ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 390987
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

千枚岳2880m(ラッセル深く悪沢岳ならず)

2014年01月01日(水) 〜 2014年01月04日(土)
 - 拍手
GPS
75:25
距離
51.6km
登り
3,850m
下り
3,838m

コースタイム

2014年1月1日 沼平駐車場14:30-19:05椹島
1月2日 椹島6:20-千枚岳登山口6:50-16:00見晴台
1月3日 見晴台4:10-千枚小屋9:00-11:50千枚岳11:55-14:45見晴台
1月4日 見晴台8:10-13:20椹島1345-17:55沼平駐車場
天候 2014年1月1日雪、1月2日晴れ、1月3日晴れ、1月4日晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
1.沼平駐車場に登山指導センターがあり、ここで登山届、下山届を提出。今シーズンは1月5日まで、警察や山岳会の方々が常駐されていたそうです。
2.道路は舗装路ですが、往路では富士見峠付近で降雪あり、路面も圧雪あり、アプローチにはスタッドレスタイヤ必須。帰路は、晴天が続いたため路面ドライでした。
3.また路上落石ありパンクに注意。沼平は携帯電話の圏外。その手前、赤石温泉白樺荘もauは圏外ですが、他社キャリアで通じるところもあるようです。
コース状況/
危険箇所等
�沼平〜椹島では70〜80%が雪上。
�往路は吹雪の中、ヘッドランプで歩きましたが、路面があまりにも滑るので途中でアイゼン装着。
�椹島は建物がたくさんあるのでどれが登山小屋わかりづらい。元旦の利用者は私一人。水場不明。帰路確認したところ、沼平〜椹島の林道脇で一箇所だけ水の汲める場所がありました。
�千枚岳登山道は、国土地理院の地図とかなり違うところを通っています、エアリアマップが正しいルートのようです。
�登山道も最初はアイゼン歩行で快調でしたが、標高1500mくらいで、雪が深くなりスノーシューで延々脛〜膝のラッセル。降雪直後のためでしょうが、単独ではかなりつらいものがあります。
�見晴台に一見トイレかと思うような狭い避難所があり、2-3人用テントを張りました(屋根下や足元は空いてますが、一応風除けになる。ただし、入口は引き戸でないので、雪が積もると中から脱出できなくなるおそれがあります)。
�見晴台〜千枚小屋も延々膝ラッセル、しかし千枚小屋付近は吹き溜まりで千枚岳まで3時間かかりました。
�千枚岳頂上付近は強風注意。ほとんど凍結箇所はなくスノーシューのまま登りきりました。
沼平ゲート
2014年01月01日 14:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/1 14:22
沼平ゲート
畑薙橋にて。上高地みたいな雪景色。このあと吹雪。
2014年01月01日 16:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/1 16:10
畑薙橋にて。上高地みたいな雪景色。このあと吹雪。
椹島の登山小屋。正月なのに自分一人でした。
2014年01月02日 03:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/2 3:43
椹島の登山小屋。正月なのに自分一人でした。
今日は千枚小屋まで余裕かと思いましたが、、。
2014年01月02日 06:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/2 6:23
今日は千枚小屋まで余裕かと思いましたが、、。
登山口
2014年01月02日 06:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/2 6:48
登山口
所々、林道が横切る
2014年01月02日 09:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/2 9:15
所々、林道が横切る
スノーシューのトレース、登攀力を考えて取り回しの良い小型のものにしましたが、ワカンとそれほど違いはなくてラッセル苦しいです。
2014年01月02日 09:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/2 9:56
スノーシューのトレース、登攀力を考えて取り回しの良い小型のものにしましたが、ワカンとそれほど違いはなくてラッセル苦しいです。
こういった木が密なところは、雪が多少しまって
歩きやすい。
2014年01月02日 10:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/2 10:46
こういった木が密なところは、雪が多少しまって
歩きやすい。
延々10時間でやっと見晴台。悪沢岳がみえる
2014年01月02日 16:07撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
1/2 16:07
延々10時間でやっと見晴台。悪沢岳がみえる
荒川前岳、中岳
2014年01月02日 16:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
1/2 16:08
荒川前岳、中岳
赤石岳
2014年01月02日 16:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
1/2 16:08
赤石岳
避難小屋?本来ここで泊まることは想定されてない大きさ。テントを張るのに丁度良い大きさより、ちょっと狭いですが、無理やり押し込んで幕営。テントがピーンと張れず、ちょっとしわくちゃです。
2014年01月02日 16:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
1/2 16:50
避難小屋?本来ここで泊まることは想定されてない大きさ。テントを張るのに丁度良い大きさより、ちょっと狭いですが、無理やり押し込んで幕営。テントがピーンと張れず、ちょっとしわくちゃです。
三日目スタート。
2014年01月03日 04:12撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 4:12
三日目スタート。
千枚小屋がみえてきた。
2014年01月03日 08:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 8:48
千枚小屋がみえてきた。
富士山遠望。小屋付近は吹き溜まりで苦労します。左手尾根に取り付き千枚岳を目指しますが、ラッセルがきつくさらに3時間かかりました。
2014年01月03日 09:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/3 9:09
富士山遠望。小屋付近は吹き溜まりで苦労します。左手尾根に取り付き千枚岳を目指しますが、ラッセルがきつくさらに3時間かかりました。
途中、単独行者とすれ違い、やっと千枚岳まできましたが、ラッセルの疲労、タイムリミットの12時、このあと雪が不安定との情報で悪沢岳は諦めひきかえします。
2014年01月03日 11:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/3 11:48
途中、単独行者とすれ違い、やっと千枚岳まできましたが、ラッセルの疲労、タイムリミットの12時、このあと雪が不安定との情報で悪沢岳は諦めひきかえします。
悪沢岳、今度はアプローチをスキーでチャレンジしたい。でも雪がなかったりして、、。
2014年01月03日 11:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9
1/3 11:49
悪沢岳、今度はアプローチをスキーでチャレンジしたい。でも雪がなかったりして、、。
赤石岳、聖岳。
2014年01月03日 11:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
1/3 11:49
赤石岳、聖岳。
富士山。
2014年01月03日 11:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/3 11:49
富士山。
塩見、白根三山。
2014年01月03日 11:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
1/3 11:50
塩見、白根三山。
2014年01月03日 12:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 12:46
2014年01月03日 14:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 14:48
見晴台着。
2014年01月03日 14:51撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/3 14:51
見晴台着。
4日目朝、お世話になりました、見晴台避難小屋。
2014年01月04日 08:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 8:11
4日目朝、お世話になりました、見晴台避難小屋。
2014年01月04日 08:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 8:20
林間に荒川岳が
2014年01月04日 11:02撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 11:02
林間に荒川岳が
2014年01月04日 13:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/4 13:09
2014年01月04日 13:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 13:13
赤石ダム
2014年01月04日 14:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/4 14:54
赤石ダム
沼平ゲート、このあとも大変なことに、、、。
2014年01月04日 17:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 17:54
沼平ゲート、このあとも大変なことに、、、。
撮影機器:

