戸隠高デッキ山周辺(1590mp):薮がやや煩いがモフモフ極上ディープパウダーを堪能



- GPS
- 06:21
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 529m
- 下り
- 515m
コースタイム
天候 | 小雪のち晴れ間が覗く、林間で風は弱い。気温はスタート時ー9℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・当日の戸隠スキー場の積雪は175cmに達し新雪は40cmから深いところ60cmほどであった。 ・イースタンキャプ場入り口(1171m)からシール登行、瑪瑙山への登山道ルートに沿うよう進み沢状地形が複雑な1370m付近で左側にブリッジを渡渉し、高デッキ山の標高1480m付近までハイクアップアップし滑走開始した。背丈の高い笹がやや密に出ているエリアかあるが板をはいていれば踏み抜きはなく、滑走は慎重に笹を避けて滑走は楽しめた。 ・滑走後、渡渉地点から1590mPに向けハイクアップ、右側から巻いて登ったが、凹凸が多い急斜面の深雪に苦労した。(滑走も同じルートで下ったが修行となった。地図を参考にもう少し斜度の緩い左側ルートで台地に乗り上げた方がよかったのか?)1590mpからの滑走は初め左側に寄りすぎたため右にトラバースして修正、カラ松林と登りで苦労した急斜面手前のブナ林は気持ち良いパウダー滑走を堪能できた。 ・渡渉地点から下部の滑走はノートラックでは時間がかかるため、登りトレースを快適に滑走した。 |
その他周辺情報 | 戸隠キャンプ場入り口の除雪スペース(ロータリー状は除雪)、8:50頃までは除雪中のため、その後に駐車 |
写真
感想
・戸隠スキー場に隣接している高デッキ山はBCツアーとしてスキー場から南面をアプローチして山頂に達することが一般的であり、初級・中級向けツアールートである。
・野尻湖畔の信濃町に在住した4年間に戸隠周辺のB Cルートを研究してみたが、イースタンキャンプ場から北西ルートを経て高デッキ山に登りあげるツアーは雪質は良いが、山頂直下は急でテクニカルであるため上級向き、山頂まで行かずに中腹から滑走する場合は初級中級向けとして、良質なパウダー滑走ができ、中部〜下部の緩斜面は雪山ハイク、ネイチャースキーとしても楽しめる。
・ゲレンデに隣接した1590mpに登り上げてのカラ松林中斜面は快適なパウダー滑走がいつも約束されている。このエリアへの登り上げは積雪不足も原因してか凹凸の激しい急斜面であり苦労した。シーズンが進み積雪が増えると、このエリアの登降はもう少し楽になる。
・冬型により妙高エリアが厳しい場合でも比較的気象条件が悪くない戸隠エリアはB Cエリアとして穴場的で小生の好みのエリア・ルートである。
・今回は山スキー新人のNさんを案内したが、悪戦苦闘した場合もあったが、感動の山スキーツアーであったようである。
[Nさんの感想]
針葉樹林の雪原、そこに一瞬雲の切れ間から差し込む日差し。瞬く間に現れたのはグレーの濃淡だけで彩られた光と影の一幅の絵画。雪山スキー初体験での印象的な風景でした。
技術も経験も無いまま無謀にも首を突っ込んだ世界。「浮遊感」を味わえたのはほんの僅か、あとはひたすら耐えるラッセルとだらしなく垂れる鼻水との奮闘。そんな初心者にも林間を縫うように滑れた時の爽快感は何物にも替えがたい感動でありました。止まり切れずにひっくり返った時でさえ、新雪の中に体の半分までも抱かれた心地よさも堪能できた感謝の山スキー初体験でした。
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