硫黄岳(赤岩の頭で撤退) 厳冬期八ヶ岳でテント泊
- GPS
- 10:03
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,197m
- 下り
- 1,191m
コースタイム
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 3:46
天候 | 12/31 雪のち曇り 1/1 曇りのち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◆美濃戸口駐車場 1日500円 ・中央道小淵沢ICから先(諏訪湖方面)はチェーン規制されています。一般道もほぼ積雪状態で、チェーンorスタッドレス必須です。 ・美濃戸の駐車場にはスタッドレスのSUVも停まっていました。ここ最近で積雪があり、道が凍結していなかったので、結果的には自分の車(4WDのSUV)でも行けた気がします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆美濃戸口〜赤岳鉱泉 ・行きはチェーンスパイク、帰りは12本爪アイゼンで歩きました。凍結はしていないので、坪足で歩いている人も見かけました。 ◆赤岳鉱泉〜硫黄岳 ・降ったばかりなので雪が深く、アイゼンは余り効きません。コースを外れると腰まで雪に埋もれるので注意。 ・赤岩の頭の手前(数十メートル)でトレースが無くなり、撤退しました。その先に進むには腰までのラッセルが必要です。 |
その他周辺情報 | <テント場> ◆赤岳鉱泉テント場 1張2000円 ・テント泊者にも夕食が提供されています。(2500円) ・水は小屋で分けて貰えます。(無料) ・携帯(au)は圏外です。小屋に無料Wi-Fiが有りますが、かなり弱いようです。 <日帰り温泉> ◆信州原村 八ヶ岳温泉 もみの湯 (市外者650円) ・そこそこ大きな施設で、内湯、露天風呂、サウナがあり、休憩室も広めです。 ・泉質はナトリウム硫酸塩ですが、それ程塩分は濃くありません。ゆっくり温まれる良いお湯です。 ・元旦営業の施設が限られるせいか、結構混み合ってました。 |
写真
感想
そうだ、八ヶ岳に行こう。
厳冬期装備を一通り揃えてはみたものの、「タンスの肥し」と化している状況が続いたので、「たまには使ってあげよう」…とうことで年越し八ヶ岳テント泊を計画しました。
クリスマスの頃から寒波が押し寄せ、今年の八ヶ岳は例年より積雪が多い模様。更に、年越しの辺りは「最強寒波のピーク」とのことで、気温低下に加えて強風もヤバい…。目標を赤岳でなく硫黄岳にしたものの、登頂出来るかは半信半疑で、無理なら引き返そうと思っていました。
美濃戸口や美濃戸には車がそこそこ停まっており、大晦日の赤岳鉱泉の宿泊者は150名程度と、予報の割に賑わっていました。しかし、テントは15張程度と、例年よりだいぶ少なかったようです。
なお、硫黄岳ですれ違ったのは20人程度だったので、赤岳を目指す人が多かったようです。
残雪期などに雪上テント泊は何回かしていますが、さすがに厳冬期八ヶ岳の寒さは別格でした…。
スタートしてから下山するまで日中でも-10度を上回ることはなく、テントの中は-15度以下。常に冷凍庫の中にいるような状況です。ペットボトルのポカリやお茶はテントを張った時には完全に凍り付いており、単なるお荷物に…バッグの中のソーセージやウェットティッシュもカチコチに凍ってました。スマホのバッテリーチャージャーも直ぐに電源が落ちてしまいます。(カイロを貼り付け、シュラフ内で温めてようやく充電出来ました)
寒さに対する不安は有りましたが、上下を着込み、冬用シュラフに結露防止のシュラフカバーを重ね、頭からシュラフに潜り込んだところ、意外と寒さを感じませんでした。日頃放置していた登山用具に感謝です。
(夜中にシュラフから顔を出すと痛いような寒さでしたが、快眠出来ました)
硫黄岳は稜線の強風を警戒していましたが、樹林帯を抜けた所(赤岩の頭の手前)でトレースが無くなっていました。3日前には登頂のレポも有りましたが、その後の積雪と強風で吹き溜まったようです。この先へ進むには腰までのラッセルが必要ですが、とても技量が足りないので、ここで撤退しました。
稜線に立てなかったのは残念ですが、厳冬期八ヶ岳サバイバー(?)として良い経験が積めました。冬の八ヶ岳は非常に景色が良いので、寒さに負けずにまた来たいですね。
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