記録ID: 4168048
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ハイキング
伊豆・愛鷹
小室山
2022年04月12日(火) [日帰り]
静岡県
kitajima-a
その他1人
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 01:28
- 距離
- 2.8km
- 登り
- 140m
- 下り
- 134m
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| 天候 | 晴天 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
伊東市小室山公園の駐車場に駐車して歩き出す。観光用のリフトもあるが散策なので歩いて登る。咲きだしたばかりのつつじ園の中の道を恐竜広場を目指す。 中腹の恐竜広場には恐竜ばかりでなく、アスレチック風の遊具もあり、子供に人気はあるが、抱いて行くには階段の登りがきつい。 ここから先は舗装された遊歩道で頂上に登る。頂上部には噴火口跡の最低部に小室神社があり、その周りの火口縁と思われる頂部を一周廻るリッジウォークMISORA(木製の歩道)が整備されている。テラスからは富士山、伊豆大島、利島等や大室山、遠笠山、天城連山がが望める。また、山頂にはCafe321(小室山の標高差は321m)がありコーヒー他が楽しめる。 下山は北側の道をブラブラ下り、小室山を一周廻る。 |
写真
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小室山全景、国道135号線川奈口辺りから撮影。左の盛り上がった所から溶岩が噴出した。
小室山公園トイレ横の駐車場に駐車して歩きだす。直ぐに右側にツツジ園の入口がある。
ツツジ園の中の道を恐竜広場を目指す。恒例のツツジ祭りは4月下旬からなのでまだチラホラ咲いている程度だ。
キランソウ(金瘡小草)、シソ科キランソウ属。地に這うように根生葉を広げてその上に花を咲かせる。別名をジゴクノカマノフタという薬草。
4/12 10:22
キランソウ(金瘡小草)、シソ科キランソウ属。地に這うように根生葉を広げてその上に花を咲かせる。別名をジゴクノカマノフタという薬草。
一番咲いていたツツジ、ツツジ祭りには白からピンク、赤のツツジが咲き乱れる。
これから登る小室山、中央には観光用のリフトが掛かっている。こんもりと手入れが行き届き開花を待つツツジ。
ヤブタビラコ(藪田平子)、キク科ヤブタビラコ属。タビラコは田に平たく生えるコオニタビラコのことで、その仲間で藪に生えることによる。
4/12 10:28
ヤブタビラコ(藪田平子)、キク科ヤブタビラコ属。タビラコは田に平たく生えるコオニタビラコのことで、その仲間で藪に生えることによる。
トウカイタンポポ(東海蒲公英)、キク科タンポポ属。最近はセイヨウタンポポが旺盛な中、山間部にはその地方のタンポポが残っている。
4/12 10:29
トウカイタンポポ(東海蒲公英)、キク科タンポポ属。最近はセイヨウタンポポが旺盛な中、山間部にはその地方のタンポポが残っている。
芝生広場、小さな子供が芝ソリで遊ぶのに最適な斜面がある。ここを登って頂上を目指す。
ホウチャクソウ(宝鐸草)、イヌサフラン科チゴユリ属。ユリ科から分類変更された。階段状の登り道の脇に咲いていた。
恐竜広場、何体もの恐竜があり、子供には人気だが、登ってくるのに苦労する。
恐竜広場の上段、ここには滑り台などのアスレチック風の遊具が設置されている。ゴルフ場の跡地で全面芝生なので子供が遊ぶには最適。
ニガナ(苦菜)、キク科ニガナ属。食用になるが食べると苦い。花弁が多いものをハナニガナという。
スミレ(菫)、スミレ科スミレ属。スミレという菫、日本的に思われるが朝鮮半島、中国満州地方に多い。
タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)、オオバコ科クワガタソウ属。ヨーロッパ原産の2〜3�个硫屐�
オオイヌノフグリ( 大犬の陰嚢)、オオバコ科クワガタソウ属。ヨーロッパ原産で7〜8�个硫屐⊆造侶舛魃�嚢に見立てた。
サルトリイバラ(猿捕茨)、サルトリイバラ科シオデ属。鋭い刺があり猿も掛かってしまうと見立てた。
小室神社、以前はこの辺りに溶岩の露出した小さな窪みがあったが今は整備され平らになっている。噴火口近くを示す赤いスコリアが露出している。
4/12 11:05
小室神社、以前はこの辺りに溶岩の露出した小さな窪みがあったが今は整備され平らになっている。噴火口近くを示す赤いスコリアが露出している。
右の排水グレーチングがある辺りが最低所で周りは直径30m深さ5mの窪地になっている。
