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記録ID: 397977
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ハイキング
丹沢

早戸大滝〜瀬戸沢ノ頭〜無名の頭〜魚止め橋

2014年01月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:33
距離
9.1km
登り
1,075m
下り
1,076m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

07:45 魚止め橋手前駐車スペース
09:25 雷平
10:00 早戸大滝
12:15 瀬戸沢ノ頭の肩
13:15 無名ノ頭
15:00 魚止め橋手前駐車スペース


天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
山遊び人の金さん対象です。
太礼ノ頭〜円山木ノ頭間、一部トラック飛んでますが、
一般登山道故、大勢に影響なしと判断し、そのままです。
伝道から早戸大滝間の渡渉地点に仮橋は一切ない。昨晩の降雪や、これから先の厳しい気象条件などを考えると、飛び石伝い、靴を脱いでの渡渉はさらに難しくなりそうだ。
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伝道から早戸大滝間の渡渉地点に仮橋は一切ない。昨晩の降雪や、これから先の厳しい気象条件などを考えると、飛び石伝い、靴を脱いでの渡渉はさらに難しくなりそうだ。
大滝は昔、農民の雨乞いの場であったと聞く。そんな農民の思いを察してか神は、不謹慎な物見遊山の僕の期待をあざ笑うかのように、狭い岩の裂け目を水の通り道として残し、全面結氷はお許しにならなかった。神の怒りに触れる前に、ここはソッコウ退散。上を目指す。
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大滝は昔、農民の雨乞いの場であったと聞く。そんな農民の思いを察してか神は、不謹慎な物見遊山の僕の期待をあざ笑うかのように、狭い岩の裂け目を水の通り道として残し、全面結氷はお許しにならなかった。神の怒りに触れる前に、ここはソッコウ退散。上を目指す。
大滝新道入口(落ち口)までの左岸の急なヤセ尾根は、夏期はいいが雪が深くなる冬場は、ロープや木の根っこなどの手掛かりが隠れてしまい、山の遊び人でも容易には遊ばせてもらえなくなる。遊び人を自負する金さん一同には「今のうちに」をお薦めする。落ち口手前の最後のトラバースではロープも埋もれ始めている。
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大滝新道入口(落ち口)までの左岸の急なヤセ尾根は、夏期はいいが雪が深くなる冬場は、ロープや木の根っこなどの手掛かりが隠れてしまい、山の遊び人でも容易には遊ばせてもらえなくなる。遊び人を自負する金さん一同には「今のうちに」をお薦めする。落ち口手前の最後のトラバースではロープも埋もれ始めている。
ついでなので、大滝新道入口を降りて落ち口を覗いてみた。氷壁の間をおざなり程度に落ち込む水流からは、滝壺に向かって広がる要塞のような岩壁はとても想像できなかった。
ついでなので、大滝新道入口を降りて落ち口を覗いてみた。氷壁の間をおざなり程度に落ち込む水流からは、滝壺に向かって広がる要塞のような岩壁はとても想像できなかった。
落ち口見学を終えると再び尾根に戻り、さらに上を目指した。急な尾根をひと登りすると、南北に長い平坦なピークにたどり着いた。休み休みだが喘いで登った僕にとって、少しでも平らな所は呼吸を整える最高の場所なのだ。
落葉した木々の間から、丹沢主脈に続く手前から大滝新道、白馬尾根、最奥に蛭ヶ岳と市原新道が見えた。
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落ち口見学を終えると再び尾根に戻り、さらに上を目指した。急な尾根をひと登りすると、南北に長い平坦なピークにたどり着いた。休み休みだが喘いで登った僕にとって、少しでも平らな所は呼吸を整える最高の場所なのだ。
落葉した木々の間から、丹沢主脈に続く手前から大滝新道、白馬尾根、最奥に蛭ヶ岳と市原新道が見えた。
平坦なピークの先は次第にやせ細り、瀬戸沢ノ頭との間にある鞍部に落ち着く。陽の光も差し込まないような鞍部の雪斜面にも冬木立は影を引いていた。無作為が故の美しさ。冷え切った風の通り道が何故かあたたかい。
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平坦なピークの先は次第にやせ細り、瀬戸沢ノ頭との間にある鞍部に落ち着く。陽の光も差し込まないような鞍部の雪斜面にも冬木立は影を引いていた。無作為が故の美しさ。冷え切った風の通り道が何故かあたたかい。
鞍部からは標高差約150mを一気に登る…、と言いたいところだが、先述したように休み休みの牛歩作戦である。呼吸ができる程度に、のんびりゆっくり登った。
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鞍部からは標高差約150mを一気に登る…、と言いたいところだが、先述したように休み休みの牛歩作戦である。呼吸ができる程度に、のんびりゆっくり登った。
牛歩のおかげかどうか、宮ケ瀬〜丹沢山の一般登山道がすぐそこに見える地点迄来た。瀬戸沢ノ頭には登らず、直下でトラバースして、宮ケ瀬寄りの肩のような所で合流した。ここからは、一級国道のような登山道を無名ノ頭まで歩いた。
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牛歩のおかげかどうか、宮ケ瀬〜丹沢山の一般登山道がすぐそこに見える地点迄来た。瀬戸沢ノ頭には登らず、直下でトラバースして、宮ケ瀬寄りの肩のような所で合流した。ここからは、一級国道のような登山道を無名ノ頭まで歩いた。
無名ノ頭からは北に進路をとった。直に尾根はやや西に向きを変えて下って行くが、途中から現れる左からの円山木沢へ下る尾根、右からの本間沢へ下る尾根などに惑わされることなく進むと、やがて尾根は再び北へと方向を変える。最後は杉林の西側に広がるザレた斜面を下ると、魚止め橋と丹沢観光センターのちょうど中間点あたりに出る。昔歩いた時はこの斜面に経路があったが、当てにするほどの痕跡はない。
無名ノ頭からは北に進路をとった。直に尾根はやや西に向きを変えて下って行くが、途中から現れる左からの円山木沢へ下る尾根、右からの本間沢へ下る尾根などに惑わされることなく進むと、やがて尾根は再び北へと方向を変える。最後は杉林の西側に広がるザレた斜面を下ると、魚止め橋と丹沢観光センターのちょうど中間点あたりに出る。昔歩いた時はこの斜面に経路があったが、当てにするほどの痕跡はない。
降り立った林道。奥が魚止め橋。駐車スペースまでは150mの地点。
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降り立った林道。奥が魚止め橋。駐車スペースまでは150mの地点。

