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Yamareco

記録ID: 4187505
全員に公開
山滑走
道東・知床

北海道遠征2:斜里岳(オンネヌプリ)

2022年04月07日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:49
距離
14.8km
登り
1,082m
下り
1,066m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:12
休憩
0:37
合計
5:49
3:46
245
スタート地点
7:51
8:28
67
9:35
ゴール地点
天候 晴れ・風あり(〜約10m/s)
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
根北峠に駐車。10台程度は停められると思います。トイレ等はありません。一般通行車の休憩場にもなるので、駐車場スペースをフルで使う事は控えた方が良いと思います。
https://goo.gl/maps/K9eP1aeoduv4MR5s7
コース状況/
危険箇所等
【危険個所】
・東斜里岳西斜面のトラバースで滑落に注意が必要。
・滑走時、標高780m付近で登り返しを面倒がると登りルートよりも南側にずれてしまうので道迷いに注意が必要。
東斜里岳西斜面は斜度もそれほどなく、気持ちよく滑走できそうな感じです。(滑ってくればよかった…)
※ジオグラフィカでは、雪崩地形を着色する機能があり、その程度に応じてオレンジ色や赤色で可視化してくれます。
2022年04月19日 09:25撮影
4/19 9:25
東斜里岳西斜面は斜度もそれほどなく、気持ちよく滑走できそうな感じです。(滑ってくればよかった…)
※ジオグラフィカでは、雪崩地形を着色する機能があり、その程度に応じてオレンジ色や赤色で可視化してくれます。
登り返すのが面倒だったのでトラバースを続けた結果…。予定ルートから南側に大きく外れてしまいました。ここから根北峠までは緩やかな樹林帯で、方向感覚や距離感がなくなってしまいます。こういう状況での対応も勉強になりました。
2022年04月19日 09:25撮影
4/19 9:25
登り返すのが面倒だったのでトラバースを続けた結果…。予定ルートから南側に大きく外れてしまいました。ここから根北峠までは緩やかな樹林帯で、方向感覚や距離感がなくなってしまいます。こういう状況での対応も勉強になりました。
根北峠より、ヘッデンスタートしました。この時点では、ツボ足のトレ―スが1〜2人分しかなく「ここ最近誰も入っていないのでは?」と不安になりつつ出発しました。でも、ちょっと進むとたくさんトレースが出てきたので一安心…。(こんなことで安心したり不安になったりす必要はないのですが…)
2022年04月07日 03:43撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 3:43
根北峠より、ヘッデンスタートしました。この時点では、ツボ足のトレ―スが1〜2人分しかなく「ここ最近誰も入っていないのでは?」と不安になりつつ出発しました。でも、ちょっと進むとたくさんトレースが出てきたので一安心…。(こんなことで安心したり不安になったりす必要はないのですが…)
だんだん明るくなってきました。雪はしまっているし、気温も暖かすぎず寒すぎずで快適なハイクでした。このあたりはほどんど斜度がなく、ガツガツ進めます。
2022年04月07日 04:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 4:19
だんだん明るくなってきました。雪はしまっているし、気温も暖かすぎず寒すぎずで快適なハイクでした。このあたりはほどんど斜度がなく、ガツガツ進めます。
急に視界が開けました。正面の三角形のピークが東斜里岳だと思います。斜里岳のピークは右奥です。写真ではわかりづらいですが、ここから見てもまだまだ遠いです。
2022年04月07日 04:39撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
1
4/7 4:39
急に視界が開けました。正面の三角形のピークが東斜里岳だと思います。斜里岳のピークは右奥です。写真ではわかりづらいですが、ここから見てもまだまだ遠いです。
先の写真から少し進んだことろのハイマツ帯です。いい感じで空が明るくなってきました。オホーツク海上空に雲が残っていますが、回復する見込み。いい1日になりそうです。
2022年04月07日 04:47撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 4:47
先の写真から少し進んだことろのハイマツ帯です。いい感じで空が明るくなってきました。オホーツク海上空に雲が残っていますが、回復する見込み。いい1日になりそうです。
尾根から南斜面をトラバースして沢地形に入っていきます。こんなことで日の出を見ることになるとは…。山の中で日の出を見るのはナイトハイクの楽しみの1つです。
2022年04月07日 04:52撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 4:52
尾根から南斜面をトラバースして沢地形に入っていきます。こんなことで日の出を見ることになるとは…。山の中で日の出を見るのはナイトハイクの楽しみの1つです。
ダケカンバ?白樺?登山5年目なのに、いまだに植生は全然わかりません。少しは勉強しないと…。でも、白い雪に青い空、茶色の木々もノスタルジックでいい感じです。
2022年04月07日 05:16撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 5:16
ダケカンバ?白樺?登山5年目なのに、いまだに植生は全然わかりません。少しは勉強しないと…。でも、白い雪に青い空、茶色の木々もノスタルジックでいい感じです。
沢の中はデブリもなく歩きやすかったです。沢地形に入ると、急に秘境感が出ていい感じです。
2022年04月07日 05:16撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 5:16
沢の中はデブリもなく歩きやすかったです。沢地形に入ると、急に秘境感が出ていい感じです。
本日2度目の日の出?朝焼け(夕焼け)もそうですが、何か懐かしさを感じさせます。このあたりは、あまり斜度もなく気持ちよく進んでいけます。
2022年04月07日 05:21撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 5:21
本日2度目の日の出?朝焼け(夕焼け)もそうですが、何か懐かしさを感じさせます。このあたりは、あまり斜度もなく気持ちよく進んでいけます。
2022年04月07日 05:21撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 5:21
少し狭くなっている箇所です。左側からの落雪に注意が必要です。この時間帯は雪も締まっていたのであまり心配せずに進んでいきました。
