左側の岩稜帯を登り、 尾根へ取り付く。 尾根取り付きから頂上台地までは比較的分かりやすい。 この辺りもよく踏み抜く。 �つ詐綢翆蓮楚轡坤蝓弊橘綿�壊地A）〜横手道 雪質によっては雪崩の危険性が大きい。 今回は先行のスキーヤーの動向と 簡易弱層テストを繰り返し、そのリスクは少ないと判断。 下部に現れるブッシュ帯と新雪の嵌り込みに非常に難儀した。 �ゲ�手道〜スキー場上部〜駐車場 危険個所は特に無し。 スキー場からの降り、 利用者の迷惑にならないように注意。 |
写真
拍手
もっと雪が安定してからだろう。
感想
今回の山行も単独の筈でしたが、
急遽 ブログ「のぼったり。もぐったり」の「ゆー」さん
http://nobomogu.blog81.fc2.com/
が参加。
二人での山行となりました。
私はブログ、ヤマレコ等でしかその山行を知りませんでしたが、
実力は確かな方だと思っていました。
（でなければ一緒には行かないし、故にアドバイス等も殆どしていない）
今回ご一緒させて頂いて改めて思った事は、
その好奇心の強さと行動力の凄さでした。
今回のはなかなかの難ルート。
私も躊躇するようなヤブコギを何気なくやって見せたかと思えば、
急傾斜の尾根を物怖じする事も無く、
ピタリと後ろについて息も切らさず淡々と歩かれる。
（しかも手持ちの一眼で沢山の写真を撮っておられた）
また、それを楽しいと言われる。
世の中にはこういう「どうかしてる（最高の賛辞）」方が
まだまだいらっしゃるのかと思うと嬉しくなりました。
肝心の山行は、
駐車場にて除雪作業の方に煙たがられ（と感じた。違ったらスミマセン）、
最初観えていたジャンダルムもガスに覆われ、
酷いヤブコギ、嵌り込みと散々。
「大ノ沢はそれ程難しく無い」という私の心が
山の神さんに気付かれたのかと思いました。
しかし1500m付近で俄かにガスが晴れ、
本当にここは日本かと思うような
素晴らしい景色を我々に魅せて呉れました。
空は青、眼下にはどこまでも続く雲の平原。
暫く呆然としてしまいました。
頂上台地にて休憩。
充分満足した事もあり、このまま降りることに。
当初は正面道の予定でしたが、
山スキーの方が先行された事もあり、
新ズリを降る事に。
今回の核心はシリシェードで降った後の
森林限界以下の沢。
先行のスキーヤーのトレースを辿りましたが、
何度も何度も股下まで踏み抜き、
ブッシュと「痛いやつ（多分イバラのツル）」に阻まれ、
心が折れそうになりました。
横手道合流には本当にほっと一息。
最後にコースログを登録して驚いたのは、
歩いたルートがクリスマスツリーのカタチになっていた事。
（狙ってやった訳ではありません）
何から何まで予測を越える、
大変楽しい山行となりました。
ゆーさんと山の神さんに感謝！
■装備について：あくまで私見
・前回はワカンだったが
今回はスノーシュー（MSR/ライトニングアッセント）で
ジャンダルム下まで登った。
嵌り込みが少ないのは当然だが、
防滑性にも優れ、おそらく通常のスノーシューでは
滑りだすような傾斜も問題無く登れた。
（ゆーさんも同じスノーシューだった）
・ストック（ブラックダイヤモンド/トレイルコンパクト）を
若干改造。
ストックバンドを付けた事が無いので思い切ってカット。
また取っ手部分に雪が付いて雪玉になる（ラッセルに使うとよくそうなる）のを
防止するため自己融着テープを巻いた。
結果は良好。
巻いていない個所はやはり雪玉になった。
◎忘れ物（12月28日追記）
すっかり忘れていましたが、
新ズリを降りられた山スキーの方の落し物を拾いました。
届け出を忘れ、そのまま持って帰ってしまいました。
心当たりのある方がもしこの文を見られたら、
お手数ですが私宛にメールをお願い致します。
一ヶ月経過して連絡等無い場合、
大山山頂避難小屋に置いてきますので、
ご了承下さい。
続けて夏道を歩いて飽きてきたので、他のルートを歩けないものかと情報収集してるとtolchopさんから大ノ沢を歩くと聞き、足手まといで迷惑をかけるんだろうなぁと思いつつも、未踏のルートということで好奇心が勝ち、お世話かけます！っと同行させていただくことに。
大山のバリエーションルート、本日まだ誰も足を踏み入れてなくフカフカな雪景色が目の前に広がる。
予定では登り6時間、前半のブッシュ帯のラッセルに後半の急斜面。自分の体力を考えると先頭はtolchopさんにお任せして、トレース泥棒で後ろをテクテク・・・と歩かせていただく。
ブッシュ帯を抜け、大きな斜面が広がるとその急斜面ぶりに驚く。弱層テストをしながらサクサクと登っていかれる様子や、同じスノーシューを使っているので足跡からどんな風に体重をかけて歩いてるのかや色々観察させてもらいながら真似して歩いてみる。
さすがにジャンダルム辺りの氷と岩が入り混じった箇所はどう歩くのが正解か分からずもたもたしていると、歩き方をレクチャーしてもらい、なんとかついていく。
そんな恐怖箇所を終え、山頂台地へ近づくと一気にガスがひき今まで見たことがない様な絶景が広がる。大山で見た今年1番の景色でした！
下りは、滑落停止訓練をしたことのない私だったので練習しよう！ということで新ズリの急斜面を利用して練習です。
練習するには充分な距離があり、なんとかそれっぽい動きができました。
初めてのことばかりでtolchopさんにはとてもお世話になりました。文句も言わず静かに見守ってもらい感謝です。お陰で目いっぱい楽しめました。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
樹林帯のラッセルかなりしんどかったと察し申し上げます。おまけに雪崩の心配も頭によぎる事と思いますが、弱層テストをしながらと頭が下がります。実は山友６名で３０日（正面〜）に登納しようと計画していますが大変参考になりました。ありがとうございます！！
＞TAKAさん
歩き始めた時点では雪崩注意報は出ていませんでしたが、
頂上台地についた時には発令されていたようです。
弱層テストはあくまで簡易的なものです。
TAKAさんも十分お気を付け下さいね。
あの辺り、以前大きく雪崩れていましたから...。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する