乙妻山BC(北東斜面)
- GPS
- 09:02
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,481m
- 下り
- 1,467m
コースタイム
天候 | 晴天からの曇天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の降雪はなし。前日までの降雪は5〜10cm。クラスト斜面に新雪が乗っている状態で結合悪く、乙妻コル取り付き尾根の急斜面で登攀に難儀した。前日の気温が低かったので、新雪の下のクラスト斜面は所によっては凍結でガチガチ。新雪はモナカ。場所によって柔らかいパウダーも楽しめた。 |
写真
感想
焼山へ行く予定でしたが、どうやら雪雲が掛かりそうだということから、向かう道中の作戦会議で急きょ、乙妻山へ行くことに。
昨日に続いてまさかの大橋2日連続ですが、続けていくことでコースや地形を覚えられるので、それはそれで嬉しい提案でした。
車中でルートを確認しながら地図を見ていたら、滑走ルートを取る北東斜面は、なかなか壮大な沢地形。ここを滑れるなら行きたい!と喜び勇んだのですが、とりあえずここはスキー一年目の人が行くようなところではありませんでした(笑)
ロングルートで体力はもちろんのこと、何より標高が高く、乙妻のコルへ取り付く尾根はどこを取っても急斜面なので、風でガチガチに凍った斜面がクラストをジグを切って登っていくのが非常に難しいです。
コンディションが良ければ何てことないのかもしれませんが、厳冬期の北アルプスを登るようなアルパイン経験がないと、ちょっと難しいと思います。
この日はウインドクラストした斜面に新雪が10cmほど乗っていたので、そこの結合が悪く、シールで踏んだつもりでも雪が滑って、上手く登れませんでした。そして、新雪がずるっと剥けると、姿を現すのはガチガチの凍結斜面。色も茶褐色でどす黒く、いかにも凶悪な感じがします。急こう配なので、頭をよぎるのは滑落。そうなると腰が引けて、もう悪循環。行くも地獄、戻るも地獄。泣きそうになりながら、スキーを外して、ブーツアイゼンを装着したのですが、凍結の急斜面のため、そこでの装備チェンジは自殺行為(したけど)。少なくとも装備はピッケル、アイゼンは必須なところです。それにクトーも。
1mも動くと滑落してしまうので、何もできないのですが、黙ってそばに付いていてくれた山スキー先輩のお陰で何とか平静を保つことができ、無事に登りきることができました。感謝、感謝です。一人だったらどうなっていただろうと振り返ると、恐ろしくて夜も眠れません(寝たけど)。とにかく乙妻山は私にとっては難易度が高過ぎました。
肝心の滑走はというと、登りの行程が核心過ぎて、ほとんど記憶にありません(笑)幸い動画を撮っていたので、あとで思い出に浸りたいと思います。
同行してくれた山スキー先輩に感謝の乙妻山BCツアーでした。ありがとうございました!
コメント
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お疲れ様でした。
レポ拝見しましたが、良いところ、良い山に行ってますねー!楽しく拝見させてもらいました。
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