手石島を見下ろす。この沖で平成元年に東伊豆単成火山群の2.700年ぶりの海底噴火があり手石海丘を作った。
小室山から流れた溶岩が作った台地は川奈ゴルフ場となっていて、先端に川奈崎灯台がある。
霞んでいるが洋上には伊豆大島が浮かんでいる。昭和61年の噴火では中央の三原山から左へ割れ目噴火が連なっていくのが見えた。
リッジウォークから東伊豆単成火山群の大室山、伊雄山、矢筈山、遠笠山が見え、その後ろに天城連山が見える。
ここが小室山の火口跡だ。盛り上がった火口縁から中央の鳥居がある最低部を見る。
靄もあり、富士山だけに雲がかかっていたが、雲が少し動いて頂上部が見えてきた。
頂上から北東方向への下山を開始する。スコリアを階段状に整備した下山道だ。
マツバウンラン(松葉海蘭)、オオバコ科マツバウンラン属。北アメリカ原産で葉が松の葉に似て、花がウンランににている。
アカネスミレ(茜菫)、スミレ科スミレ属。花の色がアカネ染料で染めた夕暮れの空の色をしている。
ニオイタチツボスミレ(匂い立坪菫)、スミレ科スミレ属。花の中心の白色が目立ち匂いのするタチツボスミレの仲間。
タチツボスミレ(立坪菫)、スミレ科スミレ属。街中から山中まで、日本国内で一番多いスミレ。
ヤマグワ(山桑)の雄花、クワ科クワ属。雌株に成る実は黒紫色に熟し食べられる。
コナラ(小楢)、ブナ科コナラ属。代表的なナラの一方がミズナラでオオナラと呼ぶことの対比。
クサイチゴ(草苺)、バラ科キイチゴ属。蔓状に地を這っているように見えるが木本に分類される。
ニガイチゴ(苦苺)、バラ科キイチゴ属。実は熟しても硬く苦いらしい。土手から見事に垂れ下がっていたので撮った。
シャガ(射干)、アヤメ科アヤメ属。中国原産で射干と呼ばれていたヒオウギと混同したらしい。
オモダカ(面高)、オモダカ科オモダカ属。湿地に生え、矢尻状の葉が高く伸びるのを顔(面)に見立てたという説がある。地元の人が手入れしている池に咲いていた。
4/12 11:34
オモダカ(面高)、オモダカ科オモダカ属。湿地に生え、矢尻状の葉が高く伸びるのを顔(面)に見立てたという説がある。地元の人が手入れしている池に咲いていた。
カタバミ(片喰)、カタバミ科カタバミ属。花径は1cmほどで、どこにでもある一番多い種。最近は特定が難しい外来種が増えてきた。
ムラサキカタバミ(紫片喰)、カタバミ科カタバミ属。南アメリカ原産で花径は2cmほどでピンク色が可愛らしい。
イモカタバミ(芋片喰)、カタバミ科カタバミ属。南アメリカ原産の真っ赤な花で径は2.5cmほど、中心の黄色い葯が目立つ。根が珠状になっている。
4/12 11:36
イモカタバミ(芋片喰)、カタバミ科カタバミ属。南アメリカ原産の真っ赤な花で径は2.5cmほど、中心の黄色い葯が目立つ。根が珠状になっている。
ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)、マンサク科トキワマンサク属。ドギツイ赤色で植栽されていた。マンサクは春になると先ず咲くからのようだ。
4/12 11:36
ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)、マンサク科トキワマンサク属。ドギツイ赤色で植栽されていた。マンサクは春になると先ず咲くからのようだ。
ハクモクレン(白木蓮)、モクレン科モクレン属。中国原産で木に蓮のような花を咲かせる。ここには大木が並んで植えられていて、既に開いて散っていた。
4/12 11:39
ハクモクレン(白木蓮)、モクレン科モクレン属。中国原産で木に蓮のような花を咲かせる。ここには大木が並んで植えられていて、既に開いて散っていた。
池の中の岩の上で甲羅干しをしていた。何を食べて生きているのかな。
一匹だけ必死に泳いでいた。種類は分からないが、側頭部に赤い筋が見えるのでアカミミガメ(ミドリガメ)か？
シラユキゲシ(白雪芥子)、ケシ科シラユキゲシ属。中国原産で道端に野生化している。
感想
小室山は標高321mで大室山と対比しての名前のようだ。伊豆東部単成火山群の一つで火山列は成さず15,000年前に単独で噴火してできたスコリア丘で、北東側の小山から大量の溶岩を流し、川奈港の入江や川奈ゴルフ場の台地を作った。
伊東の観光地としては有名で麓の小室山公園には2月にはツバキ園、4〜5月にはツツジ祭が開催され賑わう。
手頃に登れる山なので毎日ウォーキングしている人も多い。
また、伊東小室桜と名付けられた早咲きの桜は小室山の中腹で地元の人が見つけ接ぎ木で増やして現在は市内を中心に2,000本ほどが植えられている。早咲きで有名な河津桜と同様に大島桜と寒緋桜の交配種で、少し大きめのピンクの花を咲かせる。
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