雪たっぷりの藤原岳(大貝戸道ピストン)


- GPS
- 06:30
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 1,034m
- 下り
- 1,025m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.kankomie.or.jp/spot/detail_3347.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は整備されて危険箇所はありません。 登山ポストは登山口にありました。 トイレは登山口駐車場と藤原山荘にありました。 |
写真
感想
3月になって、雪山シーズンも残り僅かですね。
今日は晴れの予報だった三重県地方の中で、鈴鹿セブンマウンテン
の一つ、早春の福寿草で有名な藤原岳に行って来ました。
名阪国道から国道306号線に入り、前回登った御在所岳へ向かう菰
野の交差点を過ぎて、いなべ市内から西藤原駅に程近い登山口駐車
場に午前8時過ぎに到着しました。
20台ほど停めれそうな駐車場にはまだ半分位の空きがあり、綺麗な
休憩所が隣接されていました。トイレや靴洗い場もあるので帰りも
安心です。
準備をして8時40分にスタート。休憩所からすぐに大貝戸登山道の
登山口があり、登山ポストに登山届を提出しました。
神武神社の参道を上がって、安全登山のお参りを済ませてから、鳥
居の脇に伸びる登山道を進みます。
植林のなだらかな道からフェンスに突き当たり、矢印で右に折れる
と、段差のある丸太階段の道で高度を稼いでいきます。
暫くで二合目に到着。ここから山頂近くまで、合目の標識が続くの
で目安になります。
事前の情報では八合目近くまで雪がない覚悟でしたが、昨夜に積雪
があったらしく、三合目辺りから雪が少し付いていました。
四合目を過ぎるとすっかり雪道になり、薄く積もった新雪は歩きや
すくて気分も高まります。
五合目辺りまでずっと良いお天気だったのですが、七合目くらいか
ら雲が広がってきて日が隠れてしまいました。
広くなった八合目で休憩がてらアイゼンを装着。いつの間にか少し
雪も降ってきたようです。
聖宝寺道との合流地点からは冬道の急登を登ります。スノーシュー
の直登で高度を稼ぐ人を横目に登っていくと、九合目に着きました。
目撃情報のあった福寿草を探しましたが、新雪に埋まって隠れてし
まっているようでした。
この先も、更に急な尾根道を喘ぎながら登って、ようやく雪とガス
に包まれた藤原山荘のシルエットが見えてきました。
台地状になった山頂部の散策基点になる藤原山荘は、15人ほど入れ
る避難小屋です。
予定では山頂の展望台に先に行くつもりでしたが、雪と風が強く寒
いので、避難小屋で少し早いお昼にすることにしました。
暖かい食事で暖をとって、1時間ほど休憩しましたが、外の状況は
殆ど変わりません。
レインウェアを着込んで展望台を目指しますが、視界が悪い上にト
レースも不明瞭なので、コンパスとGPSを見ながら歩きました。
雪山でここまで条件の悪い中を行動するのは初めてで、それでも途
中で誰かとすれ違うだろうと思いながら歩いていましたが、結局は
誰にも会うことはなく、それでも何とか無事に藤原岳山頂の展望台
(1120m)に到着しました。
展望台と言うからには、きっとここからパノラマビューが楽しめる
場所なのでしょうが、標識と三角点の周囲には、ただ真っ白いガス
が見えるだけでした。
誰も居ない山頂で、不思議な達成感を二人で満喫(?)した後は、再
び山荘に戻ります。
展望台を下りてすぐに一人の若い女の子とすれ違いました。
山荘では男の子と二人だったので、不思議に思って尋ねると、なん
と展望台に来たかったので一人で来たとのこと。
凄いです!逞しいです!
藤原山荘に戻ると時間は13時過ぎ。まだ天狗岩にも行ける時間でし
たが、お天気が回復しそうにもないので下山することにしました。
ところが下り始めて20分ほどの九合目手前辺りで、雪は止んで雲が
晴れてきました。往路では見えなかった九合目の展望もバッチリ見
えています。
山のあるある話では良くあるパターンですが、本当に下り始めると
晴れちゃうんですね〜(笑)
朝は四合目から雪道でしたが、下山の時は五合目手前からすっかり
土が見えていていました。ここから先はお決まりの泥濘地獄です。
雪よりもよっぽど滑り易い泥地を慎重に下って、15時過ぎに登山口
駐車場に着きました。
靴洗い場で靴やアイゼンをありがたく洗わせてもらって、気持ち良
く帰路に着くことができました♪
今日は山頂ではあいにくのお天気で、展望もなく天狗岩にも行けま
せんでしたが、たっぷりの雪道も歩けたし、視界の悪い中でコンパ
スやGPSを見て歩く経験もできて良かったです。
福寿草も見たいし、山には何かやり残したことがあったほうが、次
にまた来る理由があっていいような気がします。
花の百名山の藤原岳。きっとまた来るからね〜♪
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