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Yamareco

記録ID: 4165574
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東北

尾開山 林檎畑に囲まれた野鳥の王国

2022年04月11日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:46
距離
6.2km
登り
433m
下り
425m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:28
休憩
0:18
合計
2:46
7:19
25
スタート地点
7:44
7:47
27
8:14
8:20
19
8:39
8:47
18
9:05
9:05
26
9:31
9:32
33
10:05
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
雪が無ければ林道途中の御茶ノ水まで車で入ることができますが、今回はまだ雪が残っていたので麓の邪魔にならない場所に車を停めました。
コース状況/
危険箇所等
東北自然歩道に指定されているくらいなので危険箇所は無いのですが、雪道ではピンテの類はほとんど無いです。要ルーファイ。
その他周辺情報 登山前後のトイレ利用などに道の駅ひろさきが便利。
「御茶ノ水」の看板があるところに車を停めた。これ以上行くと道が狭くなり車を停められるスペースが無い。車の上にキセキレイのカップルがやってきた。歓迎してくれてる?
「御茶ノ水」の看板があるところに車を停めた。これ以上行くと道が狭くなり車を停められるスペースが無い。車の上にキセキレイのカップルがやってきた。歓迎してくれてる?
林檎畑の中の舗装路を行く。そこらじゅうから鳥の声が聞こえてくる。パット見ただけでシジュウカラ、カワラヒワ、鶯あたりが確認できた。
林檎畑の中の舗装路を行く。そこらじゅうから鳥の声が聞こえてくる。パット見ただけでシジュウカラ、カワラヒワ、鶯あたりが確認できた。
ベニマシコ!
今まで撮影できた中で一番赤いなぁ♪
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ベニマシコ!
今まで撮影できた中で一番赤いなぁ♪
林檎畑を過ぎると尾開林道が始まる。落ち葉で未舗装のように見えるがコンクリート舗装されている。森の奥からはミソサザイの囀りが聞こえてきた。
林檎畑を過ぎると尾開林道が始まる。落ち葉で未舗装のように見えるがコンクリート舗装されている。森の奥からはミソサザイの囀りが聞こえてきた。
500mほど進むと路上に残雪が現れた。いかなジムニーとはいえ、さすがに通行は厳しそう。
500mほど進むと路上に残雪が現れた。いかなジムニーとはいえ、さすがに通行は厳しそう。
腐れ雪と格闘しながら林道を進むと何やら建物が見えてきた。
腐れ雪と格闘しながら林道を進むと何やら建物が見えてきた。
御茶の水と呼ばれる清水だ。明治天皇に茶の湯を献上したことから名付けられた名水なんだとか。
2
御茶の水と呼ばれる清水だ。明治天皇に茶の湯を献上したことから名付けられた名水なんだとか。
近くに駐車スペースがあるので雪がなければここまで車で入ることができる。
近くに駐車スペースがあるので雪がなければここまで車で入ることができる。
御茶の水から先にも林道は続いているがバリゲードが設置されている。簡単なものだからどかすこともできるが、この先の道路状況はあまり良くなさそうだ。
御茶の水から先にも林道は続いているがバリゲードが設置されている。簡単なものだからどかすこともできるが、この先の道路状況はあまり良くなさそうだ。
谷が深まってきたあたりで、有ったり無かったりした残雪が、ついに林道を完全に埋没させてしまった。
谷が深まってきたあたりで、有ったり無かったりした残雪が、ついに林道を完全に埋没させてしまった。
500mほど腐れ雪と戯れると広場のような場所に出た。ここも雪がなければ駐車場のようになっているのかもしれない。
500mほど腐れ雪と戯れると広場のような場所に出た。ここも雪がなければ駐車場のようになっているのかもしれない。
広場の一角に東北自然歩道のものと思われる看板。
2
広場の一角に東北自然歩道のものと思われる看板。
そして林の入り口には道標が立っていた。
そして林の入り口には道標が立っていた。
しかし夏道は完全に雪に埋もれてしまっている。ピンクテープの類もほとんど見当たらない。
しかし夏道は完全に雪に埋もれてしまっている。ピンクテープの類もほとんど見当たらない。
極稀に思い出したように目印が有ったりするが、基本的にあてにならない。とりあえず方角だけ気をつけて歩きやすい場所を選んで進む。
極稀に思い出したように目印が有ったりするが、基本的にあてにならない。とりあえず方角だけ気をつけて歩きやすい場所を選んで進む。
急な雪の斜面を登る。途中でクラックに落ちてヒヤリとした。今年はどこの山でもクラックが目立つという。気をつけねば。
急な雪の斜面を登る。途中でクラックに落ちてヒヤリとした。今年はどこの山でもクラックが目立つという。気をつけねば。
適当に登っていたが、ドンピシャで夏道に出た。やったね。
適当に登っていたが、ドンピシャで夏道に出た。やったね。
あとは尾根沿いに夏道を山頂まで進むだけだ。
あとは尾根沿いに夏道を山頂まで進むだけだ。
ほどなく山頂に到着。東北自然歩道の道標が出迎えてくれた。
2
ほどなく山頂に到着。東北自然歩道の道標が出迎えてくれた。
三角点?にタッチ。
2
三角点?にタッチ。
眺望が得られるのは南側だけ。それも落葉期限定のようだ。見えているのは午後に登る予定の阿闍羅山。
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眺望が得られるのは南側だけ。それも落葉期限定のようだ。見えているのは午後に登る予定の阿闍羅山。
北側が開けていれば岩木山が見えたのだろうが、ご覧の通り雑木林に阻まれて見えない。
北側が開けていれば岩木山が見えたのだろうが、ご覧の通り雑木林に阻まれて見えない。
特に見るものも無いので少し休憩して下山する。先程、尾根に上がってきた場所まで戻る。クラックの有る急斜面を下るのに少し抵抗があったので尾根筋をそのまま進んでみる。
特に見るものも無いので少し休憩して下山する。先程、尾根に上がってきた場所まで戻る。クラックの有る急斜面を下るのに少し抵抗があったので尾根筋をそのまま進んでみる。
尾根沿いを歩いた記録もたくさんあるのだが、夏道としてはあまり踏まれていないようで、有るか無いかの僅かな踏み跡が残るのみ。
尾根沿いを歩いた記録もたくさんあるのだが、夏道としてはあまり踏まれていないようで、有るか無いかの僅かな踏み跡が残るのみ。
うるさい小枝に顔を撫でられながらも尾根の突端に至る。
うるさい小枝に顔を撫でられながらも尾根の突端に至る。
これも三角点? よくわからん。
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これも三角点? よくわからん。
ここからは北に進む方向を変える。
ここからは北に進む方向を変える。
登ってきた斜面よりは斜度が緩いが、中途半端に雪が溶けていて別な意味で歩きにくい。雪の下にある落ち葉が滑って、何度か尻もちをついた。
登ってきた斜面よりは斜度が緩いが、中途半端に雪が溶けていて別な意味で歩きにくい。雪の下にある落ち葉が滑って、何度か尻もちをついた。
ずり落ちるように鞍部まで下ってきた。ここで再度方向転換。今度は西方向へ。
ずり落ちるように鞍部まで下ってきた。ここで再度方向転換。今度は西方向へ。
沢沿いの残雪をつないで降りていく。スノーブリッジができていそうだったので谷底には降りないように気をつけた。
沢沿いの残雪をつないで降りていく。スノーブリッジができていそうだったので谷底には降りないように気をつけた。
無事に「熊に注意」看板のある広場まで戻ってきた。あとは林道を辿って降りるだけだ。
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無事に「熊に注意」看板のある広場まで戻ってきた。あとは林道を辿って降りるだけだ。
突然、茂みの中からミソサザイが飛び出してきた。囀っていない時はこんな場所でおとなしくしているらしい。
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突然、茂みの中からミソサザイが飛び出してきた。囀っていない時はこんな場所でおとなしくしているらしい。
里山あるあるだが、下るほどに眺望が開けてきた(笑
里山あるあるだが、下るほどに眺望が開けてきた(笑
残雪も無くなりホット一息。ゆっくりと野鳥観察する余裕も出てきた。
残雪も無くなりホット一息。ゆっくりと野鳥観察する余裕も出てきた。
シジュウカラや…
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シジュウカラや…
カワラヒワなど、おなじみの面々だが数が多い。あっちからもこっちからも野鳥の気配がする。
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カワラヒワなど、おなじみの面々だが数が多い。あっちからもこっちからも野鳥の気配がする。
林道の起点まで降りてきた。無事下山。お疲れ様…
林道の起点まで降りてきた。無事下山。お疲れ様…
!!!
ルリビタキ!!!
最後の最後で会いたかった鳥に出会うことができた。
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!!!
ルリビタキ!!!
最後の最後で会いたかった鳥に出会うことができた。

