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記録ID: 4019387
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

振り子沢源頭からお釜を経て熊野岳と刈田岳

2016年06月04日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.8km
登り
410m
下り
407m

コースタイム

日帰り
山行
5:40
休憩
1:50
合計
7:30
8:10
50
スタート地点 大黒天駐車場
9:00
9:20
50
1547PK
10:10
10:30
10
ドーム下コブのテラス
10:40
10:40
60
振り子沢上部入渓
11:40
12:40
0
五色岳鞍部 振り子沢詰め上げ点
12:40
11:40
90
ガレ場上道標の立つ鞍部
13:10
13:20
40
熊野岳 熊野神社
14:00
14:00
40
刈田岳山頂
14:40
ゴール地点 大黒天
天候
過去天気図(気象庁) 2016年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大黒天駐車場
コース状況/
危険箇所等
お釜の上、熊野岳稜線まで道なし。五色岳東壁の岸壁から落石の危険あり。足場悪し。
その他周辺情報 遠刈田温泉。
イワカガミを訪れた新鮮なヒオドシチョウ。
2016年06月11日 12:23撮影 by  COOLPIX S9900, NIKON
6/11 12:23
イワカガミを訪れた新鮮なヒオドシチョウ。
五色岳ドーム基部近くのテラスからロバの耳を間近に眺める。
2016年06月04日 10:08撮影 by  iPhone 5s, Apple
6/4 10:08
五色岳ドーム基部近くのテラスからロバの耳を間近に眺める。
振り子沢上部を行く。仙台平野まで広がる眺望を背に。
2016年06月04日 10:50撮影 by  iPhone 5s, Apple
6/4 10:50
振り子沢上部を行く。仙台平野まで広がる眺望を背に。
2016年06月11日 12:51撮影 by  COOLPIX S9900, NIKON
6/11 12:51
2016年06月11日 12:48撮影 by  COOLPIX S9900, NIKON
6/11 12:48
お釜。
2016年06月04日 12:20撮影 by  iPhone 5s, Apple
6/4 12:20
お釜。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

大黒天は刈田岳までハイクする人々でいつものようににぎわっている。それをしり目に我々は直下の濁川へとガレ場を下る。水流を渡渉し、左岸に上がって、上流方向へ崖っぷちのハイマツ藪に突入する。真下、百メートルくらいのところを濁川が流れ、自分たちはそこにせり出すように藪の合間を進む。驚くべきは古いナタメが入っていることだ。やがてちょっとしたピークに達してほっとする。正面には五色岳へと続く真っ黒な稜線、その向こうに刈田岳のまだ雪化粧した白い山肌、そして濁川を隔てた稜線にはメインルートを行く人々が一望のもとだ。ここで早い昼飯をとって、出発とする。わずかに下ると小鞍部にでた。ここからは容易に濁川に出られそうだ。以後の山行では、濁川をさかのぼって窪をこの鞍部に上がることにした。
この鞍部から五色岳の東壁に沿って岸壁下の足場の悪い斜面をトラバースしていく。岸壁からはいつ落石があってもおかしくない。やがて眼前に矮性の針葉樹の生えたコブが見えてくる。ここは岩場のテラスとなって、眼下には不帰の滝、そして仙台平野まで見通せる素晴らしい景色が広がるところだ。周りはイワカガミやガンコウランなど様々な花に囲まれている。そして進行方向正面にはロバの耳の特徴的なピークが聳えている。五色岳から伸びる岩稜の下をトラバースして振り子沢源頭部の連瀑帯に出ると、ここから東の見晴らしもまたよい。この辺りはチングルマが群落を作っている。五色岳ドームへの古い登攀ルートの基部でもある。ここから連瀑帯を抜けると、一気に牧歌的な源頭となり、最高の気分で鞍部に出ると、そこはお釜の東端の平原。泉が湧き、花が咲き誇る楽園である。この東側には急峻なガレがこの楽園へと落ちきている。馬の背から眺めるとこのガレは熊野岳の岩稜から一気にお釜に至る大岩壁に見え、到底と歩ける場所には思えないが、実は古いルートなのである。以前、ロバの耳から熊野岳方向にやってきたとき、このガレ上の鞍部に「お釜→」という古い道標が立っていて、こんなところを??と思ったのだった。キツネにつままれた思いでこのガレを下ってみると、ちゃんとお釜に出ることができた。最上部は熊野岳側の岸壁下をトラバース、それ以外は一貫してガレの窪みの西側に寄って進むことだ。足元は非常に悪く、落石の危険もある。今日はここを登って件の道標の立つ鞍部に至り、そこから熊野岳山頂を踏んで馬の背を刈田岳に向かう。観光スポットと化した刈田岳から、朝眺めていたメインルートを下って、大黒天へと帰還した。なお、大黒天から振り子沢源頭までの区間は様々な意味で危険を伴うため、マップには記載していません。振り子沢は、駒草平から入山して、振り子滝を巻き、遡上することができ、こちらは沢登りコースとして人気のルートです。

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