荒島岳北尾根〜橋架谷滑降
- GPS
- 09:50
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,260m
- 下り
- 1,252m
コースタイム
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北尾根は雪が少なく、クラストしている箇所が多い。ツルツルの上に新雪がのっかっていてシールが滑りやすく難儀した。 小ナベ〜前荒島岳はアイゼンなしで快適に歩けた。 山頂直下はガリガリバーンのため、前荒島岳から滑降。雪はかなり重く、滑降は不快でした。 |
写真
感想
登山口を過ぎて、橋の手前の避難帯に駐車。登山口には仏御前の滝の看板があってわかりやすい。昨日のトレースやシュプールがついている。が、別の尾根に登っているようだ。トレースはないが北尾根を目指す。
最初の鉄塔まで急登かつ藪も濃い。踏み抜くことも多く、難儀する。北尾根からはクラストしている箇所が多い。時々、雪が深くなるので何度もシール歩行に切り替える。しかしツルツルのバーンで滑りまくり。ほとんど板を担いだままつぼ足でラッセルしました。汗をかいて暑いので長袖シャツ1枚になる。
標高1200m付近から荒島岳が見え始め、展望がよくなります。クラストした斜面をつぼ足で登る。小ナベからの主稜線は絶景でした。本日は快晴無風。北尾根の急登に約4時間を費やしたが、その甲斐があった。
荒島岳山頂では全部で6人ほどの人がいました。皆さんスキー場跡から来ているようだ。スキーヤーは僕だけでした。お昼休憩の後、滑り出しは前荒島岳に決定。山頂直下はガリガリです。
雪は締まっていて、雪崩跡やクラックが見つからないので雪崩の危険は低いと判断。前荒島岳手前のコルからドロップイン!雪はかなり重く、非常に不快。まともにターンができず、転びまくり。悪雪での滑降技術を身につけなければ。
斜滑降を多用しながらなんとか下る。谷は細く両側は急斜面、さらに単独ということもあり緊張しまくり。雪は少なく、標高750m付近で谷が割れてきた。滑降はここまでとし、尾根へ登り返す。
登り返しではガリガリバーンの上に新雪が乗っている急斜面をトラバースしなければならない。そのため、今日初めてアイゼン・ピッケルを準備。アイゼンは長さの調節をしたはずなのに何度も脱げる。バンド式のアイゼンは相性が悪いのか?兼用靴で実際に使うのは初めてなので、今後の反省材料となった。山スキー用に軽量ワンタッチのアイゼンが欲しくなった。
尾根に上がると日があまり当たらないためか雪はそこそこ軽く、スキーで気持ちよく下る。下部はヤブが濃く大変だったが、なんとか橋架谷に出た。そこからまた鉄塔尾根に登り返す。鉄塔に出ると一安心。ここからはスギの植林地を下る。前日のものと思われるシュプール・トレースが登山口までついているので楽勝でした。
感想:天気もよく絶景を見れてよかった。が、全体としてはしんどい箇所が多くかなり疲労した。予想よりも積雪が少なかったため難儀しました。でもいい写真が撮れて満足。悪雪でも滑れる技術がほしい。
コメント
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danshiさんが登られた前日に仏御前の滝の入口から荒島岳に登ったものです。
前日のものと思われるシュプール・トレースは、多分、私のものだと思います。
尾根はアイスバーンと深雪が混ざって登り難かったですよね。
私は、登っている途中でアイゼンでズボンを大きく破いてしまい、ズボンの中に雪が入るようになったので、登頂せずに下山しました。
小ナベからの雪庇は素晴らしそうですね。
近日中に再チャレンジしようと思っています。
コメントありがとうございます。
尾根の上りで苦労したのは、クトーを使うことをすっかり忘れていたからです(笑)
雪崩にお気をつけて!ぜひ成功させてください。
つぼ足チャレンジとはかなり体力を消耗したでしょうね。お疲れ様です。
ところで、2月中にチャレンジしようと思ってるのですが、勝原までの道路状況はどうでしたか?
ノーマルにチェーンで行こうかと思ってるのですが…。
基本的には除雪がされてあるのでノーマルタイヤ+チェーンでも大丈夫だと思います。今回は道路にあまり積雪がありませんでした。ただし降雪中や降雪直後は厳しいかもしれません。2月下旬は暖かくなるとの予報ですが…
ぜひともよい山行を!
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