津森山・人骨山−水仙の里を歩く
- GPS
- 04:48
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 442m
- 下り
- 459m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
佐久間ダムから津森山までは大崩バス停の先を進むと峠に出て、そのまま進むと津森山への手書き道標が出てくる。その道標に従って進むと、牛舎のある農家があり、その前の道を進むとすぐ後に左に上る山道が分岐する。よく見ると手書き道標が見つかるので見逃さないように。津森山から人骨山へはその牛舎のある分岐まで戻り、簡易舗装の道を進んでいく。法明峠(鴨川・大崩分岐)を大崩方面に進み、その少し先で人骨山への手書き道標があり、左の細い道に入る。道標が小さいので見落とさないように。ほとんどの分岐には手書き道標があるが、最後の登りではテープなどのしるしになり、わかりにくいので注意。また人骨山から佐久間ダムへは、赤テープの分岐まで戻り、その先を進むが、最後のホタルの里の看板のところまで出ると、田んぼの左端の細い道から階段を登り、丘を越えると佐久間ダムが見えてくる。なお、GPSのスィッチを最初入れ忘れたが、最終のダム湖駐車場から出発している。 |
写真
感想
房総のアウトドア師匠が膝痛でも歩けそうな水仙の人骨山などをあるくガイドツアーを行うというので、参加することに。人骨山は二月に入ってから歩いてみようかと思っていたので、渡りに船。
木更津駅でいったん下車し、駅そばを食べてから君津駅に移動し、バスで君津BTに。後で聞いた話だと、木更津駅8時に鴨川の亀田病院行バスがあり、師匠の家のそばまで行くので、そちらがベターだったようだ。さて、君津BTで下車し、ピックアップしていただき、師匠の家で待ち合わせの他の参加者と合流し、出発。佐久間ダムに到着したのは10時前になった。トイレなどを済ませてから10時ごろに出発。佐久間ダム湖から大崩方面に登り始める。途中、ツノゴマという不思議な植物で作った「魔除け」を売るおじさんがいた。ツノゴマ栽培などの写真を見ながら話を聞いたが、ここでは何も買わずに先に進む。道路わきの斜面には水仙が咲き誇り、ロウバイなども咲きはじめている。房総の水仙の山里歩きは、数年前に何回か歩いたり、MTBで走ったりしたが、ここ二年以上歩いていない。大崩の北側斜面には水仙の植栽の上に照葉樹や落葉樹などの樹木が茂り、太陽の光できれいだ。大崩水仙郷の石碑があり、菜の花畑が広がる。ところどころに農家の出店があり、水仙切り花やみかん、菜の花などが売られている。店の品を見たり、農家の方と話をしたりしながらゆっくり進む。少し上の農家の店に入り、見かけない種類のミカンを試食するとなかなかおいしいので、2個100円のミカンを買う。「スィートOO(失念)」という品種で甘さと酸味がほど良い。おまけにもう一個切ったものを袋に入れていただき、食べながら進む。11時前に標高198mの「峠」に出て、そこからは下り。20分くらいで津森山入口に出る。日陰では昨夜の雪がうっすら残る。道標が続くのでそれに従って進む。イノシシが多く出没するらしく、花で掘った穴が土手に多数見える。斜面中腹を登るとスミレが咲いている。一旦小休止して補給し、さらに進むと津森山の稜線の下に牛舎が出てきた。ここにも農家があり、おばあさんが手招きする。この家の前を通過するのだ。双子の仔牛が生まれ、ミルクをやったばかりだという。ここの牛は肉牛のようだ。牛の目がかわいい−―ドンナドンナを思い出す。−−
