神様、ピーカン貸し切り沙流岳をありがとう
YaKa
体力度について
- GPS
- 05:14
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 651m
- 下り
- 646m
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標高グラフを拡大コースタイム
6：10駐車場出発
7：09東側のコル
8：05林道合流
カシミールで確認。
累積標高1000Mちょい
沿面距離10KMちょい
総行動時間7時間27分
| 天候 | 晴れ、晴れ、晴れ 弱風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
日勝ピーク南側斜面から林道にたどり着くまでに、地図に載ってない小さな沢があるので要注意。 沙流岳から日勝ピークに戻る道は、凸凹雪庇、吹きだまりありとても歩きづらい。ウサギさんの足跡を辿ると結構ラク。 |
写真
初めて南斜面を降りた。地図に載ってない小さい沢があり、迂回やら、シールなし登高やら余計な体力を使った。途中からシール再装着。GPS見ながらやっとのことで林道に合流。
樹林帯をぬけるとそこは天国だった。なにこの開放的な斜面！登りのトレース付けるのもったいないけど、今日はここは滑る体力と時間がないので汚しちゃいます。
5
頂上からは360度パノラマ絶景だった。夕張、芦別、トマム、十勝連峰、トムラウシ、石狩、ニペ、ウペペ、然別、雌阿寒、阿寒富士、日高各種。でも日勝ピークからも見えたし、日勝峠を下る道路からも見えたので写真は載せない。あそこを登り返して日勝ピークに行くのかと考えながら滑走準備。今日は微風なのでなにも飛んでかない。
5
覚悟を決めて日勝ピークへ登り始める。途中沙流岳を振り返るとシュプールが見えるではないか。なんでこんな良い天気の日に他に誰も来ないのか？生まれて初めて深雪高速ロングターンをできる斜面に出会った。
3
ピークには行かず巻こうと決めていたが、午後になっても良い天気。自宅から天体望遠鏡で視認してもらえるのではないか？という実験を決行することにした。妻と電話しながら自宅方面を向いて見つけてもらうのを待ったが、見えない、という結論に達した。残念。
3
感想
一日中快晴の予報
これは沙流岳に行くしか無い。
日勝ピーク南斜面は斜度が足りないのか、あまり板が滑らなかった。期待していただけに残念。また、林道に出るまでに、地図にない小沢がいくつかあり、迂回したり、降りて登ったりと余計な体力を使ってしまった。もうこのルートはいいやと思った。
林道歩きは朝日を浴びながら、小鳥のさえずりを聴きながら、沙流岳やペケレベツ岳を眺めながらで癒やし効果があった。もう春の予感。
沙流岳南東尾根に取り付く。先は長い。体力温存でゆっくり登る。マッシュだらけ、青空キレイ、登ってて楽しい。それにしてもあの林道を戻って日勝ピーク南斜面を登り返す体力は残るだろうか？
なんと言っても、スキー登高で累積標高1000Mを超えるのは今日が初めてだ。
それから、山を一つ越えた奧のエリアに入り込むのも今日が初めてだ。（今までは、たとえ骨折したとしても下に降りさえすれば道路に出られる山を選んでいた。骨折して登るのはかなり難しいだろう。奧地は携帯も圏外。）
またシール登高も3回目となると張り付きが悪くなる。
色々考えながら、やっぱり帰りは北東斜面を滑って、日勝ピークへの稜線を登り返そうと決めた。でもきっともう誰か滑っているだろうから、2番手3番手でもいいやと自分を納得させた。
樹林帯を抜けると天国のような光景が広がった。なんだこの手つかずの広い斜面は！滑りたい、いやダメだ、滑りたい、いや止めとけ、と自己問答しながら登る。日勝ピークからの稜線が見えるようになった。時々目をやるが、足跡はなさそうだ。まさか、こんな良い天気の日に貸し切り？それなら、北東斜面うひょ〜と滑って満足しよう。
稜線は大きな雪庇だらけ。なんとか切れ目を見つけ、上に登る。頂上はもうすぐ。風はやや強くなって、それでも弱風。何も飛ばされる心配はない。眺めは見事だ。360度パノラマ。こんなに見えて良いのか。日高は相変わらず分からない。沙流岳山頂はソフトバンクもauも圏外。滑走準備。丁度良く、山頂直下に雪庇の切れ目があり滑走開始。滑り初め、足元でクラストで横滑りを感じたが、横滑り防止機能が作動（トランポリントレーニング効果有り！）。見事に対処できた自分に成長を感じた（笑）。
ここの斜面すごい。開放的。広い。斜度もあり、思いっきり高速ロングターンできる。やってみた。できた。気に入った。狩勝山より大好きだ。今度からこっちに通う！でも、山一つ越えないといけなんだよな。
ボトムで早ランチ。低温のためかシールの粘着力が落ちており、板に乗っけてお尻でホットプレスすれば復活！
さあ、最後の登り。この道がまた登り辛い。雪庇、吹きだまりで凸凹。疲労した大腿にはこたえる。ゆっくり行くしか無い。ここがネックになってあまり人が来ないのだろうか。
ピークには行かない。あそこからトラバースすると心に決めていたが、十勝平野がクリアに見えて気が変わった。これなら自宅から天体望遠鏡で見つけてもらえるかも！妻に電話し、スタンバイしてもらう。丁度、十勝平野がよく見える場所にカラフルな団体さんがいた。これなら何か見えるだろうと、そばに陣取り妻に電話。妻も子もがんばったが「見えない」という結論に達した。まあ、実験できた晴天を神に感謝。
さあ、あとは北斜面を滑って帰ろう。ズタズタで朝ほどのパウダーではないが、低温（昼でもマイナス10℃以下？）のためストレスなく滑れる雪質ではある。
今日は勇気を持って冒険した。沙流岳を独占できた。無事帰れた。神に感謝である。
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