花脊峠〜天狗杉〜雲取山〜貴船


- GPS
- 07:57
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,114m
- 下り
- 1,643m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 7:56
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
●帰り= 貴船口 17:06 |
写真
感想
先日 桟敷ヶ岳から灰屋に下り、約20年前 雲取山に登った時 貴船への下山路を誤り 灰屋に行ってしまった悔しさが鮮明になった。
ということで桟敷ヶ岳の東隣の雲取山を20年ぶりに登ることにした。
最初は前回同様 花背高原前から登る予定を立てたが、どうも登りが頼りないので 花背峠から天狗杉、旧花背峠、寺山から寺山峠に行くことにした。また寺山峠からもハタカリ峠経由の遠回りで雲取峠に行くことに。
桟敷ヶ岳より早い出発。5時起きなんて何年ぶりだろう。
7時50分 出町柳駅で広河原行きのバスに乗車するのも確か20年前の雲取以来だろう。
バスは中学生のクラブかなにかの10人ほどが乗っており、一時的に立ち客が出るほどだった。
先日 桟敷ヶ岳へのマイクロバスが大学1年の時に住んでいた場所などを通って興奮していたが、今回も同じ道を通り、さらには通っていた大学の前を通るものだからさらに興奮。時々送られてくる大学の雑誌を読んでいないので道を挟んだ向かいに体育館など立派なスポーツ施設ができていたことを知らなかった。
鞍馬を抜け、山をジグザグに登っていって花背峠。その中学生らも花背峠で下りるとは思いもよらなかった。バス停の場所に留まって引率の先生による話。「キャンプ場」「百井峠」とか聞こえたので行先は異なるようだ。私は道を間違ってバス停付近まで戻ってきたが、先生の話はまだ続いていた。
天狗杉周辺の道は倒木が多く荒れているところもあるが、雑木林のいい雰囲気の道だ。旧花背峠への下りにはチマキザザ再生の地がある。
旧花背峠から寺山への道は土道の林道。林道を避けようとして幾度となく山に入ったが、結局 林道に引き戻された。ロードバイクが林道を走るだけでなく 無理やり山を登り 荒らしているようであるのは正直 胸クソ悪い。
とはいえ林道はところどころ右手、木々の間に皆子山から峰床山、さらに武奈ヶ岳が覗くのがいい。
寺山山頂は分からないまま寺山峠に着いた。さらに林道が続くが、だんだん皆子山から峰床山、武奈ヶ岳がよく見えるようになる。
林道終点から急な斜面をよじ登って久しぶりに山に入る。地蔵杉山への道はわからず。またハタカリ峠への道も倒木で道がふさがれていてわかりにくかった。
さらに西に方向を変えるハタカリ峠もわからず、そのまま北へ行ってしまった。三ッ又山の先まで行って戻ったようだ。
「ハタカリ峠展望地」という案内板を見つけたところで、女性の単独ハイカーが登ってこられた。少々お話をして 先に行ってもらった。
予定になかった雲取山北峰。皆子山から峰床山、蓬莱山から武奈ヶ岳の素晴らしい展望地になっており、寄る価値大いにあった。地味な本峰よりも休憩によさそうだったが、予定通り 雲取山山頂まで行って腹ごしらえ。女性ハイカーさんと北峰で再会したが、私が先に出たので後から到着。いろいろと山の話をした。
さて下山。三ノ谷への急坂を下ってみるが、道は途中で消えている。蟻地獄を思わせる谷を滑って下りる気にはならず、山頂へ引き戻す。20年前と同様 二ノ谷へ。美しい谷道だ。立命ワンゲル小屋を通る。20年前はちょうどこのあたりでにわか雨に遭った。
キャンプと思しき若い女性がひとりで登ってきて、ひとりキャンプへの意欲が掻きたてられた。ただしあとから仲間らしきふたりが登ってきた。
何度か渡渉を繰り返す道。ニリンソウの群落、クリンソウがポツポツと見られるがまだ花はない。
三ノ谷出合を過ぎると林道となり、灰屋方面との分岐 (寺子屋橋) に至る。なんでもない場所だが、20年前 ここで道を間違い、周山を経由して長いバス旅をして家に帰らなくてはいけなくなったかと思うと妙に感慨深い。ちょっとした雪辱を果たした感じがした。
うら寂しい車道を登って芹生峠。ここから再び山に入り 急登に息を切らす。その後は楽な道で 760mピークあたりは高原状で展望がよい。芹生峠から貴船まで車道を歩けば楽だが、山に入って正解だ。
しかしその後 滝谷峠へ下る道を間違えた。間違えたことは途中で分かったが、歩きやすいのでそのまま滝谷峠の近くに下りられればいいとそのまま進んでしまった。しかし下りが急になるところで藪となり、結局 引き返す。この体力と時間を無駄に消費する愚かな間違いを何度犯せば治るのだろうか…。
すんなり正しい道が分かってほどなく滝谷峠。ここに来るのは3度目だ。しかし奥貴船橋への道は倒木によってふさがれている。迂回する道があるが、その後も崖状の箇所があるうえ 倒木も多く、厄介な道だった。
無事 車道に出ることができてヤレヤレ。貴船神社奥宮あたりまでは車道の土手にミヤマカタバミ、ハナネコノメ、ヤマルリソウなどが咲いていた。ハナネコノメがこんなところに咲くのかと驚いた。
観光客とすれ違いながら貴船の道を下っていく。貴船の繁華街から貴船口駅はこんなに離れていたっけと感じた。
道間違いが多く20キロ以上歩いてしまった。
翌日 特に筋肉痛はないが、目が痒くて仕方がない。ヒノキ花粉の最盛期、ゴーグルをしなかったのだからしかたない。
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