感想

その昔、日照り続きに悩まされた村人は
一人の古老の「大滝に、わらじと馬の骨を投げ入れると
雨が降ると聞いたことがある」
という話に一縷の望みを抱いて大滝に出かけ、
それらを滝に投げ込んだそうな。
すると、にわかに雨雲がわき始め大粒の雨が降ったそうな。(伝道の由緒書き参考)

そんな神の居場所でもある早戸大滝。
個人的には滝の周りに注連縄をめぐらし、柏手を打って一礼したいところだが、
一昨年前からは、大滝参りを年中行事の一つに定めて気分高揚を高めた。

しかし去年、早くも大滝参りは挫折した。
「いろいろと忙しいし、体調もよくないし…」
これが、その理由にかかげた大義名分だったが、
「夏場はヒルが怖い、冬場は寒い」
本当はこれが真相のようである。

そして明けた平成26年。
僕は早戸大滝目指して車を走らせた。

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コメント

1週間前より凍っていますね〜。
knotさん、今晩は。たぶん初めてのコメントだと思いますが、Futaroと申します。

丁度1週間前に同じ様なルートを通ったのですが、早戸大滝は私の時よりも凍っていますね。2月の初めなら全面凍結しませんかね

大滝の上部の少し手前のトラバース、怖いですよね もう自分の足跡は消えていましたか?あのロープがもっと埋まると大変そうです。瀬戸沢ノ頭の直下はトラバースしたのですね。自分は初めてで良く分からず直登してしまいました。進行方向から左にトラバースした方が良いみたいですね。
2014/1/21 22:27
Futaroさん、こんばんは
コメントありがとうございます。

Futaroさんからは以前、一度コメントを頂いていましたのでお名前は存じ上げていました。

本来今回の山行は、大滝の結氷状態だけ確認してピストンで戻るつもりでしたが、このコースは何度か歩いてたものですから(積雪期は初めて)、体調と相談した結果何とかなりそうと、勢いで登ってしまいました。時折現れるトレースにも気分的には楽でした。おそらくFutaroさんの足跡だったと思います。ただ、瀬戸沢ノ頭直下のトラバースは膝までの雪で、一般道合流点まで随分とアルバイトさせられました。

今週末は気温も上がるとの予報で、大滝全面結氷も少し遠のくかもしれませんが、機会あればもう一度訪ねてみたいと思います。今度こそピストンにします。

ありがとうございました。
2014/1/22 18:44
では積雪期は直登が正解かも
knotさん、こんばんは。

トラバース、そんなに雪が有りましたか。そうすると積雪期は直登が正解かもしれないですね。ご存じの様に瀬戸沢ノ頭のテーブルに丁度出る直登は、かなりの急斜面なのですがその分雪が深く無かったです。アイゼンが有れば安心ですしね。

無雪期は普通はアイゼンを持っていないので、あそこを直登するより左右のどちらかにトラバースする方が良いでしょう。ビニールの印も有りましたし。でも冬道はどちらにしようか迷ったら直登ですかね。もちろん周りの状況によりますが。。。
2014/1/23 23:23
Re: では積雪期は直登が正解かも
Futaroさん、おはようございます。

確かにそうですね。
そうやって、いろいろなルート選択に頭を使うことも、
バリの楽しみの一つかもしれません。
2014/1/24 6:39
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