風雪に耐え薬師岳ゲット、だが観音岳は断念・撤退
- GPS
- 16:47
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,969m
- 下り
- 1,955m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:00
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 5:22
天候 | 12/29:晴れ(夕方からガス/小雪)、12/30:ガス・風雪(吹雪)、 12/31:雪(10時頃から雪やむ) |
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過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは1ヶ所のみ利用可。 往路:雪なし、復路:一部雪あり(車に積もった雪降ろしあり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
12/29:しっかりトレースあり 12/30:砂払いまで先行パーティのしっかりしたトレースあり、 その先はノートレース(風雪で自分のトレースも直ぐに消えていく) 12/31:先行の下山者1名のみのトレース |
その他周辺情報 | 温泉:湯めみの丘(双葉SAそば) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
2013年の年末山行以来の冬季鳳凰三山(前回は御在石鉱泉から入山)。前回はまだ若い40台後半の登山であったが、あっという間に8年の月日が経ってしまっている。コロナで満足な縦走登山が出来ていないなか、ちょっと無理してでも現状打破したく今回の登山に望んだ。
12/29入山初日は良い天気で杖立峠までは快調に歩くが、この先で失速しヘロヘロ状態。辻山経由の予定であったがそんな余裕はなく南御室小屋を目指した。テントは8張り。水場は雪に埋もれており利用不可(事前学習足りず、掘り起こしできなかった)。トイレは利用可。明日までは天気良いはずであったがガス/小雪で明日の山行が心配になる。
12/30、昨日午後からの雪が止まずガスと雪。本日の行動の判断がつかない、明るくなってから行けるところまで行くことにして出発。先行の3パーティ(単独2組と5人組)のトレースを有難く利用させてもらう。途中まで歩いて眼鏡を忘れたことに気が付くが、どうせ吹雪で外すことを想定してそのまま歩くことにした。砂払い直下で先行の3パーティが下山してきた(風強く稜線のところで引き返したとのこと)。
稜線に出たが少し風が落ち着いたのかさほどでも無かったので先に進むが、砂払いから先はトレース無し。薬師岳小屋前で膝上から腿までのラッセル。小屋のところで大休止して体制を整える。リボンはあるがルートが良くわからない。吹き溜まりは腿から腰までの量でなかなか前進出来ず折れそうになった。そこに日帰り組の登山者が来て元気にラッセルしてくれなんとか薬師岳まで行くことが出来た(感謝感謝)。その人は薬師岳で戻ってしまったが、自分は観音岳に向かって出発。風雪ガスでルートがはっきりしない、冬季にこの稜線は3回歩いているがいつも晴天だったので勝手が違う。リボンを頼りにラッセルしながら歩くがなかなか進まず、白の恐怖+トレースが直ぐに消えてしまうぐらいの風雪+この稜線に自分たった一人であることを考え、撤退を決断した。あと300m位なので行っていけないことはないが、安全にキャンプ場に戻ることを最優先とした。
薬師岳で一時的にガスが晴れたがすぐにまた風雪になってしまった、薬師岳のピークを踏み下山を開始。薬師岳小屋までの下山は登りのトレース(ちょっとミスルートしており谷寄りのルート)を途中まで追ったが完全に消えてしまっていた。このまま下るのはやばそうなので一旦稜線まで戻り正規のルートを利用することにした。こっちはトレースがないことは明白なので慎重に判断して小屋を目指す、ラッキーだったのは小屋が見えており方向は正しく進めた。往路のトレースは全く当てに出来ず砂払い直下の樹林帯まで来てトレースが残っていたことに感謝しながら下山する。キャンプ場までの下山中に本日入山した単独行とすれ違う、下見だそうだ。この人がつけてくれたトレースも有難く利用させてもらい無事キャンプ場に戻り(テント6張り)、雪に埋まったテントを掘り起こし水作り等を行うと夕闇迫る時間になった。
12/31、相変わらず雪が降り続いていてゆっくり下山の準備を行う。昨日の単独行
はサクッと薬師岳までピストンしてこられ下山して行った。小屋からの道もトレース消えており、先行の単独行のスノーシューの跡のみ。辻山に行くために途中から尾根を上がるがここは当然ノートレース、薄く道は残っており膝程度のラッセルで進む。
分岐にザックをデポして辻山へ最後の一登り、雪は小止みになっていたが全く景色無し。苺平まで戻りやっとトレース道となる、まあ下山だけなのでゆっくりボチボチと歩く。4〜5組(ファミリー登山の方もあり、ビックリ、山頂踏めたかなぁ?)の方が入山して行った。夜叉神の駐車場で車に積もった雪を降ろし帰路に着く。
久々の南アルプスの雪山、天気悪く景色には恵まれなかったがそれなりに楽しい、自己の限界に挑戦出来た充実した山行であった。やっぱり南アは最高だ!。
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