蜂城山〜達沢山。春爛漫


- GPS
- 07:28
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,295m
コースタイム
天候 | 晴れ。夏のような暑さ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
この先、鉄製の柵が道を通せんぼしていて進めないのかと思ったが、よく見るとU字型の鉄製金具があり、これを外して開けることができた。どうやら鹿柵らしい
装備
個人装備 |
ザック(O R)
シューズ(S/H)
ズボン夏
長袖シャツW
TシャツW
夏帽子(M)
登山タイツ
ストック夏
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感想
前日は、第二弾のこけら落としが夕刻前にあり、帰宅が遅くなるのは必定だ。ということで遠出は難しいと、昼頃にテレビの音声を聞いていたら、笛吹市の桃の花が見頃になったと報じていた。痛ましい惨事のニュースと同じ土俵にあるのがどうにもしっくりとこないと、そう感じられることがときおりあるが、だと言って受容側に何ができるものでもないのだが。
ずいぶんと以前に、ここ一宮の桃の花の広がりを上の方から眺めたいと、背後にある山々を簡単ながら調べたことがあった。ただ高所からでは遠すぎて色彩豊かなすばらしさは薄れてしまうようで、適度な場所にはどうやら車の道が通じているようだった。それ以後は表立つことも少なくなり、登ろうという積極性はしぼんでしまっていたようだった。ニュースは明らかにいざないの手招きだ、そうとなれば、今回はチャンスだろうと行くことに決めたが、準備はそれなりだっただろうか。
いつ頃のことだったろうか、ある冬の真夜中に中央高速を山梨方面へと進んでいて、勝沼ICに差しかかったとき、前方に広がった夜景がとてもきれいに見えた。それはかなり長い時間続いて、明滅の広がりは、進むほどに前へ前へと延びていくようで、釈迦堂を通過し一宮御坂ICあたりでは、視界全体が光の海というすばらしい光景に圧倒された。以前も真っ暗な時間帯に何度かここを通っていたはずなのだが、こんなにも胸にグッときたのはこの時が初めてだったような気がする。すばらしい光景に圧倒されるとは、すばらしいと感じる感受性が必要に違いない、若い頃は、寄り道や遠回りをしてでも感受性を研ぎ澄ましていたはずなのに、自身が勝手にそう思っていただけで、結局は目的のみが眼前にあったような気もする、ということをこの夜景が知らせてくれたのかもしれない。あっても無きがごときとは、全くその通りだと。
その後、まだ暗い朝方にここを通るとき、釈迦堂パーキングにわざわざ立ち寄り、夜でも上れる展望場に足を運んで、二三度夜景のすばらしさに打たれた。その釈迦堂の遺跡博物館の裏手が本日の山歩きの場だったので、そこに駐車しようと思って行ったが、朝から盛況で、係の方もおり、登山駐車には気が引け、すぐに出た。他を探すに、蜂城山方面へ行くと停められる場所があった。
一宮の桃の花はニュース通りに見頃で、朝からいい眺めをいただいた。蜂城山までは普通の登山道で、その先、逹沢山までは歩き良くない道が続くが、要所には赤テープがあり、安心材料に。帰路も同じような道だったが、途中の花見台分岐からは、道は荒れ放題で、赤テープもなかった。25000分の1地図にはルートがあったが、もはや廃道、出会ったのは鹿とタヌキとさえずる小鳥のみ。花見台に下りてきてからは、春爛漫の里の雰囲気を存分に味わった。
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