感想

青森プチ遠征の最終日、午前中は津軽平野の南端にある尾開山に登りました。青森らしく林檎畑の中を進んだ先に登山道はあります。
尾開山は東北自然歩道のコースに設定されているくらいなので歩きやすい遊歩道が設定されています。ただしこれは無雪期の話。冬は津軽の豪雪に閉ざされてしまいます。片道一時間の遊歩道歩きでは少し物足りないので、あえて残雪期を狙ってみました。
狙い通り、行程の半分くらいは雪上歩きとなり私の他に入山者もいない状態。静かな山行を楽しめました。
林道部分は雪の上からでも道型がなんとなくわかるので問題ないですが、山頂直下の徒歩道部分は完全に雪に埋もれ夏道をたどるのは困難です。冬に入山する人もいないのかマーキングの類は一切ありませんでした。里山とはいえ豪雪地帯、斜面の雪にクラックが入っていたりしたのでそれなりに注意が必要です。下りに使った尾根沿いのルートのほうが比較的安全かもしれません。
残念ながら全行程において、ほとんど眺望は得られませんが明るい山林の中をのんびり歩くのには良い山です。
そして急に暖かくなったからなのか野鳥が一斉にさえずりだしてすごいことになっていました。静かなだけに囀りはもちろん、地面を歩き回るガサガサという音や羽ばたきの音など野鳥の気配を濃厚に感じることができました。まさに野鳥の王国。
待っているだけで次から次へと野鳥がやってきて念願だったルリビタキにも会うことができました。大満足の山行です。

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