聖岳の研究(便ヶ島ルート)


- GPS
- 18:59
- 距離
- 27.3km
- 登り
- 3,134m
- 下り
- 3,139m
コースタイム
- 山行
- 18:35
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 18:55
天候 | 高曇りぃ〜弱風ぅ〜 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・R152から芝沢ゲートまでの林道は、北又沢の橋まで凍結防止剤が撒かれています。その先は特に対策はありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・積雪 1. 芝沢ゲート〜易老渡〜便ヶ島〜西沢渡 新雪3cm程度。新雪の下にアイスが隠れており要注意。西沢渡は水が少なく幅1m程の飛び石で渡渉。 2. 西沢渡〜薊畑〜小聖岳 標高1500mから新雪70cm超。ここからスノーシューを使用したため雪深さを数字で示せないが、スノーシューを使っても苦労するラッセルが小聖直下(標高2600m)まで継続。 3. 小聖岳〜聖岳(前聖) 雪は薄く地表を覆い、締まっている。わずかな雪稜あり。 ・風 常時風速10m/s以下(体感) ・気温 常時氷点下 |
その他周辺情報 | ・かぐらの湯は臨時休業 |
写真
ちなみにゲート前の雪が乱れていますが、あれはスタート直後にすっ転んだ僕の痕跡です(笑)
感想
厳冬期の聖岳は僕の一大目標。様々なルートを「研究」してみたいと思っています。
南アルプス3000m峰、難易度が高い事は明白ですがチャレンジしなければ自分との距離を実際に測ることはできません。先人による日帰り記録がある便ヶ島ルート、「僕も日帰りで狙ってみよう」。
もちろん直近2回の厳冬期八ヶ岳で装備や立ち回りのテストを行い、本ルートで求められる最低限の準備が整ったと判断して実行しました。
0:00芝沢ゲート→7:00小聖岳と計画。
しかし実際には、西沢渡〜薊畑にて予想外の積雪量と対面しかなりの時間を消費。先人のレポから薊畑〜小聖こそ核心部と思っていたのでショックでしたが、山頂の事は考えず撤退時刻だけに注意して粛々と進みました。
(数日前にまとまった積雪があり、成功率を少しでも上げるにはこのタイミングで挑戦すべきではないと思います)
小聖岳直下2,30mでようやく新雪ラッセルから解放され、ちょうど撤退時刻11:30でしたが状況判断の末に聖岳まで。小聖〜聖(前聖)は想定外に歩き易い!
時間の都合上、山頂には10分程度しか滞在できず奥聖にも行けませんでしたが素晴らしい景色が広がっていました。
復路も小聖での撤退時刻での判断通りに進み、ストレスなくゴール。無事に林道から車と共に脱出にも成功。
芝沢ゲート〜聖岳〜芝沢ゲートは常にコントロール下にあったと認識しています。(厳密にはスノーシューが途中で壊れたらかなりヤバかったですが)
しかしその後こそ核心部でした。道の駅 遠山郷のかぐらの湯が臨時休業と知り、他の温泉を探すも20:00ではどこも閉まっていました。
仕方なく帰宅を決意。身体はかなり冷えていて、疲労も出てきました。あまり長い時間の仮眠も取れず、15分程度を2回はさみつつ騙し騙し居住地まで戻りましたが、最後の最後に事故という結末。残念でなりません。
帰宅を急がず、車中泊も厭わない。そんな装備を常に用意する必要を痛烈に感じる長い長い1日でした。
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