箱根外輪・三国山・山伏峠



- GPS
- 07:20
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 577m
- 下り
- 577m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.hakone-tozanbus.co.jp/pdf/10101-003001.pdf 小田原駅から1,150円、約1時間。 帰路、桃源台から箱根湯本は箱根登山バス「小田原行き」、箱根湯本下車。 http://www.hakone-tozanbus.co.jp/pdf/11532-002001.pdf 1,020円、約40分。 上記ともにSuica、PASMO等使用可能。ともに始発なので座ることが可能。ただし、桃源台発小田原行は途中からかなり混み始めるので注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道:かなり整備された登山道。案内板も多く、迷うことはない。危険箇所もほとんどなく、人も少ないため落ち着いた山行が可能。 ※箱根町バス停から道の駅に至るショートカットは、冬季は通行できない模様。素直に1号線沿いを歩く方が無難。 雪:前日の夜に降ったと思われる着雪があったが、凍結していないためアイゼンは使用せず。ただしそれなりにアップダウンがあるので、下りでは装着した方が安心である。 トイレ:箱根町バス停、道の駅箱根峠、レストハウスレイクビュー、桃源台にあり。 温泉:箱根湯本周辺に日帰り温泉多数。今回は弥次喜多の湯を利用。 食事:箱根湯本駅周辺に何軒か蕎麦屋あり。ただし観光地なので閉店時間が早いため、注意が必要。 |
写真
感想
この季節に初心者でも行きやすいところ、ということで箱根の外輪山へ行く。一般的な金時山や明神岳ではなく、西側の三国山を目指す。
7時20分小田原駅発のバスに乗り、箱根町へ。乗客は我々を含めて10人未満ぐらい。約1時間で箱根町バス停に到着する。かなり山道を走るので、酔いやすい人は酔い止めを忘れずに。
トイレを済ませ、1号線沿いに歩き始める。歩道がないので車に気をつけながら歩く。30分〜40分ほどアスファルトの道を歩けば道の駅に到着する。そこからは登山道となる。
着雪が目立つが、足跡もなく新雪と判断したのでアイゼンは装着しない。
樹林帯の道だが整備されているので非常に歩きやすい。雪が積もっていても道を見失うことはない。アップダウンを繰り返しながらしばらく行くと尾根上に出る。ここが海ノ平である。
海ノ平は非常に開けており、防火帯のように広い登山道となっている。正面に富士山、背後に相模湾、左手には駿河湾、右手には芦ノ湖と、眺望には困らない。今回は驚くほどの快晴だったため、南アルプスまではっきりと見ることができた。尾根になっているが風はそれほど強くない。
芦ノ湖スカイラインに沿った部分を過ぎると、レストハウスに到着する。ベンチが置いてあり、見晴らしが良い。車で来た観光客も多いため、配慮するようにしよう。
見晴らし台に登ることもできるが、登山道はレストハウスを背に一番右手の道である。その先に、山伏峠の立札がある。何の変哲もない登山道。
そこから先は再び樹林帯に入り、背の高い藪の中を歩いて行く。
登りが急になってくるので、心配な人はアイゼンをつけた方が良い。
急な登りを詰めるとほどなく山頂に到着する。
三国山の山頂は樹林帯の中にあり、眺望はほとんどない。しかしその分風は強くないので、大休憩を取るにはちょうどよいかもしれない。
今回はここで昼食とした。メニューはソーセージとラーメンである。750mlの湯を沸かし、ソーセージをボイルする。3分ほど茹でれば出来上がるので、皿にあけて食べる。
その間にラーメンを作る。湯にカット野菜を入れ、沸騰したら棒ラーメン2束を投入。強火で煮込み、麺の芯がなくなったら粉末スープを入れて火を止める。スープは全て飲み干さないといけないので、粉末スープを少なめにして薄味にするとよい。冷えて疲れた体にソーセージとラーメン、非常に幸せである。
50分程度休憩したら下山する。
湖尻峠方面へ向かうが、アップダウンはなくずっと下りである。それほどスリッピーでもないが、アイゼンは付けた方がよい。ちなみに私はつけなかった。
樹林帯の中を下ってくれば、湖尻峠に出る。湖尻峠からは乙女峠方面へ向かうこともできるが、今回は深良水門へ下りる。うっすらと雪が積もった石畳の道になっており、非常に滑りやすい。アイゼンをつけるか、石畳を避けて歩こう。
芦ノ湖へ出ると、深良水門がある。
深良水門とは、1660年代に芦ノ湖の水を静岡へ引くために掘られた灌漑用のトンネルである。関ヶ原からわずか70年という時代、3年半で1,200m以上の距離を掘って完成させたという技術力には敬服である。
そのあとは湖畔の林道を湖尻水門へ向かう。平坦で歩きやすい道である。登山後のクールダウンにはちょうどよい。
湖尻水門は深良水門よりも大きい。
湖尻水門から桃源台へは、キャンプ場の敷地内を歩くことができる。この時期は休業中だったが、BBQ場やコテージが立ち並び、立派なキャンプ場である。20分ほどで桃源台に着くと、トイレや土産物屋、簡単なカフェが併設されており、バスの時間まで時間をつぶすことができる。とはいえ、バスの本数も多いため、それほど苦にはならない。
バスで箱根湯本まで移動し、弥次喜多の湯という温泉へ入る。宿泊もできるようだが、2時間900円で日帰り温泉として利用する客も多く見えた。
夕食は箱根湯本近辺のお店ですき焼きを食べた。ご馳走様。
今回曇りの予報だったが、かつてないぐらいの晴天であった。前日に降った雪が積もっていたが、新雪のパウダースノーだったためにアイゼンもつけなかった。歩行距離こそそれなりだが、標高差も400m程度で楽な山行であった。
なにより、人が少ないのがよい。マニアックなルートなのか、ほとんど人に会わなかった。雪の季節とはいえ、箱根外輪でこれほど静かな山行ができるのはありがたい。
雪が積もっていたため、動物の足跡を多く見ることができた。ウサギ、雉、キツネ?イタチ?など、足跡が着いていない場所はないほどに足跡があった。姿こそ見せないが、想像以上に動物は多いようだ。あ、雉は見かけた。
箱根外輪を制覇する計画が着々と進んでいるので、次は金時山を制覇したいものである。
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