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Yamareco

記録ID: 391051
全員に公開
アイスクライミング
甲斐駒・北岳

南アルプス〜ガンガノ沢、刃渡沢、岩間ルンゼ

2014年01月02日(木) 〜 2014年01月04日(土)
 - 拍手
yogins その他2人
GPS
53:00
距離
11.1km
登り
756m
下り
757m

コースタイム

2014.01.02
08:00 ゲート前
08:56 錦滝の東屋前
10:19 F2
12:19 シークレット大滝
16:14 東屋前

2014.01.03
08:26 東屋前
09:59 林道終点
10:38 刃渡沢F1
10:54 刃渡沢F2
11:08 双翼ノ滝
16:07 東屋前

2014.01.04
08:00 東屋前
08:15 岩間ルンゼF1
11:00 東屋前

天候 2014.01.02 晴れ
2014.01.03 晴れ
2014.01.04 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
尾白川林道ゲート前に数台駐車可能
コース状況/
危険箇所等
ゲート前〜東屋:雪道の林道。途中に日向山への登山道あり。登山道が荒れていて錦滝→日向山は登山可能だが逆は禁止とのこと

東屋〜ガンガノ沢F2:東屋を抜けて錦滝の右側を巻く。F2は氷が薄く、緊張した。

シークレット大滝:左側に幅の広い氷壁。20m程度でリードの人はスクリューを6本くらい打っていた。

林道終点〜刃渡り沢:林道のどん詰り、左側に下降点。細引がフィックスしてある。沢まで降り、適当な個所で対岸に渡渉したあと刃渡り沢を登る。かすかにトレースがあった。

刃渡り沢F1:3m程度でフリーで抜けた。氷の状態は悪くない。

刃渡り沢F2:氷の状態が悪く、登れそうにないんで左を巻く。

双翼の滝:つららの集合体だったためスクリューが打てそうにない。左を巻きあげて落口まで行き、近くの灌木に支点をセットしてトップロープで遊ぶ。

岩間ルンゼF1:東屋からすぐ。

登山ポスト:黒戸尾根登山口
水場:東屋手前10m
テント場:なし。東屋前に幕営
トイレ:なし
朝焼けの甲斐駒ケ岳方面
2014年01月02日 07:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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朝焼けの甲斐駒ケ岳方面
日向山登山口。注意事項あり
2014年01月02日 08:07撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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日向山登山口。注意事項あり
東屋到着
2014年01月02日 08:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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東屋到着
錦滝は登れる状態じゃなかった。2日目の夜に中央部が崩落した模様
2014年01月02日 08:59撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/2 8:59
錦滝は登れる状態じゃなかった。2日目の夜に中央部が崩落した模様
シークレット大滝
2014年01月02日 12:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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シークレット大滝
さっそく偵察の先輩
2014年01月02日 12:36撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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さっそく偵察の先輩
登り終わって休憩
2014年01月02日 14:47撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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登り終わって休憩
なかなか大変
2014年01月02日 14:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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なかなか大変
2日目。林道から見えるあれが双翼の滝!?テンション上がりまくり
2014年01月03日 09:28撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2日目。林道から見えるあれが双翼の滝!?テンション上がりまくり
林道終点から沢に降る
2014年01月03日 10:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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林道終点から沢に降る
沢は綺麗なもんだった
2014年01月03日 10:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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沢は綺麗なもんだった
刃渡り沢F1。フリーで抜けることに
2014年01月03日 10:38撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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刃渡り沢F1。フリーで抜けることに
F2は薄すぎて登れず。左側を巻く
2014年01月03日 10:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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F2は薄すぎて登れず。左側を巻く
到着した双翼の滝(F3)。写真ではそうでもないけど、垂直に近い
2014年01月03日 11:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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到着した双翼の滝(F3)。写真ではそうでもないけど、垂直に近い
つららの集合体でスクリュー効かなさそう…
2014年01月03日 11:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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つららの集合体でスクリュー効かなさそう…
つららアップ
2014年01月03日 11:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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つららアップ
左を巻いてトップロープ用の支点を設置
2014年01月03日 11:55撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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左を巻いてトップロープ用の支点を設置
さぁ、やるか!と先輩
2014年01月03日 12:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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さぁ、やるか!と先輩
リーダーもぐいぐい登る。さすが!
2014年01月03日 12:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 12:46
リーダーもぐいぐい登る。さすが!
実は俺1/3程度で一度下してもらった
2014年01月03日 12:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 12:48
実は俺1/3程度で一度下してもらった
2回目はコツをつかんでじわじわ登る
2014年01月03日 12:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2回目はコツをつかんでじわじわ登る
もうちょい!
2014年01月03日 13:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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もうちょい!
横の透明な氷の方が感動した
2014年01月03日 13:12撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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横の透明な氷の方が感動した
また来るぜ!
2014年01月03日 14:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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また来るぜ!
F1をクライムダウン
2014年01月03日 14:34撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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F1をクライムダウン
夕飯は肉野菜うどん
2014年01月03日 17:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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夕飯は肉野菜うどん
3日目の岩間ルンゼF1。リードしたんで写真は撮れず
2014年01月04日 10:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3日目の岩間ルンゼF1。リードしたんで写真は撮れず
帰りの甲斐駒ケ岳
2014年01月04日 12:07撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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帰りの甲斐駒ケ岳

