吉田山−前高森山−不動滝(周回)
- GPS
- 05:45
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,034m
- 下り
- 1,025m
コースタイム
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スタート地点からしばらくが、ちょっと不安になります。 キャンプ場からは安心安全な登山道。 吉田山から前高森山までは、すばらしい道です。が、前高森山直下がかなりの急登。 前高森山から不動滝までの下りは、激ヤバです。 不動滝の上部の渡渉は、足を滑らせたら一巻の終わりです。 |
写真
感想
今回の教訓。「足あと」は道ではない。
激ヤバだった。自分史上、もっともヤバかった。
藪漕ぎマニアの方に、ヤバ度を判定してもらいたい。
くたくたに疲れたので、もう寝ます。
気が向いたら更新しますが、しないかも。
(追記)
二日前に初めて吉田山に登った( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4181908.html )。
その際、登山道とはされていない道を登った。帰宅後調べると、「足あと」もない。
しかし(一部、切り立った痩せ尾根なんかもあるにはあったが)比較的歩きやすい道だった。
という経験を踏まえての、今回のルート設定。
登山道ではないが「足あと」は割と太い。
前高森山で進むべき方向を見れば、完全に笹に埋もれている。
スマホを片手に、「足あと」を頼りに下っていく。
かなりの急坂。
背丈ほどある笹に埋もれた坂を歩くのは、登りは(ぼくには)不可能だけれど、下りなら笹を踏みつけてなんとか進める。
しかし、斜度がさらに急となる。
スマホ片手ではちょっと危険だ。スマホをポケットにしまい、慎重に歩く。
しばらく下って、斜度が緩くなった地点でスマホを確認する。
「足あと」から、少しズレている。
ここで、ぼくはミスを犯す。
ズレを修正しようと、逆に進む。
ズレを、GPSの誤差だと思い込んでしまったのだ。
誤認した理由はあとで分かる。
眼下に川の流れが見え、スマホの地図と見比べる。
自分の左手に川が見えるが、地図上では川の左を歩く(つまり川が右手に見える)ことになっている。
おかしい、おかしいと思いつつ、下る。
川の付近まで下りてきてようやく気がつく。ぼくの見ている川は地図に記されていなかった。地図に記された川は、見えていなかった。
そこまで、道なき道を、かつて誰かが歩いたという記録だけを拠り所に歩いてきたのに、唐突に未踏の地に放り出される。
歩いた記録がないということは、進むことができないかもしれない、ということ。沢に迷い込んで進退窮まる、という遭難の体験談は割と聞く話だ。
強烈な不安に襲われる。
MB5。マジでベソかく5秒前。
不安だけを抱えて歩き続け、とうとう切り株を見つけて狂喜乱舞したぼくの気持ちを、分かってもらえるだろうか?
「人の痕跡だ!」
誰かが来たことがあるのなら、そこに道はあるハズ。
「え、ここ?」
というような場所もあったけれど、進むにつれ、徐々に人の痕跡が増え、ゴールを感じられるようになる。
たどり着いたのは、不動滝の上。
高森の不動滝。一見の価値はある大瀑布。
いまぼくは、そこの上に立っている。ここを渡らなければ帰れない。
4月の15時。少し戻って滝を回り込むことも時間的に微妙。なにより、ぼくの体力精神力が限界に近い。
渡るしかない。
流れに足を取られればもちろん、長い年月流れで丸く滑りやすくなった岩に足を滑らせても、一巻の終わり。
いまこうして、ヤマレコをアップできていることを感謝したい。
コメント
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無事に戻られてなによりです。
ひとつ教えていただきたいのですが、本沢を下って右岸から最後の滝の上に出てくるミチって
それっぽく有るのですか? 数回足を運んだ事があるのですがイマイチ良く分かりません
余裕がなかったせいか、すでに記憶があやふやなのですが…、
滝の上に出てくるミチは、それっぽく有ったように記憶しています。
滝の直前は、もう大丈夫だと安堵しながら歩いていました。迷うことなく、素直に歩いて、滝の上でした。
本沢を渡渉しながら下ると、最後に比較的大きな
コンクリート製の堰堤があります。
この堰堤を越える前に右の斜面へ一旦登ったのでしょうか?
それともこの堰堤を越えてから右の斜面を進んだのでしょうか?
度々の質問で申し訳ありません。
ご教示ください。
あやふやな記憶でお答えするのが申し訳ないのですが、ぼくの記憶では「堰堤を越える前に右の斜面へ一旦登った」のでも、「堰堤を越えてから右の斜面を進んだ」のでもありません。堰堤より前で右の斜面に入り、そのまま不動滝の上まで歩いた、という認識です。
ちょうどいま、TYSさんもコメントされているkm90253さんのレコ( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2763121.html )を見ていたのですが、あんなにたくさんの堰堤があったのかと驚いていたところです。
ぼくが「この堰堤をどうやって越えよう」と少し悩んだのは一箇所だけです(写真42)。ほかは、すべて樹間から横目に堰堤を見ただけ(一箇所、堰堤のコンクリートを踏んだか?)でした。
沢歩きと呼べる部分は少なく、多くの部分で斜面を進んでいたように記憶しています。
左の沢から本沢に合流し、一度渡渉したあとは右岸の斜面を進んだんじゃなかったかなぁ。
本沢に降りてから、早い時点で右岸に上がられたようですね。
地元ですから、不動滝起点で登山が楽しめるルートが出来ると
いいなぁと思っていてお尋ねした次第です。いずれ探索してみます。
ありがとうございました。
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