牛舎と家の前を通過すると、すぐに左斜めに入る山道が分岐する。ここに入るようだ。進むと道標が見える。登り始めて5分くらいで稜線に出る。稜線手前の眺めの良い草地で大勢のハイカーグループが昼食休憩中。山頂に出て、西峰からさらに東峰に向かう。今日は富士山は見えない。昨夜の雪・雨の湿気と今朝の気温上昇で、ガスがすごい。遠くに鹿野山、マザー牧場や鋸山、富山などが見える。鋸山の右手には嵯峨山も見え、また反対側には自衛隊基地のある愛宕山も見えた。先ほどの展望地に下り昼食。草の上で寝ると日差しが強く、草が温まってすごく暖かい。すでに12時半を過ぎているーー。昼寝休憩を終え、先を急ぐ。ここから人骨山までは途中まで道標がない。鴨川方面に向かう簡易舗装路を進むと、鴨川側の法明集落への分岐に「津森山」道標があり、集落の神社を通過するとその先の二つ目の分岐に「大崩(佐久間ダム)、津森山、鴨川」の分岐の道標(法明峠)があり、ここで大崩方面に進む。山頂に大きな桜がある人骨山が見えてくる。畑集落を通過する際、土手に猫の顔だけが見える。埋まっているのかと思うと、少し動いている。どうやら土手の草むらに体を入れて寝ているようだ。顔に傷がある子猫だ。日向の草の上は暖かい。畑集落の先、鋭角に曲がる分岐を左折、道標が見える。ここは見落としやすい。簡易舗装の道が続く。斜面を登ると最後の集落が見える。毛のふさふさした犬が吠えているが近づくと犬も近づいてきて吠えるのをやめ、触っても人懐っこい。足の短いかわいい犬だ。さらに進むと、山道に入る入口にテープがある。ここも道標がないので見落としそう。山道に入り、ハラン栽培地を過ぎるとさらに分岐。ここにも道標はなく、赤テープなどがあるが、別の方向にもテープがあって、混乱する。右の急斜面の道が人骨山に向かう道で少し登ると道標がある。5分ほどですぐ山頂の桜の木を通過、なぜか色とりどりの布が巻いてある。山頂には新旧の山名板があり、新しいものは津森山と同じく「房州低名山」292mとある。またかつてあった大漁旗はなく、ポールだけが残されている。この山は四方の展望がよく空が澄んでいれば最高だろう。春は桜のお花見もできそう。1時半を過ぎたので急いで分岐まで戻り、佐久間ダムを目指して進む。なぜか、先の集落にいた犬が姿を見せ、トラクターが置いてある。すぐ先の谷を覗くと、おばあさんが水仙の世話をしている姿が小さく見えた。どうやら水仙を収穫しているようだ。さらに進むと急坂に出る。ここを過ぎれば、傾斜は一気に緩むようだ。平坦地に出ると道標もあり、下を見ると沢が流れている。地形図には沢の表示はないが、谷地形の場所だ。水仙はどこまでも続き、15分くらい進むと舗装道路が見えてきた。すでに150m位下ってきた。丘という丘に水仙が植えこまれ、住民の努力に感心する。舗装道路に出てから20分くらい進むと集落があり、ミカン、レモンなどが植えてある。梅の花も咲きはじめている。その少し先で鋭角に曲がる分岐があり、再び集落が現れる。水仙のほか梅、ミカン、菜の花、ロウバイなど様々な花が咲き、気持ちの良い散策だ。さらに進むと、ホタルの里の看板に出る。舗装路をそのまま進んでも佐久間湖に出るが、ハイキングコースは、このホタルの里の左側の山道を進み、階段を上って丘を越えていく。丘陵の尾根道の両側の水仙を眺めながら下るとダム湖が見え、集落のあるあたりにハイキングコースの道標があり、広場の巨木を見る。ここで再度集合写真を撮り、水仙とツバキなどを見ながら駐車場に下った。左ひざの違和感はなくならないが、今日は何とか痛くならずに歩き切ることができたが、下りは少しつらいところがあった。ここで御汁粉を沸かして食べ、解散。帰宅前に保田港の「ばんや」に立ち寄って、数年ぶりにヒラメの刺身定食を食べてみた。ヒラメの質量ともに以前のような感激がなく、やや残念に思いながら保田駅に出て帰宅の途に付いた。
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