感想

年末年始の松木沢、女峰山に続き最終戦となる南アルプスガンガノ沢と刃渡り沢、岩間ルンゼにアイスクライミングに連れて行ってもらった。本当は黄蓮谷の予定だったけど天候や実力の関係でレベルアップしてから来シーズンチャレンジすることになった。
初めての垂直に近い氷柱に、一本目はまったく歯が立たず3mちょいで断念…
修行せねば!と思った。

2014.01.02
08:19 ゲート前に車を止めて歩きだす。東屋までのんびり林道を歩く。
08:56 東屋に到着。目の前の錦滝に目を見張るも中央部が凍っていなくて登れなさそう。とりあえずテントを設営して準備に取り掛かる。今日は目の前のガンガノ沢を詰めてシークレット大滝まで行く予定。
10:27 F2に到着。リード、やる?と聞かれたけど俺にはまだきつそうな滝で怖気づく。一応、始めて間もないんでもうすこし簡単なところでリードさせてください。とのことでリーダーが行くことに。意外と大変な個所があったようだ。

12:36 しばらく沢沿いに歩いて行くと左側に大きな氷壁が見えて来た。これがシークレット大滝か。幅がやけにあるけど終了点を作れそうな場所は限られている。ここは先輩がリードすることになった。高さがあるんでBDのスクリュー、ターボエクスプレスを渡して俺はビレイした。結構大変だったみたいだけど、フォローで登って辿りつくと嬉しそうな顔をしていた。俺もこれくらいできるようにならないとね。

リーダーも上がってきてから全員懸垂で降りて休憩。充実したアイスだった。

16:10 テントに戻って夕食とした。ここは水場も近いし、太陽も届くんで明るいし最高だね。今夜のメニューは鍋。キューブの鍋の素は非常に使いやすそうで感動してしまった。今度探しに行かないと。

年末年始と言うのに結構温かくせいぜい0℃といったところ。結局カバーは付けずにジッパーも開けっぱなしで寝た。

2014.01.03
06:00 ぐっすり寝てゆっくり起床。まずはコーヒー飲んでから朝飯だ。朝は生麺風のラーメン『頂』というなんとも縁起の良いらーめんを食した。
08:26 準備を済ませて刃渡り沢へ向けて出発。林道を1時間ちょい歩く。
途中で谷の対岸に2本の滝を視認し、アレが双翼の滝か!と湧く。楽しみだが、降りて登り返すの大変そうだな。
10:00 林道終点に下降点を発見。トラロープなんかがフィックスしてあった。結構な急傾斜で慎重に降りる。
沢筋は雪が積もった岩とかが綺麗で思わず見とれる。かすかなトレースを辿り、適当なところで対岸に渡った。そこからもうっすらとトレースが残っており、位置的にも刃渡り沢だろうということで詰めることにする。

10:38 F1はロープを出すまでもないだろうということでフリーで抜ける。バイルもアイゼンもビシバシ入るんでなんとかなりそうだった。
F2は残念ながら氷が薄く、スクリューが打てなさそうだったので左側を巻くことにした。

11:00 双翼の滝、基部に到着。このような完全な氷柱は雲龍渓谷以外で初めて見る。おいおい、俺大丈夫か?とちょっと不安に。
氷を調べてみるとつららの集合体ですぐ折れるため、スクリューが打てそうになかった。そこで協議して左から巻いてトップロープをセットすることになった。
落口を横切るときにケツの穴がキュッとなるような感覚だった。落ちたらヤバいもん。
灌木で固定分散をセットし、ロープを通して懸垂で降りた。さぁ!やるか!

なぜか一番手を譲って(面白半分?)くれて半分泣きがはいったが仕方ない。
『行きます!』自分を鼓舞してアックスを突き立てた。

が、1mも登るとあっという間に両腕がパンプしてきた。なんで?
アイゼン蹴り込んでもなかなか決まらないため腕に負荷が集中しているんだ。
フィフィで休もうとしたらスピッツェの穴が氷で塞がってた…

俺:『て、テンショ〜ン』

と情けない声をあげてしまって笑われた。休憩後に進もうとしたけど、やっぱりあっという間にパンプして情けない声を上げてロワーダウンしてもらった。
まじかよ。垂直に近いとこんなにハードなんか?ちょっとショックだった。

その後先輩がフィフィ使いつつ登り、リーダーも登り切った。
『コレヲノボラズシテカエレルカ…』
と半ば意地になり、2回目のチャレンジ。フィフィを駆使(?)しつつなんとか登れた。ほんと、フィフィってすげー。
結局全員2回登ってから帰ることにした。いやはや楽しかった。

2014.01.04
06:00 起床。コーヒー飲んで朝のラーメン食った。この日は塩トマト味だった。美味いね。

08:00 テントを出発。岩間ルンゼを登るのが今日の目的だ。そしてこれをリードするのが俺の目標だ。
08:15 あっという間に辿りついてリード開始。途中身体をひねるように登るところもあったがなんとか登り切れた。
支点を探すと残置があったので使わせてもらうことに。でもセカンドのビレイのときルベルソ3の付け方間違えてグリップビレイ状態になってしまってた。二度と間違えまいと決めた。終了点に着いたらとりあえず落ち着くようにしようと。

そのあとは固定分散と流動分散の使い方や1/3システム、落ちたセカンドの引き上げなどを講習してもらい、帰ることにした。

11:48 テントを撤収し、今回の山行が無事終了した。

結局自パーティーのみで3日間楽しめ、良い経験になった。

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