以東岳 -ヒメサユリの咲き乱れる登山道をゆく-
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,582m
- 下り
- 1,582m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
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写真
装備
個人装備 |
シュラフ マット コンロ 食器 GPS ツェルト レスキュ−シ−ト
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感想
初日は大鳥小屋泊まりでした。
(大鳥登山口〜冷水沢橋〜七ツ滝沢橋〜七ツ滝沢水場〜七曲水場〜大鳥小屋)
登山口付近には、まだ大きな雪の塊が残っており、雪解け水の谷川の水は勢いよく流れていました。駐車場からまっすぐ行ったら行き止まり。行き止まりの道路の下は谷川が勢いよく流れていました。正しくは、駐車場から歩くと、まもなく、左側に入ってゆく登山口がありました。登山口から間もなく行ったところで出会ったのが小屋の管理人さんでした。「私はこれから下山し小屋は留守にしますが、小屋はきれいに清掃してきたからどうぞ使ってください。」とのことでした。勢い良く落ちる滝や谷川の流れを見ながら登ってゆくと、途中で冷水沢橋の吊り橋をわたり、続いて七ツ滝沢橋の吊り橋をわたりました。しばらく行くと、登りが急になり、七曲りを登ってゆきました。小屋には順調に到着しました。登山口から2時間50分でした。小屋には、タキタロウ山荘と書いてありました。
(大鳥小屋〜三角池〜大鳥小屋)
小屋の中に入ると、利用料を入れる箱がありました。2階建ての立派な建物でした。小屋前には豊富な水が流れていました。外にはベンチがあり、外で自炊もできるようでした。小屋前が大鳥池でした。小屋の中にも、水道や、自炊台が置いてありました。宿泊者は、前日から利用していた方と外で自炊されていた方、そして私の3名でした。宿泊スペ−スは十分ありました。窓際の外が見えるところに、シュラフを広げ自炊の準備をしました。しばらく休んでいると、外で自炊されていた方が入って来て、これから三角池まで行くが一緒に行かないかと誘われたので、行くこととしました。地図で見ると、化穴山に行く登山道であるようでした。
池にはすぐに20分で着きました。池の周りになにやら白い花のようなものが木の枝に咲いているので、近くにゆき確かめると、ガマガエルの卵でした。池の周りの木に沢山ありました。
(大鳥小屋〜三角峰下水場〜オツボ峰〜以東岳)
翌朝は、早起きして食事をして出発。オツボ峰コ−スから登りました。4時30分出発。ヘッデンをつけて、まだ暗い登山道を登り始めました。ブナの森の中を登ってゆきました。尾根筋に出ると明るくなり展望が開けてきました。雪を抱いた峰が見えてきました。しばらく行くと、登山道の傍らにシャクナゲが沢山咲いていました。残雪に映える以東岳の姿が良く見えてきました。この辺りはからは、お花畑があちこちにありました。チングルマやヒメサユリなど沢山の花々が迎えてくれ花に見とれて、なかなか足がはかどりませんでした。やがて三角峰が見えてきました。水場と地図には書いてありましたが、水は流れていませんでした。近くに雪渓があったので、そちらの方に行けば流れていたかもしれません。
三角峰から草原の中の道を通ってゆきました。ニッコウキスゲが咲いていました。ヒメサユリも咲いていました。このあたりもたくさんの花が咲き乱れていました。ここも、なかなか足が前に進みませんでした。お花畑をぬけると、右下に大鳥池を見渡せるようになってきました。この辺りは、残雪の峰々が美しかったです。やがて、オツボ峰が見えてきました。オツボ峰には斜面に雪が沢山残っていました。尾根上を回り込むように進むと、途中、シャクナゲの花が咲いていました。残雪の山々を見ながら、火と登りすると、以東岳山頂に到着しました。以東岳山頂には登山開始から3時間20分でした。しばらく休憩しました山頂には、以東岳の木柱がありました。以東岳山頂からの朝日連峰の景色はすばらしいものでした。
(以東岳〜以東岳避難小屋〜東沢渡渉点〜大鳥小屋)
以東岳からは、以東岳避難小屋へおりてゆきました。すぐに到着しました。利用されている方はいませんでした。まだ、建築して新しい小屋のようでした。以東岳避難小屋から下ってゆくと、登ってくる登山者と会いました。昨日、と同宿された方でした。直登コ−スの方から登ってきたようでした。少し、話をすると、この下あたりは、ヒメサユリのお花畑になっていて、沢山咲いておりきれいだった、とのこと。また、渡渉もなんの問題もなかったと言っていました。下ってゆくと、尾根上にはヒメサユリなどがあちこちに咲いていました。お花畑が下の方まで続いていました大鳥池も上の方からよく見下ろすことができました。下りきると東沢渡渉点でした。先ほどの登山者の言うとおり増水してなくて、問題なく登山靴で渡渉できました。池を回り込むように歩いて、大鳥小屋に戻ってきました。池の周りの登山道は、結構、アップダウンがあったり、狭いところがあり、池の際の真上を通ってゆきますので、滑ると池に転落しそうな場所もありました。転落しないように注意しながら行きました。大鳥小屋へは山頂から2時間で到着しました。
(大鳥小屋〜七曲水場〜七ツ滝沢水場〜七ツ滝沢橋〜冷水沢橋〜大鳥登山口)
同宿されていた2人の登山者はもちろん、ほかにも利用されている方はいませんでした。小屋に戻って、デポしておいた、シュラフや炊事用具などを回収し、整理・掃除して小屋を出発しました。大鳥小屋からは、おうろを戻り、 七曲水場、七ツ滝沢水場、七ツ滝沢橋、冷水沢橋を経由して、大鳥登山口に下山しました。大鳥小屋から2時間20分でした。登山開始から8時間10分でした。下山後、かたくり温泉ぽんぽで温泉入浴し、登山の疲れを癒しました。
天気にも恵まれ、ヒメサユリをはじめとした沢山の花々と出会えた山旅でした。残雪の美しい大朝日連峰の峰々も印象的でした。
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