記録ID: 393843
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積雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間
浅間外輪山:途中敗退(高峰高原から)
2014年01月11日(土) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 06:16
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 529m
- 下り
- 529m
コースタイム
(3:00 自宅を車で出発 - 6:00 高峰高原駐車場に到着)
[入山準備] - 6:20 登山開始 - 8:40 トーミの頭 - 9:15 黒斑山頂 - 9:40 黒斑山・蛇骨岳中間地点でラッセル停止 - 10:20 熟慮の上撤退を決め引き返す - 12:15 下山 [帰宅準備]
(12:40 高峰高原駐車場を車で出発 - 15:30 自宅に到着)
[入山準備] - 6:20 登山開始 - 8:40 トーミの頭 - 9:15 黒斑山頂 - 9:40 黒斑山・蛇骨岳中間地点でラッセル停止 - 10:20 熟慮の上撤退を決め引き返す - 12:15 下山 [帰宅準備]
(12:40 高峰高原駐車場を車で出発 - 15:30 自宅に到着)
天候 | 予報では寒気が入り込み気温は低いようですが、まぁ天気は良く風もそこそこというところでした。天気図でも西高東低で等高線の間隔も広く、思いのほか良いコンディションかなと思って行きました。結果、ふもとは天気が良かったようですが、標高の赤い山間部は青空が時々のぞくものの雪もちらつきあまり良い状況ではありませんでした。浅間山もずっとガスと雲の中でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この時期、チェリーパークラインの登りは普通タイヤだと無理。2WDで大丈夫ですがスタッドレスタイヤかチェーンが必須です |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日、前々日と浅間山付近は雪が多く降ったようで新雪がかなり積もっていました。自分はこの日の先行者だったので、登山口から終始膝上までのラッセル状態。吹き溜まりではコースすら明確に分からず度々腰まで踏み抜く始末、斜面のコースではワカンで足場を踏み固めながらの牛歩前進でした。 あわよくば浅間まで。という目論見でしたが、黒斑山の先、蛇骨岳との中間地点で前進を断念しました。先は見えなくなるまで未開の深雪急斜面。ソロなので斜面を滑ったらアウトだし、足場を踏み固めながら腰まで埋まるラッセルをし続けるのは時間的にも体力的にも無理だと考えました。 ■車坂峠〜トーミの頭 雪の黒斑山までのコースは、スノーシューハイクのメッカみたいです。確かに斜面もあまりきつくなく、スノーシューでは厳しい急登や登攀的要素はありません。 トーミの頭までは、表コースと中コースの2つがあります。表コースは下りと登り返しがあるので所要時間はかかりますが、登りは登りやすく、展望が開ける場所が所々にあり景観も良いのでオススメです。登山口に分岐がりますので表コースは右に行きます。 途中の槍ヶ鞘には、浅間山にあるような火山避難用シェルターがおもむろに建っています。槍ヶ鞘から先、トーミの頭の手前には先ほど分岐した表コースと中コースの合流地点があります。トーミの頭からの浅間山の景観もまた素晴らしいはずなのですが、この日は雲に覆われ見ることができませんでした。 ■トーミの頭〜黒斑山 この日、黒斑山へのコースは完全にトレース無しでコースファインディングしながらの過酷なラッセルでした。黒斑山山頂手前の斜面を歩くあたりは雪が多く付きコースが解りませんし、足場もない(ワカンで踏み固めて足場を作りながら前進する)のでやや危険でした。吹き溜まる個所では度々腰まで踏み抜くので体力も気力も必要です。アンテナ塔を過ぎると黒斑山山頂となり、天気が良いと最高の浅間山がそこから望めます。ここからの浅間山の景観お目当てにこの山頂を訪れる人が多いそうです。 ■黒斑山〜蛇骨岳 黒斑山からやや高度を下げ、さらに進むと蛇骨岳までは先ほどの斜面を歩くコースがずっと続きます。前述したように中間地点をちょっと過ぎたあたりまでワカンで踏み固め、足場を作りながらラッセルして前進しました、途中で歩を停め40分ほど滞在し写真を撮ったり、雪に腰まで埋まりながらテルモスのコーヒー飲んだりして撤退を熟慮しました。 結論としては引き返しましたが、黒斑山まで戻ると、後続の方々が続々と登ってこられ、踏み固められたトレースがあるので下山はすごく歩きやすかったです。 |
写真
装備
個人装備 |
1/25,000地形図 1 ガイド地図
コンパス 1
GPSユニット 1
筆記具 1
ヘッドランプ・電池 1
笛 1
ミニナイフ 1
ライター 1
ザックカバー 1
エマージェンシーシート 1
手ぬぐい 1
ハンカチ・ティッシュ・巻紙 1
ハードシェル(上) 1
ハードシェル(下) 1
フリース 1
ダウンジャケット 1
防寒帽子 1
バクラバ 1
ウォーターキャリー 1 1リットルの水
ストック 1セット
アイゼン 1 12本ツメ
ピッケル 1
ワカン 1
グローブ 2セット 予備含
ゴーグル 2セット 予備含
サングラス 1
携帯電話 1 充電池予備携行
腕時計 1
食事 適宜 携行内容は上記記載
非常食 適宜 カロリーメイト等
行動食 適宜 チョコ・キャラメル等
保険証 1 健康・山岳保険
テルモス 1 ホットコーヒー
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共同装備 |
ツェルト・ペグ・細引 1セット
救急セット 1セット
コンパクトカメラ 1
車 1 ホンダエリシオン(白)
|
感想
数日雪が降り続き新雪期待&あわよくば浅間まで。という目論見で行ってきました。自分が先頭1番乗りでしたが、本日工程7キロずっと膝上までの新雪ラッセルを強いられ黒斑山から蛇骨岳に届かず撤退...。−15℃近いの極寒の上、景観も悪く単なる苦行でした。でも、ものすごい体力を使いトレーニングにはなったし、気温が低く雪深い中での行動経験にはなりました。ソロなのでこれ以上のリスクは負えませんし、きちんと帰ってきてナンボの登山。でもせめて蛇骨までは行きたかったなぁ...。[距離6.9km/累積標高差1,315m/所要時間(山行活動時間)6時間14分]
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コメント
この記録に関連する登山ルート
ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間 [日帰り]
黒斑山登山コース(浅間連峰):車坂峠(表コース)⇔トーミの頭⇔黒斑山
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
厳冬の浅間 、お疲れ様です。
膝上まで積もると、前進するのがやっとですもんね 。
時間的にも撤退で正解です 。
しかし、taichiさんの行動力には恐れ入ります<m(__)m>
近いうちに、先日教えていただいた雲取山に挑戦してみます 。
HIDENORI-Tさん。コメントありがとうございます。久しぶりのラッセルでしたが、長いとやはり堪え ますね。
時間もそうですが、単独山行ゆえに越えられるリスクのハードルが低いためあそこであきらめました。山は逃げないと言いますので またチャレンジします。
有難うございました、同じ日に黒斑山まで行きました。
出発が遅めだったので、おかげさまで表ルートはラッセルも踏抜きもなく歩けました。
やはり、先行の方は、だいぶご苦労されたんですね
kuromimiさん。はじめまして。(お会いしているかもしれませんね )
あの日は正直予想以上の積雪でして、トーミの頭から先、黒斑山を過ぎ蛇骨岳に至る個所はきわどいところも多数ありソロには少々手にあまりました。
次の日には蛇骨岳までトレースがあり多数の方が至っていることを考えると、あの日自分がつけたトレースの先をラッセルし、蛇骨岳までたどり着いた方が居たようですね。
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