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Yamareco

記録ID: 4176840
全員に公開
ハイキング
葛城高原・二上山

天狗谷経由大和葛城山そして水越峠の周回

2022年04月16日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 大阪府 奈良県
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:38
距離
7.7km
登り
598m
下り
608m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:32
休憩
0:07
合計
4:39
距離 7.7km 登り 619m 下り 626m
8:56
61
10:43
10:44
45
11:29
11:32
6
11:38
40
12:18
12:19
45
13:04
6
13:10
5
13:15
13:16
17
13:33
13:34
1
13:35
ゴール地点
天候 曇り後晴
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
水分の登山者用トイレ前
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれた登山道と遊歩道
ヤマブキが盛りを迎えている。
2022年04月16日 09:06撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/16 9:06
ヤマブキが盛りを迎えている。
オオバタネツケバナ。
2022年04月16日 09:15撮影 by  iPhone XR, Apple
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オオバタネツケバナ。
ミヤマハコベか。
2022年04月16日 09:17撮影 by  iPhone XR, Apple
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ミヤマハコベか。
ここのスミレは大輪だ。種名は?
2022年04月16日 09:18撮影 by  iPhone XR, Apple
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ここのスミレは大輪だ。種名は?
ナメ滝を見ながら登る。
2022年04月16日 09:21撮影 by  iPhone XR, Apple
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ナメ滝を見ながら登る。
ヤマルリソウ。
2022年04月16日 09:22撮影 by  iPhone XR, Apple
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ヤマルリソウ。
マルバコンロンソウか。
2022年04月16日 09:30撮影 by  iPhone XR, Apple
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マルバコンロンソウか。
ギフチョウの食草、カンアオイ(ミヤコアオイという種らしい)。法令で保護されているそうだ。
2022年04月16日 09:33撮影 by  iPhone XR, Apple
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ギフチョウの食草、カンアオイ(ミヤコアオイという種らしい)。法令で保護されているそうだ。
とりあえず鎖場がある。
2022年04月16日 09:34撮影 by  iPhone XR, Apple
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とりあえず鎖場がある。
ショウジョウバカマが咲く。
2022年04月16日 10:10撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/16 10:10
ショウジョウバカマが咲く。
モミジイチゴ。
2022年04月16日 10:12撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/16 10:12
モミジイチゴ。
ショウジョウバカマの群落は続く。
2022年04月16日 10:34撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/16 10:34
ショウジョウバカマの群落は続く。
奈良盆地が姿を現わす。
2022年04月16日 10:45撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/16 10:45
奈良盆地が姿を現わす。
展望台から奈良盆地を見る。コブシが散る。
2022年04月16日 10:47撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/16 10:47
展望台から奈良盆地を見る。コブシが散る。
山頂風景。
2022年04月16日 11:31撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/16 11:31
山頂風景。
2022年04月16日 11:31撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/16 11:31
ツツジ園。
2022年04月16日 11:41撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/16 11:41
ツツジ園。
遂に見つけたカタクリの花。
2022年04月16日 11:53撮影 by  iPhone XR, Apple
4/16 11:53
遂に見つけたカタクリの花。
奈良盆地を眺める。パラグライダー基地とはこれか。
2022年04月16日 12:17撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/16 12:17
奈良盆地を眺める。パラグライダー基地とはこれか。
水越峠にはイチリンソウが咲く。
2022年04月16日 13:11撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/16 13:11
水越峠にはイチリンソウが咲く。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

