西遊記 (悟空スラブエクステンション)
- GPS
- 06:37
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 617m
- 下り
- 782m
コースタイム
- 山行
- 2:01
- 休憩
- 4:32
- 合計
- 6:33
天候 | 快晴 暑い! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
GPSは大滝フェイス上から少し沢を詰めた所から 百岩だと大滝フェイスから越えてから左に行くとすぐ踏み跡に出るようだが踏み跡皆無。道誤りの可能性はあるが、この場合はそのまま沢沿いを詰めるとどうやら悟空スラブに出るようだ 兵樺ルート2p目のワイドセクションはフリー要素が高く5.10aぐらいが限界グレードだとぐえっとなりそうなので要注意 |
その他周辺情報 | あじわい回転寿司 禅 https://www.gnavi.co.jp/dressing/article/20069/ 回転寿司 meets フランス料理 その心は値段を気にして常に脳内計算してしまうでしょう |
写真
感想
ユガマクの悟空スラブは、昨年の12月にジムの外岩レッスンで初めて来たところ。初心者のロープワークトレに最適と言われる、4Pほど(5.1〜5.4)の優しいマルチ。今回はさらにその上に3P(岳棒クラブルート5.5, 5.9)が整備されたとのことで、そのままつなげて山頂に行けるし、私にちょうど良いのでは?と、kudanさんにお誘いいただいた。ありがとうございました。
ジムの外岩レッスンで初めて来たときは、アプローチはジムの人の後ろについて、踏み跡をずっと歩いて行きましたが、kudanさんはまず大滝フェイスに行くという。そこを登って上に抜け、悟空スラブを目指すとのことでした。その大滝フェイス、5.7だというのでリードしてみたけど、とてもじゃないけど5.7とは思えない。。途中でギブして、フォローで登りましたが、今まで登った中で一番と言っていいほど、怖すぎるルートだった(間違いなくこの日の核心)。ほんとにこれ5.7なの??トポのグレードを信じて登ると痛い目にあうことがある、ということを知る。
大滝フェイスで冷や汗をかいたあと、その先を少し登ってみたが踏み跡はない。そこでkudanさんに聞くと、大滝フェイスを登ったことはあるが、その上を歩いて抜けたことはないと言う。みごと藪好きkudanさんの術中にはまる。しばし藪をこぎ登って悟空スラブへ通じる踏み跡に合流した。
着いたところは、見覚えのある悟空スラブの1P目終了点。1P目は5.1とロープもいらないくらいなので省略し、ザックを置いて2P目から登ることに。この日は夏のように暑く、すでに汗だく。日差しを受けた岩もあっつあつ。水分は1Lでは足りませんでした。2-3P目をリードし、4P目はkudanさんリードで、初めて来たときの終了点にたどり着く。そこからトレーニング目的で連続懸垂をして、ザックを置いたところまで戻りました。
少し休憩挟んで、今度は全荷で再登攀。2P目kudanさん、3-4P目をつなげて私がリードし、そこからいよいよ初めての岳棒クラブルート(5-7P)に突入。4P目までの悟空スラブは開けたルートですが、ここから先は日陰のヤブマルチ。しかし日差しを避けたかったので、早く入りたい気持ちの方が勝る。
最初の5P目、見た目こけこけであまりそそられないのは確か。出だし核心ですが、右にひ弱そうなフィックスロープあるので、右に巻くことは可能と思います。
6P目、5.8〜5.9という広めのクラックのある垂直壁を登る。ムーブをあれこれ考えてトライしてる時間もないので、A0して登る。ここがこの日の2つ目の核心。じゃまな木を剪定した跡が新しいように見えたので、整備してくれたのだとわかる。最後7P目は、私がリードしましたが、ルートが左右に曲がってロープが重くなったため、適度な木で短めに切る。そこからはさほど危険な傾斜ではないので、シューズを履き替え、山頂を目指しました。
トゲトゲのある藪に時折チクチクと痛い思いをしながら、しばらく詰めていくと登山道に合流し、山頂に到着。小さな広場になっていて、テーブル・ベンチはないですが、葉桜が綺麗でした。視界は真鶴方面が少し開けているくらい。しばらく休憩し、ガチャ整理して、3km弱の登山道を30分ほどで下山。悟空スラブに岳棒クラブルートをつなげると、そこそこ手応えあるルートになります。kudanさん、とても楽しかったです。車出し、運転含め、いろいろありがとうございました。
備忘録
・懸垂下降1回目。他に誰もいなかったので、2本ともロープダウンしてみた。ロープが絡まないよう、それぞれバタフライを2つに分けてから投げましたが、スラブだとやはり絡まった。スラブの場合は、腰掛けが良いようである。
・連続懸垂。引っ張る方のロープは、ラペルリングに通したら、バタフライしておくと時間短縮。それを腰掛けして降りれば、もう片方はバタフライせずにロープダウンでも、十分絡みにくくなる。
極最近のロクスノ(095)で紹介されて、名称が悟空スラブエクステンションとして紹介されているが、遥か昔に西遊記として名前が出ているため、(このルートはあくまでも大滝フェイスから沢沿いに行ったルートなのかな?)開拓者を尊重して、西遊記として記す。
http://yabuyama.private.coocan.jp/saiyuki/saiyuki.html
大滝フェイス Europa→kudan
悟空スラブ 2ピッチ目 5.2 Europa
3ピッチ目 5.4 Europa
4ピッチ目 5.4 kudan
懸垂下降 二回 TOP Europa
悟空スラブ 2ピッチ目 5.2 kudan
3〜4ピッチ目 5.4 Europa
岳樺ルート 1ピッチ目 5.5 4th kudan
2ピッチ目 5.8~5.9 kudan
3ピッチ目 3th〜歩き Europa
大滝フェイスは以前に一度登った記憶はあるが思ったよりつらく、ブライトと鼠返しのルートを横断して登った。
大滝フェイス登ったら藪こぎして踏み跡に合流したがそのまま沢を登れば悟空スラブにでるようでもったいないことをした。もしもう一度いくなら、そのまま詰めていきたい。
悟空スラブ自体は非常に優しいが海を見ながら登るのはやはり気持ちいい。
岳樺ルートはコンパクトにまとまっているがぴりりと辛くてよい。思ったほど藪はなかった。
冬に行くともっとコンディションがよさそう。
Europaさんお疲れさまでしたー
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