2022年04月07日 05:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 5:28
少し狭くなっている箇所です。左側からの落雪に注意が必要です。この時間帯は雪も締まっていたのであまり心配せずに進んでいきました。
途中で沢の分岐があります。ここは右側を上がりました。が、左側から登っても右に進路を変えれば合流可能です。右側の方が斜度がきついので、ここは左側から登っても良いと思います。(スキー滑走時は左側より降りてきました)
2022年04月07日 05:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 5:37
途中で沢の分岐があります。ここは右側を上がりました。が、左側から登っても右に進路を変えれば合流可能です。右側の方が斜度がきついので、ここは左側から登っても良いと思います。(スキー滑走時は左側より降りてきました)
標高1,000m未満とは思えない植生。やはり北海道…。
2022年04月07日 05:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 5:37
標高1,000m未満とは思えない植生。やはり北海道…。
斜度がだんだんときつくなってきました。バーンの幅も広がってきて、このあたりより上部は気持ちよく滑走できそうです。
2022年04月07日 06:01撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 6:01
斜度がだんだんときつくなってきました。バーンの幅も広がってきて、このあたりより上部は気持ちよく滑走できそうです。
稜線まではあと少しです。この時間はやはりカリカリです。自分の技量では滑落の危険性があるのであきらめてシートラに変更しました。太陽光の反射でクラストしているのが分かります。下山時には少し緩み始めていて楽しく滑走できました。
2022年04月07日 06:39撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 6:39
稜線まではあと少しです。この時間はやはりカリカリです。自分の技量では滑落の危険性があるのであきらめてシートラに変更しました。太陽光の反射でクラストしているのが分かります。下山時には少し緩み始めていて楽しく滑走できました。
南斜里岳方面。上部の木々は樹氷になっており、環境の過酷さを物語っています。深い青色の空が素晴らしいです。
2022年04月07日 06:54撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 6:54
南斜里岳方面。上部の木々は樹氷になっており、環境の過酷さを物語っています。深い青色の空が素晴らしいです。
コルより20〜30m程上の稜線に出ました。このあたりはもう雪がつながっておらず、ハイマツ漕ぎが発生…。今はいやいや藪漕ぎしていますが、そのうちなんとも思わなくなるのかな?
2022年04月07日 07:04撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 7:04
コルより20〜30m程上の稜線に出ました。このあたりはもう雪がつながっておらず、ハイマツ漕ぎが発生…。今はいやいや藪漕ぎしていますが、そのうちなんとも思わなくなるのかな?
稜線上より東斜里岳方面。やはり稜線上は思ったほど雪がありませんでした。でも、下りはスキーのまま降りてこられそうです。ここからは、東斜里岳西斜面のトラバースとなるので滑落しないよう注意が必要です。
2022年04月07日 07:06撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 7:06
稜線上より東斜里岳方面。やはり稜線上は思ったほど雪がありませんでした。でも、下りはスキーのまま降りてこられそうです。ここからは、東斜里岳西斜面のトラバースとなるので滑落しないよう注意が必要です。
斜里岳と東斜里岳のコルに出ました。ここからは夏道と同じルートをたどっていきます。山って近いようで遠い。でもいざ歩くとすぐに到着する場合もある。不思議な感覚です。ワクワク度合と時間感覚が反比例しているのかな?
2022年04月07日 07:41撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 7:41
斜里岳と東斜里岳のコルに出ました。ここからは夏道と同じルートをたどっていきます。山って近いようで遠い。でもいざ歩くとすぐに到着する場合もある。不思議な感覚です。ワクワク度合と時間感覚が反比例しているのかな?
斜里岳山頂より斜里方面。町の先にはオホーツク海もばっちり!さすがに流氷は見れなかったけど、いい景色見させていただきました。無事に登頂できたことに感謝!
2022年04月07日 08:03撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 8:03
斜里岳山頂より斜里方面。町の先にはオホーツク海もばっちり!さすがに流氷は見れなかったけど、いい景色見させていただきました。無事に登頂できたことに感謝!
恒例のジャンプ!中央奥には(恐らく)海別岳が見えます。山頂の道標は5cm程度しか出ておらずほぼ埋まっています。前回の旭岳に続き最高の天気です。思ったよりも早く着いてしまった…。いくら晴れているとはいえ、山頂はそれなりに寒かったので、ちょっと休憩してドロップ!滑りも楽しめました。
2022年04月07日 08:09撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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4/7 8:09
恒例のジャンプ!中央奥には(恐らく)海別岳が見えます。山頂の道標は5cm程度しか出ておらずほぼ埋まっています。前回の旭岳に続き最高の天気です。思ったよりも早く着いてしまった…。いくら晴れているとはいえ、山頂はそれなりに寒かったので、ちょっと休憩してドロップ!滑りも楽しめました。
斜里岳山頂より東斜里岳方面。斜里岳には6つの爆裂火口があるそうです。同じ火山でも、【北海道遠征1:旭岳】とは異なりギザギザって感じです。
2022年04月07日 08:20撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 8:20
斜里岳山頂より東斜里岳方面。斜里岳には6つの爆裂火口があるそうです。同じ火山でも、【北海道遠征1:旭岳】とは異なりギザギザって感じです。
斜里岳山頂より西方面。中央奥に屈斜路湖が見えます。最初は、あそこだけ霧がかかっている?と思っていました。2日前に登った大雪山系が見えない…。(遠くがかすんでいた事もありますが…)北海道の大きさを痛感します。
2022年04月07日 08:20撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/7 8:20
斜里岳山頂より西方面。中央奥に屈斜路湖が見えます。最初は、あそこだけ霧がかかっている?と思っていました。2日前に登った大雪山系が見えない…。(遠くがかすんでいた事もありますが…)北海道の大きさを痛感します。

