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Yamareco

記録ID: 38727
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沢登り
甲信越

中ノ岐川灰ノ又沢裏荒沢

2006年10月21日(土) 〜 2006年10月22日(日)
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yoshi629 その他3人
過去天気図(気象庁) 2006年10月の天気図

感想

21日 曇り時々晴れ

行きは縦走Pと一緒でシルバーライン入り口のみみずく広場で集合し、仮眠。

翌朝、縦走Pを登山口まで送って行った後、荒沢岳登山口に岡車をデポし、レンタカーで雨池橋へ。橋をちょっと過ぎた所にあるスペースに車を停め、中ノ岐林道を歩き始める。ここからは美しい紅葉を眺めながら1時間ほど歩き、灰ノ又橋から入渓する。

入渓点からしばらくは平凡な川原が裏荒沢出合まで続く。これがうんざりするほど長く、水に濡れるのを避けるため登れそうな滝も巻くので更に時間がかかる。ガイドブックのかなりシビアなコースタイム設定1時間半を大幅にオーバーして2時間40分で裏荒沢出合に到着。

出合から裏荒沢に入ると再び、川原が続き、4m程度の滝を高巻く(意外と大変)と沢は右に直角に曲がり、F1-8mの滝が現れる。ここはザイルを出し、吉リードで登る。次のF2-8mは岡リードで登る。この辺りは小ゴルジュで沢は右に左にカーブしながら快適に登れる滝が多く、楽しい。水はそれほど冷たくないが、F3を巻いて越えた辺りでついに雪渓が現れる。結構、でかい。ここは下をダッシュで抜けるが、その先も崩壊した雪渓が所々続く。F4を過ぎると幕営適地に見える草原が現れる。そろそろ時間も遅いのでテント設営に入るが、草原は微妙な傾斜があって意外と適地が無い。しばらく探したが無いので諦め、川原の石をどかし、木の枝を敷き詰めてテントを設営する。焚き火をしながら食事をし、21時に就寝。

雨池橋(8:20) → 灰ノ又橋(9:20) → 裏荒沢出合(12:00) → F1(13:10) →  F3(14:20) → テントサイト(15:00)

22日 晴れ

5時に起きて、6時40分に出発。テントサイトから見える荒沢岳がモルゲンロートに光り、とても美しい。朝からきれいな青空である。

朝一の冷たい水に耐えながら進むと、F4の近くの雪渓が派手に崩れている。恐らく夜の内に崩れたものであろうがこんなものが落ちてきたらと思うと、恐ろしい・・・。F4は登れるが取り付きと中間部がやや大変。吉がリードで登りハーケンを打ち、3人はA0で登る。この後はガイドブックによるとすぐに二俣であるが、表記が間違っているらしく、実際はF4の後の6m滝を越えたところであった。二俣から先の渓相は平凡だが、開けて明るく、紅葉がとてもきれいだ。振り返ると燧ヶ岳や平ヶ岳が見える。しばらく快適に進み、F5-12mを高巻くと徐々に水量が減り、源頭が近くなってきたことを思わせる。三俣を過ぎるとガレとなり、ヤブ漕ぎとなる。稜線直下ではヤブはうるさくないものの、草つきの急斜面となり足場が悪くて大変であった。奮闘すること30〜40分、ついに一般ルートに出る。そこから15分ほどで山頂へ。山頂からは 360°の展望。特に越後駒〜中ノ岳〜丹後山の稜線が美しい。紅葉で黄金色に光っており、きれいな秋の山である。

その後は「一般ルートを下るだけ、もう終わったようなもの」となるはずであったが、一般ルートにも関わらずこのルートの大変なこと・・・鎖・梯子が連続する前?の辺りは危険極まりない。「これが一般ルートで良いのか?」というのが4人の感想。

途中で吉と岡が先に下山し、レンタカーを回収し、小出ICの近くで温泉に入り、蕎麦を食べる。その後は八海山Pと赤城SAで集中し、帰路に着いた。

テントサイト(6:40) →二俣(8:00) → F5(8:25) → 三俣(9:50) → 稜線(10: 50) → 山頂(11:05) → 登山口(15:10)

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