相模運輸倉庫専用線 米軍田浦専用線

2021年12月31日(金) [日帰り]

• GPS: 00:25
• 距離: 1.8km
• 登り: 10m
• 下り: 2m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:40

距離 1.8km 登り 5m 下り 2m

8:06 田浦駅
8:30 田浦トンネル
8:46 田浦駅

令和3年の大晦日、そのスジの方々には有名な田浦専用線の廃線探訪を楽しみました。

天候

曇り時々雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

京浜急行田浦駅近くのコインパーキングに駐車しました。

コース状況／危険箇所等

全行程公道歩きとなるが、歩道の無い箇所も随所にあったことから通行車両には注意されたい。また、私有地へ立ち入らないよう留意されたい。交通ルールを遵守すること。

写真

JR横須賀線の田浦駅周辺の廃線跡（相模運輸専用線、米軍田浦専用線）を歩きました。

12/31 8:06

JR横須賀線の田浦駅(北口)から廃線探訪スタートです。

12/31 8:07

田浦駅の跨線橋から横須賀方面を撮影。ホームの左側の草に埋もれているのが廃線跡です。奥には七釜トンネルが見えます。

12/31 8:07

田浦駅の跨線橋から逗子方面を撮影。廃線跡は田浦駅が起点となっていました。なお、奥のトンネルは田浦トンネルです。

12/31 8:16

入場券を購入して田浦駅のホームへ。奥の草に埋もれた側線(2本)が廃線跡です。E

12/31 8:11

一番左のトンネルが廃線跡で、昭和18(1943)年製の最も新しいトンネルです。中央と右側は、横須賀線の現役のトンネルで、中央は同線開通時の明治22(1889)年完成の最も古いトンネル、右側は、同線複線化に伴って大正13(1924)年に増設されたトンネルです。一番新しいトンネルが廃線とは皮肉なものです。

12/31 8:13

4両編成の久里浜行E217系が入線してきました。現在、E235系への置換えが着々と行なわれているので、近いうちに見納めとなりそうです。

12/31 8:15

11両編成の総武線直通E235系。写真は、田浦駅名物のドアカット。トンネルに挟まれた田浦駅では、現在の11両編成が収まるホームの長さが確保できないことから、1号車と2号車の1番扉がドアカットされています。ん〜たまらん♡

12/31 8:19

遅ればせながら、本日は奥様が同行します。なお、鉄分を全く欲していない奥様もドアカットは面白いと申しておりました。

12/31 8:18

北口前に相模運輸倉庫の案内図（建物配置図）がありました。長浦港へ続く廃線もしっかりと描かれています。

12/31 8:20

早速、相模運輸倉庫の敷地内へ続く廃線がありました。

12/31 8:20

むむ〜。この先は立入禁止とな、残念。

12/31 8:21

公道の脇に続く廃線跡。

12/31 8:22

大きく弧を描く廃線後。建物の前にはポイントがあった模様。

12/31 8:23

建物前で分岐した引込線は相模運輸倉庫の敷地内へ。砂利運搬用だったのだろうか。

12/31 8:23

横須賀港湾合同庁舎前の廃線跡には枕木とバラストが残っていました。萌え〜。

12/31 8:24

吾妻川には専用線の橋梁跡（土台）が残っていました。

12/31 8:25

公道沿いに廃線跡は続きます。

12/31 8:26

奥様をモデルにしてエモい写真が撮れました。題名は「港のヨーコ 横浜 横須賀」。

12/31 8:27

キター！これが有名なダイヤモンドクロッシング！手前と奥に2箇所あります。

12/31 8:28

手前（西側）のダイヤモンドクロッシング。奥の長浦港方面に続く廃線跡（米軍田浦専用線）は草に埋もれていました。

12/31 8:27

奥（東側）のダイヤモンドクロッシングを指差す奥様。ポケストップになっていたので奥様も満足です。

12/31 8:27

奥（東側）のダイヤモンドクロッシングは、長浦港に向かう廃線跡（米軍田浦専用線）が良い状態で残っていました。しかし、この先は立入禁止、、、残念！

12/31 8:28

公道沿いの廃線跡を末端までトレースします。

12/31 8:29

どうやら専用線は、この長浦トンネル内でスイッチバックしていたようです。

12/31 8:31

七釜トンネルへ続く廃線跡。

12/31 8:31

踏切跡が残っていました。

12/31 8:31

ダイヤモンドクロッシングから七釜トンネル方面を撮影。

12/31 8:37

七釜トンネルの東側（横須賀側）出口。一番右が廃線跡。

12/31 8:37

およよ。藪の中にレールが見えました。萌え〜。

12/31 8:38

この藪の先が、ダイヤモンドクロッシング、および、田浦トンネル。

12/31 11:34

横須賀軍港巡りの遊覧船に乗船し、米軍田浦専用線の末端部（米軍の箱崎キャンプ）を撮影。ここからジェット燃料を運んでいた模様。※現在では返還され海上自衛隊の施設となっています。

撮影機器：

Canon IXY 200 Canon

感想

kazu5000🌲

横須賀線の田浦駅周辺には、複雑に廃線跡が広がっています。戦前に帝国海軍が軍需目的で敷設し、戦後は相模運輸倉庫などが、港から荷揚げされた貨物を保管・運搬していた(相模運輸倉庫専用線)ほか、米軍が田浦送油施設から基地へジェット燃料などを輸送(米軍田浦専用線)していました。相模運輸倉庫専用線は、1980年代に、米軍田浦専用線は1998年にそれぞれ休止となり、2006年5月に正式に廃止となりました。

関東では唯一と言われている「ダイヤモンドクロッシング」を間近で見学するなど、大満足の廃線探訪となりました。大晦日にもかかわらず、同行してくれた奥様に感謝です。