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Yamareco

記録ID: 411187
全員に公開
雪山ハイキング
丹沢

大雪の残る塔ノ岳で夜間撮影

2014年02月25日(火) 〜 2014年02月26日(水)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
21:15
距離
13.9km
登り
1,353m
下り
1,343m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

25日:大倉12:00 - 13:55堀山の家 - 15:05花立 - 16:05塔ノ岳
26日:塔ノ岳6:40 - 7:13花立 - 7:45堀山の家 - 9:15大倉
天候 25日:曇り のち 晴れ
26日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
R246から大倉まで雪の心配はなし
大倉有料駐車場:500円/日(平日)
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト:大倉ビジターセンター前にあり
■道の状況:登山道には雪が残る
(〜見晴茶屋)ところどころ少量の雪が残るが大半はヌカルミ。
(見晴茶屋〜頂上)登山道上の大半に雪がある。気温が高くて雪が緩むと爪の長いアイゼンがないと登りでも難儀する。金冷しより上では夏道が出ておらず、ピークへの直登になる。
 
【25日】
大倉を出る頃はまだ曇りがち
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2/27 14:01
【25日】
大倉を出る頃はまだ曇りがち
登山道の入り口付近の雪は殆どない
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2/27 14:01
登山道の入り口付近の雪は殆どない
観音茶屋の雪の重みで倒壊した日よけ屋根は撤去されていた
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2/27 14:01
観音茶屋の雪の重みで倒壊した日よけ屋根は撤去されていた
見晴茶屋付近から雪が増えてくる
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2/27 14:01
見晴茶屋付近から雪が増えてくる
駒止茶屋下の階段はほとんど雪に埋もれている
雪が腐っていてスパイクでは歩き辛い
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2/27 14:01
駒止茶屋下の階段はほとんど雪に埋もれている
雪が腐っていてスパイクでは歩き辛い
下りて来た先輩Sさんと遭遇!
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2
2/27 14:01
下りて来た先輩Sさんと遭遇!
富士山は全然見えず
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2/27 14:01
富士山は全然見えず
花立下の階段もほとんど出ておらず、疲労困憊
ここまでで既に3時間経過
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
1
2/27 14:01
花立下の階段もほとんど出ておらず、疲労困憊
ここまでで既に3時間経過
花立山から見る塔ノ岳が全然違ってる
しかも遠そう…
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2/27 14:01
花立山から見る塔ノ岳が全然違ってる
しかも遠そう…
金冷しの標識は吹き溜りなので埋まっている
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
1
2/27 14:01
金冷しの標識は吹き溜りなので埋まっている
トレースはピークへ直登するように付いている
もうしんどくて進まない
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2/27 14:01
トレースはピークへ直登するように付いている
もうしんどくて進まない
あと少しで頂上という所でついに両足の腿が攣る
痛くて数分間動けず
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2
2/27 14:01
あと少しで頂上という所でついに両足の腿が攣る
痛くて数分間動けず
4時間以上もかかってやっと頂上着
富士山は依然見えず
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
6
2/27 14:01
4時間以上もかかってやっと頂上着
富士山は依然見えず
頂上標識の隣にカマクラが
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
7
2/27 14:01
頂上標識の隣にカマクラが
夕方になると雲が去り、富士山も見えてきた
2日前がダイヤモンド富士だったので、頂上近くに日が沈んで行く
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
14
2/27 14:01
夕方になると雲が去り、富士山も見えてきた
2日前がダイヤモンド富士だったので、頂上近くに日が沈んで行く
日没後のグラデーションもきれいだった
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
17
2/27 14:01
日没後のグラデーションもきれいだった
空もまだまだ明るいうちの頭上の2014年の冬の十字(木星+冬の大三角)
2014年02月27日 14:01撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
19
2/27 14:01
空もまだまだ明るいうちの頭上の2014年の冬の十字(木星+冬の大三角)
秦野・小田原市街の灯りと冬の十字
PM2.5起因なのか町の上の霞がひどい
2014年02月27日 14:10撮影
11
2/27 14:10
秦野・小田原市街の灯りと冬の十字
PM2.5起因なのか町の上の霞がひどい
真夜中に富士山の上を通過して沈んで行く冬の十字
ここでも靄が酷くて下界の灯りが滲んでしまう
2014年02月27日 14:01撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
14
2/27 14:01
真夜中に富士山の上を通過して沈んで行く冬の十字
ここでも靄が酷くて下界の灯りが滲んでしまう
【26日】
3時半過ぎに藤沢市付近から昇る月
霞のせいか光度が低く、形も歪んで見える
2014年02月27日 14:01撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
9
2/27 14:01
【26日】
3時半過ぎに藤沢市付近から昇る月
霞のせいか光度が低く、形も歪んで見える
すぐに昇って来るはずの金星がなかなか出てこない
2014年02月27日 14:01撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7
2/27 14:01
すぐに昇って来るはずの金星がなかなか出てこない
やっと出てきた金星と月
下層の靄の部分を抜けないと肉眼には見えない
2014年02月27日 14:01撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
5
2/27 14:01
やっと出てきた金星と月
下層の靄の部分を抜けないと肉眼には見えない
5時になると空も少しずつ白んでくる
尊仏山荘の左上に北斗七星
2014年02月27日 14:01撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
6
2/27 14:01
5時になると空も少しずつ白んでくる
尊仏山荘の左上に北斗七星
朝日が昇って来た
霞の酷さがよく分かる
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
9
2/27 14:01
朝日が昇って来た
霞の酷さがよく分かる
富士もきれいに染まらない
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
11
2/27 14:01
富士もきれいに染まらない
雪が凍って締まっているうちにと下山開始
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
4
2/27 14:01
雪が凍って締まっているうちにと下山開始
大倉へ
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2/27 14:01
大倉へ
下方が霞んでいるのがよく分かる
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2/27 14:01
下方が霞んでいるのがよく分かる
雪に落ちる木の影
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
3
2/27 14:01
雪に落ちる木の影
昨日ドロドロだった道の窪みには氷が張っている
2014年02月27日 14:01撮影 by  X20, FUJIFILM
2/27 14:01
昨日ドロドロだった道の窪みには氷が張っている
戸沢からのルートにはトレースがなさそう
2014年02月27日 14:02撮影 by  X20, FUJIFILM
1
2/27 14:02
戸沢からのルートにはトレースがなさそう
今朝は良く見えるね!
2014年02月27日 14:02撮影 by  X20, FUJIFILM
4
2/27 14:02
今朝は良く見えるね!
今日も無事下山
(足には相当来たけど)
2014年02月27日 14:02撮影 by  X20, FUJIFILM
4
2/27 14:02
今日も無事下山
(足には相当来たけど)

