有珠山から昭和新山を眺める。 有珠山ロープウェー
- GPS
- --:--
- 距離
- 2.0km
- 登り
- 145m
- 下り
- 140m
コースタイム
11:37 有珠山火口原展望台
11:50 ロープウェー山頂駅
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に簡単なハイキングコースです。人口の道です。 ロープウェー山頂駅に飲み物の自動販売機などがあります。 |
写真
感想
この昭和新山、有珠山エリアは、世界ジオパークにも選定されており、火山を学習するにはよい場所である。ヤマレコで有珠山を検索してみると、1件しかなかったことから、自らの写真からこのレポートを書くこととした。
有珠山は日本の有数な活火山である。有史以来活動記録はなかったが、江戸時代半ばに活動し始め、その後現在まで30年〜50年の周期で噴火を繰り返している。もともと洞爺湖を作った洞爺火山の残り火的な存在である。
江戸時代に噴火してから現在まで8回の噴火をしている。しかも、気象庁による噴火の規模は、この前の平成12年噴火が中噴火で、それ以外の7回は大噴火である。また、前兆の地震や火山性微動を観測したら必ず噴火する山であることも確かで、そういう意味では予測しやすい火山でもある。
現に前回の平成12年噴火では死傷者はいなかった。事前に全員が避難したためである。
さて、小学校6年生理科の教科書には「昭和新山が大きくなっていく様子」が写真で載っている。「ミマツダイアグラム」というが、その文字ぐらい載せてあげればよいのにと思う。郵便局長である三松さんが昭和新山が隆起していく様子を毎日のように定点観察を行った記録であり、戦後火山学会で認められこの名前がついた。なお、昭和19年〜20年の噴火であるため、この噴火のことは秘せられ国民が知ることはなかったそうである。
まずは、三松政夫博物館に行きじっくりと見る、三松さんは「ミマツダイアグラム」だけで有名な人ではない、3回の有珠山の噴火に対して予想したり、観光客や専門家に説明したり・・・。
そして、昭和新山を買い取って、農家にわずかでもお金を渡した。よって、昭和新山は今でも三松家の所有物である。 亡くなる寸前まで昭和新山に関する論文を執筆し、死後に掲載された論文もあったそうである。
で、昭和新山は、小学生の時に見た様子よりも草木が増えているような気がしている。半分より上はガレ場となっているのだが、5合目ぐらまでは草が生えてきており、記憶と様子が違った。「風化」とか、「自然に帰る」とかいう言葉が頭の中によぎりながら見ていた。
せっかく来たのだからと奮発して1400円払ってロープウェーに乗る。そこから頂上までは30分ほど歩く、途中でコガネムシの一群を見つける、ハイマツとコガネムシは相性が良いのかもしれないなあと思う。
まだ、白煙を上げ硫黄臭い有珠山。江戸時代に噴火活動が再開してからは30年〜50年の間に噴火を繰り返している。前回は2000年だったから、まだ私が生きている間に噴火が見られるかもしれないなあ・・・。 火口原展望台は300度くらいの眺望があり、伊達や壮瞥方向への展望が開けている。また、涼しく、しばらくここにいたいと思ったが、行きたいところは山のようにあるので降りるこことする。
麓に降りてとうきびを食べる。生で食べられるとうきびである。私が北海道にいた最後ぐらいに「ゆめのコーン」という生で食べられるとうきびが出てきたのだが、それからさらに品種改良が進んで何と「ホワイトショコラ」「サニーショコラ」「ピュアホワイト」という品種名、いつからとうきびはチョコレートになったのかと悩みながら一番最近の品種である「ホワイトショコラ」を生で食べる。
ただただ甘い、糖度は夕張メロンよりも上、白いとうきびはまさにホワイトチョコ、食べてみるとよくこの名前を付けたなあと思う。
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