9.2kmの単独新雪ラッセルで大充実(笑) 小原集落から小原峠
- GPS
- 07:10
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,172m
- 下り
- 1,170m
コースタイム
天候 | 小雪のち曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝6:30過ぎだと集落の道は除雪前で、止まったらバックして再アタックということを繰り返してたどり着きましたが、Uターンで空きスペースに前輪を突っ込んだらスタックして動かなくなりました。最終、タイヤの設置面にパックされた新雪を押し込んで、振り子のように20〜30回ほど前進と後退を繰り返しで脱出。1時間かかりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・林道序盤は、必ず今回のショートカットを行ってパスしてください。林道は雪崩や土砂崩れが堆積して危険です。 ・赤兎山までの往復は21kmに及びますので、スノーシュー・ワカンの方は一泊の計画で入山しましょう。スキーの日帰りは体力勝負、雪質によって負担がかなり変わります。 ・今回の積雪で雪崩がおきやすい状況になっています。 |
写真
感想
前回の赤兎山では、雪がカリカリで滑りの楽しみがそれほどでもなかったので、そのリベンジにもう一度赤兎山を〜と思って出かけました。土曜日はさすがに天気が悪く強風でもあったので待機、今回は北陸のほうはそれほど降ってないみたい〜と思って出かけたらどっこい、林道ゲートの向こうは50cm以上の新雪ラッセルという展開でした。
さて駐車スペースで車がスタックして脱出するのに1時間要したので、出発は8時前と出遅れました。しかも激ラッセル、果たして赤兎山までたどり着けるのか?今日は強風だし小原峠くらいまででいいかな、と思いながらも単独でひたすらラッセルです。
こんなに新雪があるならスーパーファットの板にすればよかったと思っても後の祭り、普通のファットのSHOGUNで頑張ります。滑るほうは、以前に超パウダー斜面で十分満足できていたので、そっちの心配はあまりしてません。
これまでの単独ラッセルは、せいぜい伊吹山か取立山くらいで、小原林道の片道10kmラッセルというのは別格で未体験ゾーン。果たして体力と脚力がどこまで持つのか?行ってみないと分かりません。
前半は快調に飛ばせていたのですが、さすがに2時間も経過するとバテが出てきます。適度に食べたり、アミノバイタルを飲んだりして、いつの間にか無心でラッセルしてました。
さすがに11時でお腹も空いてきたので、まだ先は長いですが休憩がてら昼食。といっても15分で終了です。
少しだけザックが軽くなり、またラッセルを続けます。最後のショートカットでは勢い余って林道合流地点でそのままさらに上に行ってしまい、途中でまた降りるハメに遭いました。
夏季駐車場より上は風も強まり、新雪が吹き飛ばされる関係でラッセルが少し浅くなりました。ただ傾斜が急になるので、林道よりはやっぱりハードです。
そしていよいよ小原峠の稜線が見えてきました。稜線にたどり着くとちょうど13時、9.2km・5時間のラッセル三昧でした。さて以外にも体力が余っており、ここから30分で赤兎山を目指すか?と思い、急斜面の弱層チェックをすると、上部の新雪がボロリと剥がれました。結合が緩いのか、新雪の締りが悪いのか、いずれにしても一気にドーンと雪崩れる可能性が高く、この急斜面を避けては登れない赤兎山は断念しました。(その前に時間切れでしたが)
それまでにも遠くから「ドーン」という雪崩の音が幾度となく聞こえてましたので、やはり今日は警戒しておく日なのだと思いました。
ではここでシールを剥がし、バックルを締め、頑張ったごちそうのパウダー斜面です!何もしなくても歓声が上がります!これでこそ、ここの斜面。別にパウダー狙いで山スキーやってるわけではありませんが、やはり最高ですね!
実はこの時、ブーツが歩行モードのままで、後傾になりやすかったのですが、そんなことにも気づかず滑ってました。
途中は少しだけ登り返しがあるのですが、そこはカニ歩きでしのぎます。
夏季駐車場まで滑ると、あとは林道とショートカットコースのみになります。普通は新雪だとスピードが出ないものですが、今回の雪は新雪なのによく滑りました。とは言え林道は傾斜がないところが多く、そこは手で漕ぐか足で漕ぐしかありません。これが結構なアルバイト、下りも修行が続きます。ショートカットコースは樹林帯の滑走が楽しめるのですが、林道はただひたすら登りにつけたトレースを忠実に下る(漕ぐ)のみです。
最後のショートカットを終えると、いよいよ林道ゲートが見えてきました。下りはこの雪で1時間40分、よく頑張りました。さすがはスキー、雪山の機動力は最高だと思います。無駄にゲレンデスキーを長年やってた甲斐がありました。
そろそろ山スキーシーズンも後半戦、昨シーズンできなかった取立山から大長山あたりを狙いたいところです。
コメント
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新雪のラッセルはやはりスキーが強いですね。
モモさんの後を歩くとシューでは倍以上沈みます。
昨日も膝辺りのラッセルにギブアップ
歩き主体でもいいのでスキーやろうかなと悩んでしまいました。
でも藪々な鈴鹿には向いてないですかね。
スタックの最後の手段。タイヤの下にお湯を少々。これで3度程脱出しましたが必ず成功するかどうかは保証出来ません。あしからず
そうですね、急斜面でない新雪ラッセルはスキーが最強だと思います。登り返しが多いとか、急すぎてスキーでは登れない場合は道具の脱着のためにかえって遅くなることもありますが・・・
薮薮薮〜も程度次第で。さすがにスキーの長さよりも密度の濃い薮では下りでかなり往生します。今月号の岳人が山スキー特集やってますね。もっと突っ込んだディープな記事が欲しかったですが
お湯は思いつきませんでした。食いつきよくなりそうですね!今度はまったら試してみることにします
momochanさん、Toshiさん こんばんは
スタックには、お湯なんですね。
初めて知りました。
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