感想

今月2回目の塔ノ岳。実は主に星景撮影のために計4回を計画していたが、天候不調で2回は断念した。

1週間前の大雪の影響がまだ残り、登山口近くから雪が出てくる。
この日は気温が高く、見晴茶屋を過ぎた斜面から始まる緩んだ雪の道を登るのに難儀する。階段も雪で埋まり、柔らかくて崩れるので常に踏ん張って歩かねばならず、撮影機材の重量もあって疲労がどんどん溜まる。

堀山の家まで2時間近くかかり今までで最も遅いペース。ここでスパイクを装着するが急斜面の雪道には殆ど効果がなく、疲労困憊して花立山荘までで3時間を越えてしまう。
さらにそこから頂上まで1時間。頂上直下ではついに両足の腿が攣ってしまい、ひょっとして着けないのではないか?とも一瞬考えてしまった。

この日、尊仏山荘の泊まりは計7名。ビールを飲みながら夕食を作り、日暮れを待つ。
この日の山はずっと曇っていたが、GPV( http://weather-gpv.info/ )の雲予報では日没近辺から雲が取れるはず。果たして日の沈む少し前に稜線からは雲が消えて、見えなかった富士山も眺められるようになってきた。

日が暮れて少し経ってから外へ出てみると、まだ青味の残る夜空に今回最初の目当ての2014年限定の冬の十字(冬の大三角+木星)がクリアに輝いている。1時間ばかりこれを撮影してから一旦床に就く。

11時前に起き出して先ほどの冬の十字が富士山の上に沈んで行くのを再び撮影。オリオンの右下の星が富士山の頂上を掠めるようにして沈んで行った。
しかし気温が下がったこの時間になっても空気はかなり霞んでいて視程が良くない。地上の灯りが霞を辿って上の方まで届いて星の撮影には良くない条件。これを気にしながら0時過ぎに再び床へ戻る。

殆ど眠りに落ちることなく3時前に再び準備をして、3時半には昇って来る月齢26の月を待つ。この月は半日後に金星を隠すので、接近している両者を地平線近くで撮影するのが第二の目的。

ところが予定の時刻を過ぎても月が昇って来ない。数分経って地平よりかなり高い所に赤い三日月が現れた。
前日から西日本・東日本にPM2.5の飛来が警告されていたが、確かに地上付近の霞み方は強く、塔ノ岳名物の横浜・東京の夜景も通常よりかなり暗く見えている。
この霞の層を抜けないと肉眼で見ることはできず、金星も予定よりかなり遅くなって出現し、しかも随分暗い。
撮影はしたものの、満足からは程遠い条件でかなりガッカリした。

気落ちして早めに撮影を切り上げ、小屋の電源が入るまで床で温まる。
小屋の人が起き出してから下に降りて朝食を食べながら帰り支度。また雪が緩んでしまう前にと6時半過ぎには下山開始。
多くの人とすれ違いながらいつもと同じく2時間半ほどで朝の大倉に帰着した。

大量の雪での疲労、塵埃による期待外れの撮影条件、撮影時の不注意によるミスなどが重なったが、それらも今後のためになりそうな山行だった。

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コメント

こんにちは!
水曜日のどんぐりハウス前で少しお話しさせて頂き、ベンチに置き忘れた手袋を拾って頂いた者です!その節は大変ありがとうございました。お気に入りの手袋なので失くしていたら、せっかくの良い山行が後味悪いものになっていました。

本当にありがとうございました

夜間撮影が主目的だったのですね。過去の記事も拝見しましたが素晴らしいお写真ばかりでうっとりします。本格的な写真をやられている方のレコはやっぱり違いますね。今後も素敵なお写真を拝見しに来たいと思います。

コンディションの悪い大倉尾根と睡眠不足での山行、お疲れ様でした。
2014/2/27 18:18
Re: こんにちは!
fumihiko_o さん、こんばんは。

コメントありがとうございます。また大倉で声をかけて頂いてありがとうございました。
あの時は手袋に早く気がついて良かったです

fumihiko_o さんのレポートは楽しくて前向きなところが良いですね。私は元々自分の記録として書いていたものをヤマレコに載せるようになったので、どうしても記録的な書き方になってしまいます

また丹沢でお会いしたらよろしくお願いします。
2014/2/27 23:05
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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