感想

当直あけの元旦、沼平に到着したのは14時すぎ。小雪が舞っている。ここから、林道歩き5時間、吹雪の中ヘッドランプをつけて椹島についたものの登山小屋にはだれもいない。正月とはいえ南ア南部はこんなものなのか。
翌日は椹島から千枚小屋をめざすが、脛から膝ラッセルで見晴台がやっと。
3日目、12時を引き返し時間に設定してヘッドランプをつけて出発。相変わらず膝ラッセルが続き千枚小屋まで5時間、さらにそこから3時間もかかって千枚岳。千枚岳直下で初めて登山者に会い、ラッセルをねぎらわれたが、Luskeさんだった。トレースがなかったので、てっきり赤石まわりかとおもったら4日前に同じルートを通っていたとは。ラッセルご苦労様でした。時間も遅かったですが千枚岳の下り、ザイルが必要との情報であきらめがつきました。ガイド本にはあまり、そういった記載がなかったのでザイルを用意していませんでした。このあと見晴台に戻り、翌日下山したが、椹島でタイヤのパンクが発覚。登山指導センターやロードサービスのお世話になりました、大変ありがとうございます。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1080人

コメント

憧れます
Neuronさん、こんばんは。
今年もよろしくお願いします。

この時期にしては雪が多くて、苦労されたようですね

それにしても、昨シーズンは赤石でしたし、果敢にアル
プスに挑戦されてますね。単独での泊まりの山行に踏み
切れない私には憧れです
2014/1/6 20:15
Neuronさん、トレースありがとうございました
下山の時は大変お世話になりました。
Neuronさんが登ってきた時のトレースが麓まで続いていたので、
迷う事無く、ラッセルの負荷も軽く、安心して下山する事が出来ました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
ありがとうございました。

見晴台避難小屋、失礼ながら下山の時に拝見させて頂きました。
見晴台の小屋前にビニール袋があったので不審に思ってドアを開けると・・・
テントが張ってあったので驚きました(笑)
もちろん、テントを漁ったりはせず、そっとドアを閉めて立ち去りましたので、御安心下さい。

Neuronさんの山や沢の記録は度々参考にさせて頂いており、
その御本人と今回、お会いできた事は光栄です。
それでは、またいつか、
どこかの山でお会い出来る事を願っております
2014/1/7 0:44
yoshiさん、おひさしぶりです。
yoshiさん、コメントありがとうございます。やっぱり、トレースがないとしんどいですね。このルートはかなり上まで林道が来ているので、来年も雪があれば、今度はスキーでチャレンジしたいです。
今年もよろしくお願いいたします。
2014/1/7 18:10
まさかLuskeさんとは
あの時、千枚岳の登りでお会いした、物凄い荷物の若者がLuskeさんとは、思いませんでした。山の世界は、狭いですね。親切に、いろいろ教えていただきありがとうごさいます。
2日目、千枚小屋の予定だったのですが、この辺りは入山者が少ないので、ラッセル覚悟の計画が必要でした。Luskeさんの記録を参考に、再挑戦したいです。
また、どこかの山でお会いするかもしれませんね。今後とも宜しくお願いいたします。
2014/1/7 18:12
ゲスト
Neuronさん こんばんわ
先日はメッセージのお礼を言いもせず失礼しました。送っていたと思っていたものが送られていなかったようです。すみません。

小渋川からいかれるのかとおもっていたらなんとLUSKEさんにもおあいしているとは・・・そしてラッセルお疲れさまでした。

5月の残雪期にいったとき見晴らし台のあの小屋はトイレかとおもってあけたらなにもなかったのでなにかとおもっていたらそういことだったのですね。
納得です。

Neuronさんのレコを追いかけるようにいろんなところ出かけています。いつもレコありがとうございます。
2014/1/8 20:22
Re: Neuronさん こんばんわ
metaさん、カメレス失礼します
千枚からの方が風が避けられると思ったら、ラッセルで苦労しました(涙)。
metaさんも、精力的に南アを探索中ですね。
最近なかなかピークを踏むことができていないので
明日こそは頑張って、早出をこころがけよう・・。
今年もよろしくお願いします。
2014/1/11 9:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら