鎌北湖〜物見山〜スカリ山と箕和田湖散歩〈復活と賦活〉
- GPS
- 03:23
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 452m
- 下り
- 474m
コースタイム
8:14 宿谷の滝
8:49物見山9:09
9:36 北向地蔵
9:37 観音山
9:48 観音ヶ岳
9:53 スカリ山
10:03 エビガ坂
10:44 鎌北湖第1駐車場
〜車移動〜
11:18 箕和田湖(昼食含み)11:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪・凍結・崩落などの問題なし |
写真
感想
12月のはじめに右足の指を骨折をして、随分と日が経った。
まだ完治してはいないがどの程度歩けるのかどうかお試しで歩いてみることにする。
選んだのは山登りを始めた頃からいつか行こうとしていた鎌北湖。ここを起点に足の具合を見て物見山まで、その後も足の具合でルートを調整することとして歩くことにした。
まず宿谷の滝への上り。少し指が痛む。歩きながら力の加減を調整し、のんびりと歩いてゆく。到達した滝では久しぶりの自然を体感できる。目で耳で手で滝を味わい、舌で味わうことだけは控え「ああ、やっと戻ってこれたな」となんだかホッとした。
ここから物見山へ向かい、ようやく山の登りという感がありありの急登を進む。やはり足指の痛みを感じながらの登山は難しい。当然危険も伴うので足運びも慎重になる。
休養中の不摂生で増えた体重、膨らむお腹に恨めしさをたんまり詰め込んで小汗をかきながらの登山。途中でトレイルランナーに道を譲ると途端に気持ちが前向きになった。「自分も着実に一歩一歩進もう。進めば辿り着くもんな」と山登りと怪我の治癒とをダブらせて登るとすぐに山頂独特の開放感ある眺めが見えてきた。
まだ太陽の光が眩しく突き刺さる角度の時間に物見山に到着した。ふなっしーのように梨汁が出ればいいのだが、ただのオヤジ汗がブシャーっと出てきた。できればふなっしーのように飛んだり跳ねたりできる足に早く戻りたいのだが。
そんなくだらないことを頭に浮かべつつ、低山でも山頂の達成感とは気分のいいものだ、というのを改めて感じる。同時に疲れも、息切れも寒さも風の音も鳥のさえずりも静寂も・・・。山を離れていた時間があるからこその再認識だった。
コーヒーブレイクの後、北向地蔵へ。ここも随分と久しぶりに歩くことになる。歩きやすい道のり、基本的に平坦な道のりが多く、冬枯れとはいえ森林浴を存分に味わう。思えば休養中は入浴剤の「森林の香り」で山に行けない気持ちを押さえつけていたものだ。
北向地蔵からは前々からリトライを決めていた「スカリ山」を目指すことにする。
といってもこの北向地蔵は舗装道路を含めて6差路のハイカー交差点である。以前歩いた方向にはスカリ山登山口が見つからなかった。よく見直すと真逆を歩いていたことがわかり、地図よりも長いと思われる距離、舗装道を進んだ。
「スカリ山 入口」と書かれた道標を見つけ「ようやく見つけた〜」と独り言を漏らして登った先、まず視界がひらけるニセピーク。その後ダウン・アップしてようやくスカリ山頂に。なかなか視界がよく武甲山なんかもよく見える。再訪を誓った。この次は「リトライ」から「アゲイン」になる…スカリ山でスッカリ自分に酔いしれていた。、まあ気分はスッキリ!
ここはちゃっかり破線ルートなのでやや急で狭い山道を歩くことになるがところどころ小さい手書きの道標がいいタイミングで出てくる。パンサーの尾形よろしく、道標に向かいその都度「サンキュー!」と指差しながらエビガ坂の鎌北湖の分岐まで辿り着く。そのまま鎌北湖方面に進み、足の具合も行けそうなので獅子ヶ滝を目指す。
…つもりであったが登山道が一部通行止めとなっていたので素直に諦め鎌北湖へ。湖畔を歩いて駐車場へお早いお着きでハイクを終了した。
駐車場にある近辺の地図をみると箕和田湖という小さい湖があることがわかり、時間が早いのでそちらへ車移動。
外周を20分ほどで回れる人造湖のようだ。
着いた箕和田湖は完全に舗装された遊歩道。途中から全く湖の見えない道を登って行き、出た先は住宅地。なんだよこれは、と疑いつつもそのまま進むとあずまやがありそこを左折。下りきったところが湖のちょうど反対側。そこでまた近辺地図を確認し、湖畔にあるベンチで予定外の昼食を取ることにした。有料のつり場なのだが釣り客は誰一人としておらず、散歩する数人の人とカラスの鳴き声だけが存在を確認できる寂しい湖だったがのんびり出来た。
山、ハイキングへの復活をようやく果たせた今回。自分の賦活にはやはり必要不可欠であることが確認できた。それは自分が思っていた通りのことで嬉しい事だ。そして「火曜登山部」の部活も足の完治待ちで復活も近いだろう。
コメント
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bo-tyu-zaiさん、お帰りなさいませ。
三角点の抱え込みにすべてが凝縮されているのかと思います。
そして、腹を抱え込んで笑わせていただきました(笑)
文才のほうは、相変わらずの切れ味で元千葉県としては、あやつがネタに用いられて嬉しいですな。
リハビリ第1弾なのに、ずいぶん距離を歩いたなと思ったら、車移動でしたか。
自分も若い時に、足底筋やら何やら痛めてまた走れた時の復活の気持ちは、大事にしています。
山に、自然に、おおいに満喫しましょう。
火曜登山部の復活は、2月の頭ってことで!しっかりと花粉対策が必要な時期になってきますね。
GARNET0823さん、すこしフライング気味で戻って参りました。
三角点タッチを最近やらかしている貴兄への挑戦・挑発の一手、
「三角点抱き」・・・・真似していいよw
宿谷の滝と物見山では「いや〜、山楽しいな〜」と純粋に思いました。何が楽しいのかよくわからないんですが口からこぼれた言葉がそれなのだから仕方ないですよね?
指の芯、まさに骨が痛む感じは未だに残っていたので無理はしなかったのですがあまりにお早いお着きでしたからダブルヘッダーかましましたよ しかもその場で見つけたお散歩スポットに向かうという無計画を引っさげてね!
復活祭ですか!?では今日のこの日を「ぼうちゅうざいースター」と名づけてい〜すか〜?
復活おめでとうございます!
またそれにしてもオシャレなザックですね!
足をいたわりながらも面白い文章は200倍返しで世間を今まで以上に楽しませてくれそうです!
dakereko さん、こんばんは〜
このザック、東急ハ○ズで買いました。山用ザックではないと思いますがアウトドア向けなのはなんとか確認できる仕様です。
腰ベルトがついてる低山用ザックを探したのですがそれなりの値段がするならいっそ普段使いができるもののほうがコスパに優れてるんじゃなかろうかと思い新宿界隈を随分探して回ったのですが、2万近く値が張ってしまいました。
ザックリ言っちゃえばぜいたく品です
bo-tyu-zaiさん こんばんは。
骨折の話を伺っていたので心配していましたが見事復活ですね、良かったです。キレのいいbo-tyu-zai節がまた楽しめます。
実は明日、物見山に行く予定なのです。1日ずれてれば時間的にも山頂辺りで会えたかも、残念。火曜日は会議が多く中々休めないのですが機会あれば是非ご一緒したいです。
野生でも自然でも果実の妖精でもないうえ完全冬眠中でほとんど山と関係なくなってる分際ですが、言ってみました。
久しぶりのbo-tyu-zai節を楽しみながらも嬉しさを感じています。
オヤジ汁はさぞ養生中の憂さ成分が含まれていたかと・・・キタネ
失礼。これからもブシャーッとやっちゃって、治癒もダイエットも進めてくださいよ〜
火曜登山部も期待いっぱい〜
yuzupapa さん、有難うございます。
山は私の家でも故郷でもないのですが、お帰りなさいと言われるととてもホッとした気分になれます
明日、物見山ですね、ご一緒出来ないのが残念です
自分は久しぶりの物見山でしたが、景色とかそういうのももちろん堪能したい気はあるのですがあの山頂標識を見た瞬間の達成感、これがとても好きなんだとわかりました。もちろん、滝や、地蔵さんや湖についた時も同様に。
冬でも安全な山や湖などを主体にしたハイキングなら雪の心配もなく楽しめますね!ドンドン自然探訪を満喫しましょう!
peachface さん、ただいま〜
野生でも自然でも無いというけれど俺より自然に恵まれた土地で生活してるのだし、鳥を愛する心を見ても、十分ナイスネイチャーですよ、みなしネイチャーですよ。
でもねよく見なさい、オヤジ「汗」だからっ 「汁」違うっ!
まあ、キタネーからオヤジの汗は「みなし汁」なっしな〜。。。
火曜登山部、わけあって2名体制になってますが何故かそのほうが精力的だという摩訶不思議。
いずれpeachface さん含め三人娘も合流して「みなし火曜登山部」にしてあげてもいーよ
bo-tyu-zaiさん、こんばんは
ご復帰は、無難なところにするのかと思いきや、さすがはbo-tyu-zaiさん、シブいチョイスですね〜
ヤセオネ峠へのちょっとガレた急坂や、スカリ山からの路面不安定な下りも無難にこなされているところをみると、スッカリ回復って感じですね
でも、足をかばう動きは、どこかに無理が来ると思いますので、ぜひぜひ無理なさらずに
獅子ヶ滝、この季節に行くと、きっと全身脱力で別のホネが折れたと思いますので、行かなくて正解では?
箕和田湖、私は、「山」にさほどのこだわりがなく、「道」を楽しむタチなので、かなり興味津々。
なかなか良さそうなところですね
最近、野鳥の棺おけ...じゃなくて世界に片足を突っ込んでいるので、鳥見がてらに行ってみたいと思いました
hirohisaさん、こんばんは。
狙ったわけではなく、未踏の地で平坦な道のりが多そうな鎌北湖と宿谷の滝をチョイスしたまでです。ですがつい物見山までの登りに手を出して・・・ではなく足を出してしまいました。
また、箕和田湖ではあずまやのところで曲がり損ねてその先のゴルフ場方面まで行ってしまったりとそこそこうっかりハイキングになってます。
野鳥に興味が向いてきたんですね 山だけでなく水辺や里の鳥に着目するとさらに歩く範囲が広がりそうですね。
bo-tyu-zaiさんおかえりなさ〜い!
久しぶりのジョニーなっし〜 ジョニ汁ブシャー
私はその辺りの地理感はまったくないのですが、溢れ出す喜びがヒシヒシと伝わってきて微笑ましかったです
ほんと復活されてよかったです 早く完治されるといいですね。
そして大自然を感知して下さいませ
これはこれはJohnnny君、遅くなってすまんね、ご苦労ご苦労。
といったわけで、帰ってまいりました、山にというかヤマレコにかな?
奥武蔵の玄関口あたり、物見山周辺を歩いてみて、山歩きを始めた頃を懐かしく思い出し、怪我から復帰できたことを喜びに思い、自然の空気に触れることで活力を感じ、赤線がつながることにワクワクした半日でした
山に仕えるものとしてはやはり所々で目にした空き缶類や箕和田湖では金庫まで がっかりするものの、今後はハウスクリーニングならぬマウンテンクリーニングが必要な仕事だと思いました。
Johnnnyさんは最近では天子ヶ岳周辺に仕えるメイド・・・いやハイカーですね。ハイカーとしては山をケアし、自身は山に育てられ「山製品」と異名を取るくらいになりたいものですね
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