装備

個人装備
雨具 防寒着(ダウンジャケット) ツェルト 救急セット アイゼン ピッケル ゾンデ ビーコン スコップ クライミングスキン クトー(スキーアイゼン) ヘッドライト モバイルバッテリー サングラス ゴーグル 手袋(予備)

感想

北海道遠征第2弾は斜里岳!下記の動画を見て斜里岳滑りに行きたいというのがきっかけでした。登山届を作成中、斜里岳が百名山である事が発覚…。今まで、北海道の山にはあまり関心がなかったので。とはいえ勉強不足でした。相変わらず山頂方面はカリカリでしたが、途中からは最高のシャバ雪でした。
https://www.youtube.com/watch?v=09NgKjGO490&t=1104s

【標高780m付近】
ハイマツ帯を超えたあたりで南斜面をトラバースして沢地形に入っていきます。大きな雪崩痕はありませんでした。登り返すのが面倒なので、できる限り標高を落とさないようにトラバースしていきます。逆に、下りは少し登ることになります。後述しますが、登り返しを面倒がってトラバースで滑っていくと、違う方向に滑ってしまうので注意が必要です。
【標高940m付近】
正面に岩がでてきて沢の分岐があります。他の投稿では右側を登っているものが多かったので右側から登っていくことにしました。左からでも合流は可能です。
【標高1050m付近】
クトーを装着しました。斜面はカリカリだし、斜度も急になってきました。谷幅も狭くなってきて、雪崩等にも注意が必要です。
【標高1,350m付近】
シートラに装備チェンジしました。斜度的にはまだジグれば上がれそうでしたが、ソロだし無理はできないので…。滑走だととても楽しいのに、登りだとやはり緊張感があります。スキーは昔からやっていたので慣れているのかな?
【標高1,390m付近】
稜線上はハイマツが露出していました。ここから東斜里岳と斜里岳のコルに向けてトラバース気味で登っていきます。東斜里岳西斜面のバーンも楽しく滑れそうです。が、登り返しが必要な上、疲労もたまっていたのであきらめてしまいました。(ちょとだけ後悔)

【ドロップポイント】
斜里岳山頂より200mほど戻った標高1,500m付近の小ピークからドロップしました。斜里岳神社があることろには平らで微妙に登り返しもあるので…。ちょっとだけハイマツ帯がありましたが、気合で突破しました。また、【標高780m付近】に記載しましたが、登り返しを面倒がってトラバースしていくと、登りルートよりもかなり南側に出てきてしまいます。私の場合は仕方なくGPS(スマホ)を頼りにルート修正しました。

【ジオグラフィカの解析結果】
平面距離:14.7km
沿面距離:15.1km
最低高度:487m
最高高度:1,547m
累計高度(+):1,184m
累計高度(-):1,189m
平均速度:2.6km/h
最高速度:32km/h

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