南アルプス深南部 下西河内

2021年07月16日(金) 〜 2021年07月17日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 27.8km
• 登り: 2,325m
• 下り: 2,324m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:50
• 休憩: 0:33
• 合計: 9:23

7:07 沢口山(日向山コース)登山口
9:22 9:55 千頭ダム
10:19 10:19 下西河内出合
15:02 15:02 840m二俣
16:30 910m宿泊地

2日目

• 山行: 9:54
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:54

6:26 910m宿泊地
7:34 7:34 950m二俣
8:01 8:01 1170m三俣
11:13 11:13 稜線1780m付近
11:40 11:40 ヘリポート
12:53 12:53 前黒法師岳
15:20 15:20 前黒法師岳登山口
16:20 寸又峡温泉

天候

16日：晴れ
17日：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

寸又峡温泉に駐車

コース状況／危険箇所等

下西河内：
全体にゴルジュが多い沢。一発凄い難所があるというよりは、気の抜けないポイントが延々と続き、 高巻きも決して易しくはありません。アプローチや下山も長く、タフな内容だと思います。 一部、釣り人のフィックスはありますが、美しい渓谷です。

写真

7/16 7:39

飛龍橋から大間川を見下ろす。梅雨明けで濁ってました。

7/16 8:00

寸又峡〜千頭ダムの林道に崩壊あり(2021年7月)。基礎が崩れたパターンなので、復旧に時間がかかるのでは。

7/16 10:00

増水の寸又川本流。上流から飛び込みましたが、かなり下流へ流され、ヒヤリとする渡渉になりました。（反省！）

7/16 10:19

下西河内出合。普段は伏流しているらしいので、水量は多いのでしょう。

7/16 11:06

少し河原を歩くと、延々とゴルジュが続く。

7/16 11:40

左壁をヤツメウナギで突破したところ。

7/16 11:57

これは巻きました。

7/16 13:08

一度開けたので釣りながら進みましたが、なかなか釣れず、かなり時間をロスしました。

7/16 15:02

840m二俣。これを過ぎると再びゴルジュ帯。

7/16 15:06

この滝の向こうで、カモシカと鉢合わせました。ゴルジュ内でお互い逃げ場が無く、突進されそうになりヒヤリ。。

7/16 15:38

カモシカと別れ、ゴルジュを巻く。辛抱強くトラバースし、懸垂で沢へ戻りました。

7/16 16:11

沢に戻ってもまだゴルジュ。時間が遅いので、早くタープを張りたいが…

7/16 17:32

16:00を過ぎて、ようやく幕営地を発見しました。

7/16 22:34

夜、思わぬお客さんが。野生のミヤマクワガタを初めて見ました。

7/17 6:28

翌朝も最初からゴルジュ。右岸を巻きつつ進みました。

7/17 6:54

屈曲する滝。右岸から巻いて、20mくらいの懸垂で沢へ戻りました。

7/17 7:39

どうやら一連のゴルジュ帯を抜けたようです。

7/17 8:50

1170mの三俣。写真右手前から右俣が流れ込んでいて、左俣は大きな滝になって合流してました。

7/17 8:52

目指す左俣。滝は右側から回り込んで突破しました。

7/17 9:01

左俣に入る。なかなかの渓相ですが、水量が半減し、先程までの迫力はありません。

7/17 11:13

源頭から、二ツ山の少し東の稜線に詰め上がりました。

7/17 11:40

ヘリポート，前黒法師岳と経由し、寸又峡温泉に下山しました。（完）

撮影機器：

FinePix XP80 富士フイルム

装備

個人装備

50m×7.1mmロープ カム極小〜ハンドサイズ ナッツ スリング類

感想

ymoon

寸又川の渡渉、カモシカとの遭遇、怖い夢（笑）に加え、ゴルジュでもジワジワと体力と精神を削られ、苦い山行でした。下西河内は素晴らしい沢でしたが、自分の実力不足で怖さが勝ったのだと思います。
山には避けようのない危険があること、攻めすぎると怖いだけになることを再確認しました。今後の課題として、水流判断が甘かったので、また練習です。