思い出はふえていいと 浅間嶺(浅間尾根)


- GPS
- 05:14
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 820m
- 下り
- 1,157m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:13
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 払沢滝BS〜武蔵五日市駅 |
写真
感想
ひとひら、ひとひらと一脈の薫風に舞い上がり舞い落ちる。今日びは5月の陽気だそうだ。
季節運行のバスが走り始めた。浅間尾根登山口BSで6人ほどが降車した。登山口を尋ねたが皆初めだという。一組が先頭を切った。追いかけるように「登山開始」をタッチした。急斜面の車道を右に左に上がる古家を正面に左に入る。ここから登山道だ。緩やかな登山道を木立の中を登る。数馬分岐に着いた。緩やかな傾斜を進めていくと尾根が見え始めた。登った詰めた辺りから直線上に道が延びている。周囲は木立が間断なく景色を遮っている。尾根とは思えない登山道を歩く。ここは甲州中道とよばれ江戸と甲州を結ぶ要路となっていたと言う。一本松(三本あった:今日の最高地点)を過ぎても周囲の風景は変わらない。人里峠に着くと団体さんが登ってきた。ここが「ひとざととうげ」ときくと「へんぼりとうげ」と言う。難解な読みである。浅間嶺まであと少し。道中、登山者から下山路にカタクリがあるかも、という。時期は過ぎたのではと返した。頂上である小岩浅間嶺(眺望なし)を経て浅間嶺休憩所に着いた。それにしても浅間尾根は長い平坦な道だった。休憩所は広く、陽が差し込んで明るく気持ちの良い広場である。目の前の丘の上が嶺である。ひとくさり登りきるとここにも多くの人たちが春の陽気に誘われてのんびりと休んでいる。この辺りの桜花は優しくしてしんが強い。ふわふわと桜色の春爛漫である。嶺で坐して大福を食らう…こしあんだが好きなのは粒あん…嶺からは北面に御前山、御岳山、遠くに雲取山も視界に入る。あれは黒岳か。そして西側にうっすらと丹沢山塊が。春霞なのか黄砂なのか山容もすっきりとしない。富士を見ることができ、これには満足した。さてと重い腰を上げる。下山開始。下山路も緩急が断続的に続く。眺望から離れ、樹林帯に入った、その場所でナント、カタクリ一輪見つけた。驚きと嬉しさでシャッターを切った。暫く山側を見ながら下山したが群生はしていなかった。やはり時期は過ぎたか。石が多いところでは胼胝が痛くまとも歩けない。繰り返し圧迫を受けた皮膚の部分が角質化し厚くなって除去を繰り返しているのだが。しかも両足で半端なく痛む。痛みは強く途中、足を止める場面もあった。痛みを誤魔化しながら舗装道にでた。うしろから声が掛かった。さきほどカタクリを教えてくれた方だった。一緒にこれまでの山行の話をしながら払沢の滝BSまでご一緒させていただいた。観光地は余り寄ることはないが、バス便まで時間があったので寄ってみた。なるほど滝の落下は見事であった。バス下車時に「はらいさわのたき」を「ふっさわのたき」と言った方を思い返し,これも難解な読みだと苦笑した。明日は7月の陽気だそうだ。山行の季節を楽しみたい。
おはようございます
村おこしの人里でしたか。よくバスに乗りますとえぇっという読みがあり、これはそうは読めないとというバス停の名前があります。これは地元の方が、古来の地域の名前をバス停名に使用していると聞いたことがあります。檜原村、東京の端っこですね😜
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