先週末、但馬の仏ノ尾で今シーズン最後の雪山を楽しんだ。しかし、隣の青ヶ丸の登頂を断念し、またの機会を狙うことになったのだが、あれだけ雪が残っているなら今週末もひょっとして、という思いは断ち切れずにいた。ところが、「てんくら」の予想では16日の氷ノ山、扇の山は午前中、「C」。予想天気図を見ると西から高圧部が日本列島に張り出してくるが日本海には前線があって、このやや込み合った等圧線部分で強風が吹くことが「C」の根拠と思われた。近畿地方はそのため南部のほうが相対的に天気はいい予想。とはいえ、午前中いっぱいはどこも曇りとなっている。
そんなわけで、雪を追いかけていた結果、繰り延べを重ねてきた葛城山に遂に行くことにしたのだった。なぜ葛城山かと言えば、阪神間からほど近いこの山にカタクリが咲き、しかもギフチョウが吸蜜訪れるということを知ったからである。55年ほど前、葛城山にほど近い二上山でギフチョウを採集したが、今もまだこんな近場にこの蝶がいるなんて、そんなエキサイティングな話ってあるか?!と感動した。そしてカタクリの存在。4年前まで住んでいた東北なら、春になるとどこにでも咲いていて何とも思わなかった花なのだが、こちらに来てからは一度も見る機会がなく、寂しく思っていたところだ。これが葛城山に行こうと思った理由。でも、お日様が照ってくれないと、カタクリもギフチョウも開店休業になる。お昼からは晴の予報なのでちょっと遅めに行動開始にして、昼近くに山頂部に出るというのがよさそうだ。
登山口の青崩近くに車を置いて、登山者が少ないはずの天狗谷へと向かう。空模様は未だに黒い低空の雲が支配して、雨に見舞われることのないよう、祈りつつ進む。前後に登山者がいて、下ってくる人たちもある。意外に人通りがあるようだ。道はしっかりと踏まれているが、崩落跡や渡渉点では沢床を行く。しかし特段の困難はない。周囲は檜の植林帯ながら、下生えが繁っているので、それほど殺風景でもない。兵庫県ではニホンシカが増えすぎて食害が激しく、草一本残っていない山が多いので、金剛山地が自然度高く感じられる。下生えが多いということは、花も多いということだ。花の一つもない兵庫県の山で感じる飢餓感から解放されて心が躍る。カタクリの株もあるが谷沿いのここには蕾や花はまだない。カンアオイも現れた。ミヤコアオイと呼ばれるものだろう。ギフチョウ発生の舞台装置は確かにここにある。さらに登っていくと、これも久しぶりのショウジョウバカマを見る。数本見つけて喜んでいると、登るにつれ次々にその数は増えて、やがて檜林の斜面を全て覆うような大群落となった。ショウジョウバカマの紅色の花が一面に広がっている。こんな大群落は東北ですら見たことはない。感動的である。次第に傾斜は緩くなって林道に飛びだすと、もう山頂はすぐだ。遊歩道に合流して、山頂直下の見晴らし台に出ると、満開を過ぎたコブシの大きな花びらが降り注ぎ、眼前には奈良盆地の素晴らしい眺望が広がっていた。新緑の輝く木々に桜の花がアクセントを添えている。ここで昼食とする。ありがたいことに次第に青空がのぞくようになり、陽の光も注ぎ始めた。今日は昨日までとは打って変わって気温がぐっと下がり、冷たい風が吹きつけているが、陽射しさえ出てくればカタクリの花とギフチョウにも会えるかもしれないと、期待感は膨らんでくる。
食後、大阪府最高峰とされる葛城山の山頂に上がってみる。そこは牧場のように広い笹原で、なんと山頂に郵便ポストが建つという風変わりなてっぺんである。風が冷たいので三角点を確認して、下の遊歩道に戻る。ここから天然の植生そのままという「ツツジ園」を通って水越峠へと向かう。ツツジ園はすぐ後ろの山頂部が障壁として働くためか風が弱く、日当たりがよいので温かい。そして空は雲がとれて待望の晴となった。
ツツジ園の下縁に近いベンチのような木製の大きな台座あたりに、待望のカタクリが開花している!にじり寄って「再開」を祝う。ここのカタクリは、デカい。色も濃い。随分あでやかな姿をしている。そしてついにギフチョウのお出ましだ!!羽化したてのきれいなギフチョウが、三々五々舞い降りる。二匹が巴をつくって舞い上がる。ギフチョウがいまだ多産するとは、素晴らしい。ギフチョウはじっとしておらず写真に収めることはできなかったが、50年以上見ることのなかった光景を存分に楽しんだ。こうして、期待以上の充実した山行となったのである。
そして帰りに道の駅「河南」に立ち寄り、地場野菜を求める。この辺り、イチゴ農家が多いらしい。素晴らしい芳香漂う「ジャム用イチゴ」をkinuasaが買ってきた。その豊かな味わい!子供の頃、近くのお百姓さんがリヤカーで売りに来たあの懐かしい完熟イチゴの味だ。50年、60年ワープしたようなこの一日だった。

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