霧氷の御池岳【雪の消えたコグルミ谷右岸尾根から】
- GPS
- 09:12
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,245m
- 下り
- 1,244m
コースタイム
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 9:11
天候 | 曇り 冷たい風に吹かれて 【気温】65.8kmポスト:5℃ カタクリ峠:3℃ 冬期ゲート:9℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【残雪状況】 カタクリ峠から上部にはたっぷり。 締まった状態なのでチェーンスパイクでOKでした。 (団子にはなりますが。) 【犬返し谷左岸尾根(co680m〜65.8kmポスト)】 以前見られたテープの類は殆どありません。 シキミや馬酔木の茂った幅広の尾根に踏み跡もはっきりしません。 下り使用の場合は曖昧に派生する尾根に誘導されないよう注意。 コンパスなどで方角を確認して、尾根芯を意識して慎重に下りました。 |
写真
装備
個人装備 |
チェーンスパイク(カタクリ峠〜奥の平〜カタクリ峠)
スノーシュー(使用せず)
|
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感想
晴れ間は期待薄で風も強そうだが、状況的には霧氷が見られそうだ。
先回は県境尾根を歩いたので今回は頂上を目指そう。
すっかり雪の消えた国道と谷側に雪を残したコグルミ谷右岸尾根を歩いて
カタクリ峠に着くと、六合目の看板が埋まりそうなたっぷりの雪だった。
予報通り風が吹きつける曇り空だったが、おかげでしっかり締まった雪はチェーンスパイクで充分行けそうだ。
七合目手前で梢を透かすと奥の平辺りが霧氷で埋め尽くされ、
振り返る頭陀ヶ平にも霧氷が捉えられる。
県境尾根を越えた辺りでザックを降ろし、小腹を満たしたかったが
少しでも早くと気が急いて、休憩もそこそこに御池頂上を目指す。
前日までのトレースは夏道とあまり外れず、谷通しに付いているが
うまい具合に踏み跡が階段状に固まり、拝借して登って行くと
九合目を過ぎた辺りから明らかに霧氷の林に変わってきた。
曇り空が恨めしいが、明らかに興奮してくるのがわかる。
取りあえず頂上で写真だけを撮って奥の平方面へ向かうと、
テーブルランドには雪原と霧氷の林が広がっている。
吹き付ける風は冷たいが、こんな恵まれた景色は何度もないだろう。
頻繁に足を止め、最上級の景色に感嘆しながら南峰辺りを散策し、
後ろ髪を引かれる思いで奥の平を後にする。
県境尾根の岩場で食事を摂り終え、下り始める頃にやっと空に青さが
戻り始め、霊仙山から能郷白山にかけての雪山が輝きだした。
欲を言えば霧氷の林で青空や輝く雪山を見たかった・・・。
明るさを取り戻した一本道のようなコグルミ谷右岸尾根から
犬返し谷の左岸尾根に乗り換えて65.8kmポストへ下って行くが、
心配していながらやはり尾根を外してしまった。
久し振りの下り使用に注意はしていたが、雪が消えトレースが残らない
季節は、踏み跡もテープも無いシキミや馬酔木などが茂る曖昧な
尾根形状は嫌なものだ。
慎重に尾根芯や足元を確認しながらやっと微かに続く踏み跡に出て
国道に着地する。最後の最後は「行はよいよい、帰りは恐い」を
地で行くような気持ちだった。
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